グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2014年4月16日

QBマット・フリンと再契約

FAとなっていたQBマット・フリンがパッカーズとの再契約に合意した。金額も年数も今のところ不明。彼はこの日ジャイアンツ(元QBコーチのボブ・ベン・マカドゥーが新OC)を訪問する予定になっていたが、そのことがパッカーズ側の譲歩を引き出したのかもしれない。これでパッカーズのQB陣は昨季終盤と同じ陣容となった。昨季中盤の大混乱で、首脳陣も控えQBの重要さを思い知らされたのは間違いない。フリンとしてももう先発のチャンスがない以上、慣れ親しんだシステム・環境で続けるメリットは大きい。

マッカーシーHCは2月に「QBは4人必要」と語っていたので、ドラフト下位あるいはドラフト外で1人獲って4人体制でキャンプを迎えることになりそう。昨年キャンプイン時の控えQB陣がグレアム・ハレルとB.J.コールマンだったことを考えると、2番手・3番手とも大きなグレードアップだ。スコット・トルジーンの成長しだいではフリンの2番手の座も安泰でないが、トルジーンが伸び悩んだ場合の保険があるのは大きい。

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マット・フリン Matt Flynn はテキサス州タイラー出身の28歳。ルイジアナ州立大では3年までジャマーカス・ラッセルの控えを務め、4年目に先発昇格して全米王座に大きく貢献。2008年ドラフト7巡でパッカーズに入団すると、不振のブライアン・ブローム(同期2巡)を追い抜いて2番手QBとなった。2010年第15週NE戦と2011年第17週(球団記録タイの6TDパス)の大活躍により、注目を集める存在に。

2012年春にシーホークスへFA移籍したものの、驚異の新人QBラッセル・ウィルソンに敗れ、ふたたび控えに。昨年はトレードでレイダーズに移ったが、ここでも先発QBになれず10月に解雇。次のビルズも半月ほどで解雇されてしまった。ロジャース長期欠場で苦しむパッカーズに再び拾われると、MIN戦(引き分け)、ATL戦、DAL戦といずれも大きな劣勢を跳ね返す活躍で、逆転プレーオフへの道を開いた。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player