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Notebook: DEマイク・ダニエルズの躍進
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年11月16日
先週はケガによる欠場が2人だけだったが、今週は再び増えてしまった。
- 水曜には楽観論が流れたRTドン・バークレー(ヒザ)だがけっきょく3日間とも練習できず。RTマーシャル・ニューハウスの今季初先発が濃厚となった。シェロッドの復調が十分でなければ、緊急時の控えとしてバークレーをアクティブ登録する手はある。
- Cイヴァン・ディートリック=スミス(ヒザ)は水木と練習したあと金曜は休養した。1stチームのセンターをガース・ゲアハート(プラクティス・スクワッド)が務めていたことからすると、出場は確実だろう。ヒザが悪化したのであればRGラングにセンター練習をさせるはずだからだ。
- CBサム・シールズは練習ですこしハムストリングを痛めたため金曜は大事を取ったが、出場は問題なし。DEジョニー・ジョリー(鼠蹊部)とOLBマイク・ニール(腹部)は水木と休んだあと金曜の練習に参加し、なんとか出場の見込み。
- 足首を負傷したOLBニック・ペリーは欠場が確実に。
- ハムストリング問題が再発したCBケイシー・ヘイワードの復帰時期についてマッカーシーHCは明言を避けたが、その後で「飛躍を期待した2年目シーズンをこうした形でまるまる棒に振るのは、本人にとって非常に苛立たしいことだろう」と語ったので、ちかくインジャリーリザーブ入りするのではないか。CB陣は現在7人(通常は6人)いるので補強は不要のはず。
- 前回の記事で「練習復帰したDEウォージーとSリチャードソン(PUPリスト)について、来週にはロースター判断をしなければならない」と書いたが、やはり3週間の猶予期間があるらしい。最近PUPのシステムが変わったため、現地記者たちも混乱している。
- TEジャーマイケル・フィンリーは木曜にピッツバーグの専門医のもとで脊髄の手術をぶじ終えた。すでに立ち上がって歩けており、金曜中にもグリーンベイへ帰る予定。数週後には軽いワークアウトを再開し、回復期間は3-4か月を予定しているとのこと。もちろんまだ現役続行できると決まったわけではない。
- ジャイアンツではCBコーリー・ウェブスターが欠場。DEジェイソン・ピエール=ポール(肩)は金曜に練習復帰して"Questionable"に。RBジェイコブスの出否は微妙だが、先発RBはアンドレ・ブラウンで、先週115ydsを走っている。
- その他ジャイアンツでは、Cデヴィッド・バース、OGクリス・スニー、RBデヴィッド・ウィルソン、FBヘンリー・ヒノスキ、DTショーン・ロジャース、CBアーロン・ロスといった主力級の選手たちがインジャリーリザーブ入りしている。
- QBマット・フリンとは1年契約で、ベテラン最低額(NFL経験4年-6年)の$71万5千ドルとのこと。実際には残り7週しかないので、約29万4千ドルとなる。2年契約を結んだトルジーンと違い、フリンとは今季限りの短期的な関係で終わるかもしれない。
- QBスコット・トルジーンの兄マイクJr.は空軍のパイロット。負傷者を搬送する医療救助チームの一員として、すでに2回のアフガニスタン駐留を経験している。歩兵たちの勇気とは比べものにならないとマイクJr.は謙遜するが、低空飛行時に地上から攻撃(すでに数回)される恐怖や、18歳の若者の遺体を搬送する悲しみは想像するに余りある。「そうしたことを考えるのは精神的な助けになる。NFLのゲームの重大さを軽減させてくれるから。もちろんNFLってのは大変なものだ。しかし兄貴が経験してることと比べたら大したことじゃない」とQBトルジーン。
- 一昨年、プロデイの準備をするQBトルジーンの指導に当たったのが元ビルズのQBロブ・ジョンソン。父ボブとともに、サンチェス、ギャバート、ショーブ、カーソン・パーマーといったQBたちのトレーニングを手伝ってきた。「トルジーンがドラフトされなかったのは本当にショックだったよ。まったく理解できない。僕が関係した中で、彼は最高のハードワーカーの1人だ。メディアの目があってもなくても関係ない。本物の努力家だ」「49ersがピストルオフェンスとかゾーンリードに移行したのはわかるが、コルト・マッコイを残して彼を解雇するなんてね。私は2人とも指導したけど、トルジーンの方が上だ。比べものにならない」
- QBトルジーンは49ersのオフェンスを学ぶため、球団施設に2週間も泊り込んだことがある。パッカーズではそこまでしていないが、彼がちゃんと帰ったかどうかマカドゥーQBコーチは毎日チェックしているという。
- ProFootballFocusによると、今季RBエディー・レイシーは相手に32回ミスタックルさせ、これはNFL3位タイの好成績。1位RBマーショーン・リンチ(51)、2位RBエイドリアン・ピーターソン(40)。
- RBレイシーはパスプロテクションでも予想以上の働きを見せている。ProFootballFocusが算定した "Pass Blocking Efficiency" は全RB中4位の97.8。パスブロック67回で被サックゼロ、プレッシャー2回のみ。
- STATS社の調べによると今季パッカーズのパス落球はわずか7回で、落球率3.3%はNFLで最も低い。
- いっぽうJournal Sentinel紙の判定ではパス落球は9回。WRジョーンズ(ターゲット45回)とWRコブ(42)は落球ゼロ、WRネルソン(73)もわずか1回と非常に優秀だ。WRボイキン(34)が2回、WRホワイト(11)が1回、TEフィンリー(34)がチーム最多の3回、TEクウォレス(21)が1回、TEテイラー(5)が1回。RB陣(37)は落球ゼロ。
- 今季不振のディフェンスの中で最大の光明はプロ2年目のDEマイク・ダニエルズ。パスシチュエーションのインサイドラッシャーとして開幕時はデイトン・ジョーンズやニールより順位が低かったが、今やDL陣最高のパスラッシャーとなっている。あるNFC球団首脳は、「彼は素晴らしいシーズンを過ごしている。ウチのOLたちには『おい、この選手に用心しとけ』と私なら言うだろうね。すでにプレミア・プレーヤーだ」と絶賛。
- Journal Sentinel紙によると、今季DEダニエルズはパスラッシュ機会272回でプレッシャー17.5回。つまり15.5スナップに1回プレッシャーに成功している。DEジョーンズは29スナップに1回、DEジョリーは64.9スナップに1回、DEラジは72.7スナップに1回。優勝に大きく貢献したDEカレン・ジェンキンズの2010年シーズンは16.1スナップに1回で、DEダニエルズはそれを上回っている。
- CBヘイワードが当分欠場するため、ニッケル隊形でのスロットにはCBトラモン・ウィリアムズが入り、ダイムバックはCBマイカ・ハイドが務める。つまりヘイワード復帰前と同じだ。ジャイアンツはエースWRヴィクター・クルーズがスロットに入ることが多いので、CBウィリアムズの役割は重要になる。
- シーズンエンドの可能性も高いCBケイシー・ヘイワード(ハムストリング)についてウィットCBコーチ。「オフシーズンの彼は素晴らしく、昨年とはまるで別人のように成長していた。先発の座を奪う可能性もかなりあっただけに、キャンプ直前の負傷が残念だった」
- 何年もインターセプトを量産してきたパッカーズディフェンスだが、今季はNFL最小の3回と低迷。INTチャンスを逃した回数ではすでに昨季のトータルと並んだ、とウィットCBコーチは見積もっている。「多くないチャンスにこれほど落球しているのだから当然だ。長いこと成功を収めていた部分だけに、この件が話題になるのは無理もない。しかしそのために我々のディフェンスを変えるわけにはいかない。ボールを狙うために本来のカバレッジから離れて飛び出すようなことはね。それをやったら最悪だと思う」
- OLBクレイ・マシューズはイーグルス戦でのラフィングザパサーで$15,750ドルの罰金、OLBマイク・ニールにはフェイスマスク(審判は見落とし)で$7,875ドルの罰金が言い渡された。
- ジャイアンツは開幕6連敗のあとの3連勝で、地区首位まで1.5ゲーム差。とくにディフェンスが調子を上げ、過去3試合のトータルディフェンスはなんと平均206.7yds。ここ14クォーターでわずか1TDしか許していない(他はオフェンスやスペシャルチームが許したTD)。強力なフロント4がチームを引っ張る形は変わっていない。元パッカーズのDTカレン・ジェンキンズもローテーションの一角で頑張っている。
- ランボーフィールドのアトリウム改修工事のため、パッカーズ・ホール・オブ・フェイムは今度の日曜いっぱいでいったん閉鎖され、次にオープンするのは2015年の4月となる。これまで地階にあった同施設はアトリウムの1階・2階に移され、面積が広くなり、より充実した展示となる予定。なおパッカーズ・プロショップやスタジアム・ツアーは工事中も休まず営業する。
- 改修工事中、パッカーズ・ホール・オブ・フェイム展示品の一部は Neville Public Museum (グリーンベイ市とブラウン郡が共同運営する博物館)に移され、ちかく見学が可能になる予定。
Green Bay Packers Injury Report |
Player |
Pos. |
Injury |
Wed |
Thu |
Fri |
Status |
Notes |
Aaron Rodgers |
QB |
Collarbone |
× |
× |
× |
Out |
欠場 |
Casey Hayward |
CB |
Hamstring |
× |
× |
× |
Out |
欠場 |
Nick Perry |
OLB |
Foot/Ankle |
× |
× |
× |
Doubtful |
欠場 |
Don Barclay |
T/G |
Knee |
× |
× |
× |
Questionable |
欠場の方向 |
Andy Mulumba |
OLB |
Ankle |
△ |
△ |
× |
Questionable |
微妙 |
Evan Dietrich-Smith |
C |
Knee |
△ |
△ |
× |
Probable |
出場 |
Ryan Pickett |
DT |
Knee |
△ |
△ |
△ |
Probable |
出場 |
Johnny Jolly |
DT |
Groin |
× |
× |
△ |
Probable |
出場 |
Clay Matthews |
OLB |
Thumb |
〇 |
〇 |
〇 |
Probable |
出場 |
Mike Neal |
OLB |
Abdomen |
× |
× |
△ |
Probable |
出場 |
Sam Shields |
CB |
Hamstring |
- |
- |
× |
Probable |
出場 |
New York Giants Injury Report |
Player |
Pos. |
Injury |
Wed |
Thu |
Fri |
Status |
Corey Webster |
CB |
Groin/Ankle |
× |
× |
× |
Out |
Brandon Jacobs |
RB |
Hamstring/Knee |
× |
△ |
△ |
Questionable |
Jason Pierre-Paul |
DE |
Shoulder |
× |
× |
△ |
Questionable |
Bear Pascoe |
TE |
Ankle |
× |
△ |
△ |
Probable |
Terrell Thomas |
CB |
Knee |
× |
△ |
△ |
Probable |
Probable |
: |
75% chance a player will play |
Questionable |
: |
50% chance a player will play |
Doubtful |
: |
25% chance a player will play |
Out |
: |
Player will not play |
|
|
|
○ |
: |
Full Participation |
△ |
: |
Limited Participation |
× |
: |
Did Not Participate |
- |
: |
Not Listed |