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Packers - Eagles Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年11月12日
- マイク・マッカーシーHC。「クォーターバックというポジションの重要性はわかっている。しかしチーム全員がそれぞれ自分の役目を果たし、細かい部分も含めて最善のプレーをすることが大事だ。全員が出来る限りの仕事をすれば、我々は試合に勝てるだろう」
- マッカーシーHCは激しい怒りを示し、「ヘッドコーチとしてこのチームに失望している。修正すべき同じ問題を繰り返しているからだ。明日からまた取り組まなければならない。今は詳しいことは言いたくない」と言うにとどめた。何について言ったのかわかりにくいが、2試合連続で第4Qに9分もの時間消費ドライブを許したラン守備、あるいはビッグプレーを防げないセーフティ陣、といったあたりだろう。
- Journal Sentinel紙のボブ・マッギン記者は、「この怒り方が明日も続くようならケイパースDCやディフェンスのスタッフの首が危ないかも」とまで書いている。
- ILB A.J.ホーク。「ケガ人が多いなどと自分たちを憐れんでも仕方がない。審判に文句を言っても仕方がないのと同じことで、何の役にも立たないからだ。だから僕らは戦い続け、前に進み続けるだけ。僕らが消えていくと誰もが思っているけど、そんなことはない。僕らは復活できる。急速に悪化してきただけに、できるだけ早く上向きに変えないと」
- Sモーガン・バーネット。「僕らは自信を失ってなどいない。1つにまとまっているし、パニックになってもいない。今日はつらい敗戦だった。僕らはお互いに対して、自分の役割に責任を持たなきゃいけない。自分のユニットだけじゃなく、チーム全体に対して」
- CBトラモン・ウィリアムズ。「パニックには決してなるべきじゃない。しかし危機感は必要だろう」
- DE B.J.ラジはまるでプレーオフに敗れたかのように落ち込んだ話しぶり。「相手の方がエクセキューションで上回っていたと思う。相手の方がハードにプレーしていると思えるときさえあった。僕らはそういうことに我慢がならない。この2週間、僕らは自分たちの基準に満たないプレーしかできず、今日はとくにそうだった。でも修正はできると僕は信じてる。僕らをサポートするために集まってくれたファンの前でこんなプレーしかできないのは残念だし、悲しいことだ。こういうのは受け入れがたい」
- NFL初出場でよく頑張ったQBスコット・トルジーン。
- 「先日アーロンが倒れた以上、準備をしておくのは当然のことだ。あとケガ1つで自分の出番になるのだから。だから、先発組だろうと3番手だろうと毎日同じように仕事をすることが大事だ。僕はこれまで4番手であることが多かったけど、それでも取り組み方は変わらない。『自分がスターターのつもりで準備しろ』というのは単なる決まり文句じゃない。その言葉を心から信じ、必ず実行するよう心掛けること。そうしておけば機会が訪れたとき、何も驚くことはない」
- 「大事なのは向上を続けること。自分を反省することから始めなければいけないし、今日は反省すべきプレーがいくつかあったのはたしかだ。でも僕を助けてくれた選手たちに感謝している。そしてコーチたちも、僕が出場できるよう準備をさせてくれた」
- 「(第2Qのインターセプトは)敵陣ゴール前で大きなチャンス。こちらのプレーコールにとって相手守備は理想的な形だった。今思えば(バックショルダーでなく)奥のパイロンの方へ投げるべきだったろう」
- マッカーシーHC。「彼は見事な働きをしたと思う。彼が練習で一度も投げていないようなプレーも我々はコールした。過去に所属した2球団とは用語からして違うが、彼は経験のあるプレーにうまく置き換え、おおむねシームレスにハドルを引き継いでくれた。準備不足を考えれば、彼のゲームマネジメントは素晴らしかった」
- WRネルソン。「彼はハドルで自信を持っていた。代役でフィールドに入り、アグレッシブにプレーした。恐れることなく自分の仕事をした」
- RG T.J.ラング。「スコットと同じチームになって9週か10週経つけど、彼の努力の量は大変なものだ。よきプロフェッショナルだよ。常に自分が出場するように準備をしている。今日はおおむねその成果が出せたと思う。フィールドで自信と落ち着きをもってプレーしていた」
- 来週QBトルジーンが先発出場することはすでにマッカーシーHCが明言している。3試合の間に3人のQBが先発するのは、パッカーズでは1987年以来26年ぶり。
- プレシーズンを含めた今季パッカーズの控えQBたちで、今回のQBトルジーンの1試投あたり7.2ydsゲインはダントツ1位(ロジャースは8.8yds)。ウォレス5.8yds、ヴィンス・ヤング4.4yds、グレアム・ハレル4.0yds、B.J.コールマン3.8ydsと控えQB候補たちは酷い成績で、ダウンフィールドに通せるトルジーンが次の先発に指名されたのは無理もない。
- 今回は彼の父と叔父と叔母たちがランボーフィールドに応援に来ていた。今週プラクティス・スクワッドから昇格したために来たのだが、嬉しいNFL初出場を目撃することに。トルジーンはシカゴ近くの出身で家族はみなベアーズファン。しかし彼は幼い頃にパッカーズのユニフォームが気に入ってしまい、一家でただひとりのパッカーズファンとして育った。
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解は第2Q半ばのインターセプト。敵陣05ydsでの3rdダウン3、1バック(クーン)・1TEの3WR隊形。相手の6メンラッシュに対し、TEボスティックとFBクーンが残って7メンプロテクションとし、3WRだけがルートを走る。左スロットからWRネルソンがクイック・アウトのルートを走ったが、胸の高さのボールでは身長差5インチを活かせず、小兵のCBボイキンに前をカットされてしまった。高く投げるか奥に投げるべきだった。
- これまでも黒人クォーターバックが出場したことはあったが、先発となると今回のQBセネカ・ウォレスが球団史上初めてだったらしい。1955年にQBチャーリー・ブラッキンズ、1987年にQBウィリー・ギラスが途中出場している。QBアーロン・ブルックスは1999年4巡指名だったが、出場しないうちにセインツにトレード。
- パッカーズは月曜にQBマット・フリンのワークアウトを行う。先週の時点ではさほど強い興味ではなかったが、QBセネカ・ウォレス負傷で本気になった形だ。もしウォレスが今週末にプレーできる状態でないなら、即インジャリーリザーブ入りさせて補強することになりそう。QBを4人ロースターに置く余裕はないからだ。
- NFL2年目で初キャッチだけでなく、初タッチダウンも決めたTEブランドン・ボスティック。いったんショートアウトに出て、その後に縦に切れ上がるルートだった。「練習で僕が毎日やっているプレーだ。ちょっとしたダブル・ムーヴで、あとはキャッチしてタッチダウンしただけ」「夢がかなった気持ちだ。でもあまり喜ぶ気にはなれない。僕らは負けたんだから」
- 前述のインターセプト&76ydsリターンでは、TEボスティックがCBボイキンをサイドラインにうまく追い詰めてタッチダウンを防いだ。その後ディフェンスが頑張り、相手キッカーが39ydsFGを失敗したため失点せずに済んだ。
- チャレンジでTDが認められなかったことにWRジョーディ・ネルソン。「もちろん落胆している。腕がボールの下に入っていることを映像が示していると思ったんだけど。でもボールが動いている明らかな証拠があった、と審判はマイク(マッカーシーHC)に説明したようだ。仕方がない」
- ラン攻撃はシャットアウトされ、19ydのQBスクランブルを除けば1回平均わずか2.8yds。6yds以上のランが2回しかなかった。
- RBエディー・レイシー。「相手がボックスに人数を集めていたのはたしかだ。そうしたときにランでボールを進めるのは本当に大変だけど、僕らはできるだけのことをした。じゃあどうすればいいか? 僕にはわからないよ」
- T.J.ラングは生まれて初めてセンターで実戦出場したが、ショットガンスナップのミスもなく、よい働きだった。脳震盪明けで金曜にすこし体を動かしただけ、という事情を考えればなおさらだ。
- 初めてのセンターについてT.J.ラング。「グレッグ(ヴァンローテン)のIR入り以来、イヴァン(Cディートリック=スミス)の負傷時には僕がセンターに入る予定でずっと練習してきた。今日最大の目標はスナップがQBの頭を越さないようにすることで、その点ではよくやったと思う。ただランゲームでは向上が必要だ。イヴァンが無事であることを願ってるけど、もしこのままセンターを続けるなら、僕がもっといい仕事をしないと」
- 第8週までOL陣はケガがなかったが、先週のRGラングの脳震盪に続き、今回は2人が負傷退場。「ちょっととんでもないケガ人の数だよね。ケガへの対処の仕方を僕らは心得てはいるけど、これほどのケガ人は見たことがない。ただOL陣はこれまでもいろんな組み合わせでやってきたし、それは今日も同じことだった」とLGジョシュ・シットン。
- ケガ人についてT.J.ラング。「(ケガ人が出ようと)僕らはプレーを続けなきゃいけない。誰がいないなどと愚痴ってるヒマはないんだ。まだまだ試合はたくさん残っている。試合は第4クォーターまであるんだ。とくにここ2試合は、僕らは第4Qに目茶目茶にやられてしまっている。チャンスはあるのにそれを活かせていない」
- RTマーシャル・ニューハウスは被サックの直後にフォルススタートを犯した。先週のパフォーマンス(大事なところで被サック)と比べてどうかと聞かれると、「もう書くことは決まってるんだろう。行ってそれを書けばいい」
- 今回はOTデレク・シェロッドがインアクティブだったが、来週は今季初アクティブとなりそう。まだ実戦投入できる状態でないのだろうか。
- ILB A.J.ホーク。「僕らディフェンスは肝心なときにオフェンスを助けることができないでいる。これまで長いこと、オフェンスには助けられ通しだったのに。アーロンほどのクォーターバックがいると、ディフェンスがたくさんミスしても覆い隠してもらえるものだ」
- DE B.J.ラジ。「相手をこれほど止められないチームの一員になるのはこの2試合が初めてだ。オフェンスのために攻撃権を取り戻さなきゃいけないのに、相手が何をやっても成功させてしまった。この失敗を糧にして前に進むしかない」
- 1巡指名DEデイトン・ジョーンズは先日の初サックに続き、今回は1試合で2サック。「彼の活躍がチームには必要だし、もっと向上してくれることが必要だ。能力はあるし、いい仕事も随所にあるが、彼は月曜から土曜までもっとしっかりやることが大事だ。そうすれば日曜にもっとよくなるだろう。今日のいくつかのプレーはとても誇らしく思っているが、もっと向上してくれなければ」とマッカーシーHCはなかなか厳しい。
- DEジョーンズ。「2サックは嬉しいけど、勝利の方がもっとよかった。ウチはすごく戦力があるのに、今はたくさんの選手がケガをしている。そんなときは僕らのような選手たちが頑張ってチームを助けるチャンスだ」
- NTライアン・ピケットは途中退場しなかったが、先週からヒザの状態が芳しくなく、今週詳しい検査を受けるとのこと。ラン守備崩壊は彼のパワーダウンの影響もありそうだ。
- OLBクレイ・マシューズ(親指骨折)はアンパンマンのように片腕を棍棒状にしてプレー(写真)。タックル2回、ラフィングザパサー1回に終わった。「片手でできるだけ頑張ろうと努力した。小さな一歩を重ねることだ。僕はこのディフェンスに貢献できると思っているけど、身体的に制限があるのは苛立たしい。痛みを我慢してプレーするより、片手でプレーする方が難しいんだ。もう一度痛めたらすごく厄介なことになると言われ、保護のためにこういう形にしている」
- 第1Q、ロングボールに対してCBトラモン・ウィリアムズはインターセプトのチャンスだったが、逆サイドから来たSバーネットとぶつかり、弾いたボールをWRジャクソンにキャッチされた。「仲間2人でボールを奪い合う形になった。自分としてはうまくボールにジャンプでき、腕の中に入ってきた気がしてた。セーフティが来ていたのは見えず、彼もボールに向かってきていた。ボールが飛び出してしまい、気づいた時には相手が捕っていた。偶発的なプレーだと思う」
- アウェーチームのQBがランボーフィールドで30yds以上のTDパスを3つ以上決めたのは、今回のニック・フォールズが史上2人目。1998年のランドール・カニンガム(MIN)以来15年ぶり。(うち2本が新人WRランディ・モスだった)
- Kメイソン・クロスビーは今季初めてFGを2本失敗した。「これまでよい感じで蹴れていたんだけど。今日も必ずしも悪かったわけじゃないが、あの2つはよくなかった。腹立たしいけど、これは忘れて前に進むしかない。試合中にも(前半2本失敗のあと)そうしなければならなかった」