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Packers - Bengals Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年9月24日
- QBアーロン・ロジャース。「苛立たしいゲームだった。14点のハンデから30連続得点を挙げて、そのあとで20連続失点。本当に残念だ。勝てるゲームを自分たちから手放してしまった感じ。オフェンスは多くのターンオーバーを献上した。僕のプレーは拙かった。ディフェンスは素晴らしいプレーをして、相手を突き放すチャンスを何度も与えてくれた。ああなったら勝たなきゃいけないゲームだった」
- LGジョシュ・シットン。「腹が立つよ。勝てるはずのゲームを落とすのは好きじゃない。試合に勝つために、僕らはもっといろいろ違ったことができていたはずなのに、それができなかった。試合を通して、エンドゾーンまで行くチャンスがありながらそれができなかった。チャンスは散々あったっていうのに、十分なプレーが決められなかった。それが腹立たしい。相手をロープまで追い詰め、どのシリーズも得点するチャンスがあったのに」
- ILB A.J.ホーク。「攻守ともクレイジーなバトルだった。試合を通してモメンタムが動き続けた。モメンタムをつかんだらそれを保たなきゃいけないのに、僕らはそれができなかった。そして最後の大事なところで、相手が大きなプレーをいくつか多く成功させた。今後の立て直しは僕ら自身にかかっている。人格が高く、気持ちを込めて仕事ができるのだと、僕らは証明しなきゃいけない」
- 開幕から3試合終えただけというのに、これほどバイウィークがありがたいとは。「今週は休んで、僕らは健康を取り戻さないといけない。ケガ人がみんな戻ってきて、フル戦力でどれだけやれるか見てみたい」とQBロジャース。
- OLBクレイ・マシューズ。「本当に腹立たしいゲームだった。自分が貢献できたはずなのにサイドラインで見ているしかないというのはね。でもこれもフットボールの一部だ。負けたのは残念だけど、僕らはミスを修正し、前に進んでいく。(1勝2敗という)成績はバイウィークの間に変わることはないが、僕らは正しい方向へと向かわなきゃいけない。必ずそうするよ」
- ハムストリング負傷についてOLBマシューズ。「自分としては、復帰しようと思えばできた気がしてる。でも僕らは慎重に進めることにした。とくにバイウィークが控えているしね。欠場はまったく考えていない。バイウィーク明けのデトロイト戦には出るよ」
- QBロジャースとの口論についてマッカーシーHC。「私のあるプレーコールに対して、彼が苛立ちを示しただけ。私は問題ないよ。意見の相違が3週に1回なんて素晴らしいじゃないか。彼はほんとうに負けず嫌いだからね。そこが大好きなんだ。こんなの大したこととは思えない」
- おなじくQBロジャース。「僕らは2人とも情熱的で負けず嫌いだ。勝利をものすごく望んでる。あの(口論の)後で彼のところに行って話し合い、同じ考え方でまとまることができた。僕らにはそれが必要で、話し合って前に進むことができた」
- ヒザを狙ってきたDEマイケル・ジョンソンのヒットにQBロジャースは強い不快感を示していた。「でもそのあとで仲直りしたよ。そんなつもりはなかったと彼は言ったし、僕は彼を信じる」
- LTデヴィッド・バクティアリ。「僕らはグリーンベイ・パッカーズであって、いま1勝2敗だ。僕は入団したてのルーキーだけど、これが不慣れな状況だってことは感じ取れるよ。不慣れで不愉快な状況ということはね」
- ベンガルズのややスピードに欠けるLB陣を攻めるため、チームはTEジャーマイケル・フィンリー主体の攻撃をプランしていたが、序盤の負傷退場ですべてが変わってしまった。「ジャーマイケルを今日のメインにフィーチャーしていた。ああして序盤で失うことになり、アジャストを強いられた。TEライアン・テイラーもいくつかよい仕事があったと思う。TEアンドリュー・クウォレスはしだいによくなったが、彼のスロースタートはチームに響いた」とマッカーシーHC。
- 脳震盪後のNFLのルールにより、TEフィンリーのインタビューはなし。(そうでなくともインタビューを避けることはできるが)
- 最初のインターセプトは自分の責任、とWRジェームズ・ジョーンズ。「ディフェンダーの前を横切らなきゃいけないのに、僕はルートの途中で止まった。やってはならないことだ。中途半端な判断をしたことで、QBを窮地に陥らせてしまった」
- 2インターセプトについてマッカーシーHC。「フットボールにはつきものだ。シーズンを通してインターセプトが少ないに越したことはないが、ワイドオープン・オフェンスをプレーしていれば、ああしたことも時には起こるものだ」
- QBロジャースの不調についてLGジョシュ・シットン。「彼がどれだけすごいか僕らはよく知っている。でも彼だってオールスターレベルでプレーできない日もあるよ。フットボールではそれは避けられない。だから彼を助けるために10人の選手がいる」
- パス失敗17回のうち、明らかな落球はTEクウォレスの1回だけ。タイトなプレスカバレッジにくわえてDL陣のパスディフレクトも3回あった。2回ディフレクトしたDEカーロス・ダンラップ(写真)は身長198cm、最後の4thダウンでディフレクトしたDEマイケル・ジョンソンは身長201cm。
- QBロジャースの複数インターセプトなしのゲームも41試合でストップ。1970年のNFL/AFL合併以来、NFL最長記録だった。
- パスプロテクションは大いに苦しみ、QBは4サックを含めて8回もヒットを受けた。「とくにゲーム前半は相手のスタントやツイストにやられ、フリーで入ってこられた。試合が進むにつれてよくなったとは思う」「アーロンはあまりにもヒットされすぎた。僕らは今後も向上を続けないといけない。相手は素晴らしいディフェンスで、とくにフロントラインが強力だ。(DLの層が厚く)7人か8人が高いレベルでプレーできることはあらかじめわかっていた」とRG T.J.ラング。
- ランニングゲームの向上についてCイヴァン・ディートリック=スミス。「ずっと取り組んできたことが、成果を出してきている。あといくつかプレーを成功させ、ボールセキュリティをよくすれば、最終スコアは違ったものになるはずだ」
- 第4Qの4thダウンインチズでFGを蹴らず、ギャンブル失敗どころかファンブルリターンTDを喰らったプレーについてマッカーシーHC。「直前の相手チャレンジで、考える時間はたっぷりあった。最初はフィールドゴールを考えていたのに、私は考えすぎたかもしれない。そうした決断をするために給料をもらっているのだから、うまく行かなければ私に責任がある。うまく行けば選手たちの見事なエクセキューションのおかげだし、うまく行かなければプレイコーラーの責任だ」「あのモメンタムの振れは大きかった。終盤に素晴らしいディフェンスをしたベンガルズもほめないわけにはいかない」
- 48ydsFGトライを選択せずギャンブルしたことはキッカー問題とは関係ない、とマッカーシーHC。「メイソンは信頼しているし、彼とは関係のないことだ。1ydではなくインチズだったし、私はただ1stダウンを取ってドライブを続けられると感じたからそうしただけ」
- ファンブルロストによってヒーローになりそこねたRBジョナサン・フランクリン。「ボールを高くタイトに持っていなければいけなかった。適切なテクニックがすべてで、言い訳のしようがない。あれは大きなダウンの大きなプレーだった。初めての試合であろうとなかろうと、チームのために成功させなきゃいけないプレーだった」
- 試合後のRBフランクリンのロッカールームには、初タッチダウンのボールが置かれている。「負けたから意味ないけどね。あれほど(103yds・平均7.9yds)走ったってこと自体、自分で気づいていなかった。でもこのボールは初タッチダウンの記念だから」
- RBフランクリンの活躍についてRBスタークス。「彼はよくやったと思う。予想外の出番に、素晴らしい仕事をしてヤードを稼いだ。適切なホールを突き、ビッグプレーを生み出した。彼はまだ若いし、あとはもう少しボールをしっかり持ちさえすれば大丈夫」
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解はRBフランクリンのファンブルロスト&リターンTD。パッカーズはヘビー隊形でなく通常の3WR・1TE隊形。ベンガルズはニッケルだがランと読み切ったディフェンス。OLBヴァーフィクトをスクリメージに置いて実質5DLとし、両セーフティも上げている。RBフランクリンはジャンプしてパイルを超えようとしたが、その判断はよくなかったかもしれない。OLの右3人がそれなりに押せていたからだ。QBスニークなら1stダウンを取れていただろう。いっぽうOLの左2人はともにしくじり、LT-LGの間を突破したDEマイケル・ジョンソンがヘルメットでボールにヒットしてファンブルフォースとなった。
- 2試合連続で100ydsラッシャーを生んだのは2007年第16週・第17週以来。
- 前半最後の敵陣ゴール前、RBジェームズ・スタークスは横方向からヒザをヒットされる形になって負傷退場。「オフシーズンからものすごくハードに頑張ってきて、キャンプもすごくよかった。ここ数試合はキャリーもさせてもらえて、こんな予測もつかないような不運なケガだ。ちょっとむかつくね」
- ディフェンスの向上についてOLBクレイ・マシューズ。「今日だって、素晴らしい仕事はあちらこちらにあったんだ。でも最終的には、そうした成功を続けられるかどうかが大事。片鱗を見せるだけじゃ意味がない。続けていかないと。進歩した点には勇気づけられるし、正しい方向に向かっているとは思う。ただ、チーム成績が示しているとおり、僕らは進歩を続けていかなくちゃいけない」
- 逆転ファンブルリカバーの前のディフェンスシリーズ、敵陣05yds地点から95ydsドライブされたタッチダウンも非常に痛かった。このシリーズではCBトラモン・ウィリアムズがサイドライン外でアンネセサリーラフネスを取られてGB陣深くに進まれ、3プレー後にはWRマーヴィン・ジョーンズをワイドオープンにしてしまい11ydsのタッチダウン。
- DE B.J.ラジ。「後半にあといくつか大きなプレーを決められなかったのが残念」
- CBトラモン・ウィリアムズ。「ディフェンスとして、そしてチームとして、自分たちの実力を示すことができるところまで来ていた。でもそこから勝利を手放してしまった。僕らがビッグプレーを許した」
- ベンガルズのパス攻撃の中心トリオ、A.J.グリーンとTEジャーメイン・グリシャムとTEタイラー・アイファートのパスキャッチを計9回80yds・1TD(ターゲット15回)に抑えられたのは収穫。開幕2週の出来からして、どれだけやられるやら、と心配されていた部分だった。
- ILBジョーンズとILBホークはファンブルフォースとファンブルリカバーがこの試合だけで計3回。彼らは昨季を通して1回しかなかった。
- 子供の頃から今にいたるまで、4ターンオーバーを奪って負けた試合は記憶にない、とディフェンス選手たちは口を揃える。「勝つために十分なディフェンスができたか? うーん違うんじゃないかな、実際負けたんだし。ターンオーバーが5つ必要だったんだろう。本当になぜ負けたのかわからない」とCBデヴォン・ハウス。
- 先発はCBマイカ・ハイド(最初がニッケル隊形のため)だったが、出場はわずか15スナップ。CBデヴォン・ハウスは35スナップ出場した。
- セーフティではクリス・バンジョーが全56スナップ中54スナップとほぼフル出場したいっぽう、ジェロン・マクミリアンはわずか14スナップへと激減。ダイムバックは別として、先発セーフティ候補としては大幅後退とみていいだろう。モーガン・バーネットが復帰した時に、バンジョーとジェニングスのどちらが先発するかも興味深い。
- KRジェレミー・ロスはプレーオフ49ers戦での失敗から何も学んでいない、との声多し。短いキックへ反応が遅れたのなら、仕方なくワンバウンドでさばく手もあった。ハンドリングミスをした後に慌ててしまいリカバーできないのも同じ。
- KRロスは第3Qにちょっとした頭脳プレーも。サイドライン際に転がったキックオフを、片足を外に出して拾い上げた。これで(たとえボールが外に出なくても)相手キックオフのアウトオブバウンズ反則となり、40yds地点からの攻撃に。WRコブも以前にこうしたプレーがあった。