前年にFA流出のあったチームにNFLから配布される補償ドラフト指名権(Compensatory Pick)として、今年のパッカーズには5巡指名権1つ(全体167位)が与えられた。16球団に32指名権が配布され(全リスト)、テキサンズ、チーフス、タイタンズは3巡指名権を受け取っている。NFL本部が人為的に決めるのではなく(秘密の)公式により算出されるもので、毎年オーナー会議の初日に発表される習わしとなっている。
昨年春のFA市場でパッカーズはCスコット・ウェルズ(4年$24ミリオン)とQBマット・フリン(3年$19.5ミリオン)を失い、Cジェフ・サタデー(2年$7.75ミリオン)を獲得した。失った2人の契約の規模からしてパッカーズは4巡指名権をもらえるものと予想されていて、5巡だけとは残念。Cウェルズがケガで7試合しか出場できず、QBフリンがQBウィルソンとの先発争いに敗れ、Cサタデーがプロボウルに選ばれてしまったのも影響したか。
他の指名権とは違い、補償ドラフト指名権はトレードに出すことができないルール。1994年以来パッカーズは31指名権を受け取っていて、レイヴンズ(37個)に次いで多い。近年では、Cスコット・ウェルズ(2004年7巡)、RGジョシュ・シットン(2008年4巡)、LTマーシャル・ニューハウス(2010年5巡)といった選手たちがこれで指名されている。
今年のパッカーズのドラフト指名順は以下のように決定した。
1巡26位
2巡23位 (全体55位)
3巡26位 (全体88位)
4巡25位 (全体122位)
5巡26位 (全体159位)
5巡34位 (全体167位) ← Compensatory Pick
6巡25位 (全体193位)
7巡26位 (全体232位)