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Packers Statistics Notebook 2
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年2月24日
Journal Sentinel紙の集計による雑多なスタッツ集のディフェンス編。但し書きがないかぎりプレーオフを含めた18試合での数字であり、記者が映像を見て判定した主観的なデータが多いことにも注意。
◆ タックリング関連
- チーム全体のミスタックルは18試合で100回ちょうど。1試合平均5.56回は2011年の8.24回(140回/17試合)と比べて大きく改善され、2010年の6.65回よりもよかった。
- 個人のミスタックル数は、Sバーネット(11)、CBウィリアムズ(11)、ILBホーク(9)、ILBジョーンズ(9)、CBヘイワード(8)、Sジェニングス(6)、Sマクミリアン(6)、NTラジ(6)、OLBウォルデン(6)、DEダニエルズ(4)、CBハウス(3)、ILBスミス(3)、DEウォージー(3)、OLBマシューズ(2)、OLBモーゼス(2)、CBブッシュ(2)、NT/DEピケット(1)、DEウィルソン(1)。
- DEニール、OLBペリー、OLBゾンボの3人はミスタックルなし。前年のウッドソンはチーム最多の18ミスタックルだったが、今季はわずか4回。(9試合欠場のため出場時間は全体の49.8%)
- スペシャルチームの個人ミスタックル数は、WRボイキン(3)、Sマクミリアン(3)など。前年のCBブッシュはスペシャルチームで9回もミスタックルしたが、今季は1回だけだった。
- チーム全体で決めたロスタックルは41回で、1試合平均2.27回。2011年の2.47回(42回/17試合)よりすこし悪くなっている。
- 個人のロスタックル数は、ILBホーク(5.5)、NTラジ(5)、OLBマシューズ(4.5)、OLBウォルデン(4.5)、ILBジョーンズ(4.5)、NT/DEピケット(4)、ILBスミス(3)、Sバーネット(2.5)など。
- ロスタックルがなかった選手はDEウィルソン、CBウィリアムズ、CBシールズの3人。
- パッカーズコーチ陣の判定によるタックル数(トータル)は、ILBホーク(157)、Sバーネット(148)、ILBジョーンズ(118)、NT/DEピケット(81)、OLBウォルデン(80)、CBウィリアムズ、(77)、OLBマシューズ(72)、CBヘイワード(57)、Sウッドソン(56)、Sジェニングス(51)、NTラジ(51)、CBシールズ(50)、DEウィルソン(48)、OLBモーゼス(46)、ILBスミス(42)など。
- DEウィルソンは7.4スナップに1回タックル(355スナップ/48タックル)を記録し、DL陣ではトップ。以下、NT/DEピケット(8.0)、DEダニエルズ(11.7)、NTラジ(14.7)、DEニール(15.4)、DEウォージー(19.3)。
- 同じくLB陣では、OLBペリー(6.8)、OLBモーゼス(10.7)、OLBウォルデン(10.8)、OLBゾンボ(11.5)、OLBマシューズ(11.8)。
- 同じくS陣では、Sバーネット(8.3)、Sウッドソン(10.9)、Sジェニングス(11.8)、Sマクミリアン(19.2)。
- スペシャルチームでのタックル数は、CBブッシュ(18)、ILBフランソワ(13)、Sジェニングス(10)、ILBラティモア(10)、TEテイラー(9)、CBヘイワード(7)、Sマクミリアン(6)、WRボイキン(5)、OLBモーゼス(5)、OLBゾンボ(5)、ILBマニング(5)など。
◆ パスラッシュ関連 (プレッシャーとはサック + ノックダウン + ハリー)
- チーム全体のサックは51回で、1試合あたり2.83回に。大不振だった2011年の1.76回(30回/17試合)から劇的な回復を見せた。
- 個人サック数は、OLBマシューズ(16)、DEニール(4.5)、OLBモーゼス(4)、OLBウォルデン(4)、ILBホーク(3)、DEウィルソン(2.5)、DEウォージー(2.5)など。
- NTラジとNT/DEピケットはサックがゼロだった。
- OLBマシューズは前年に6サック(それでもチーム最多)だったが、今季は16サックを記録。4.5試合欠場して全スナップの69.3%しか出場していないのに16サックは立派だ。ただしプレッシャーは2011年の53.5回から48回へとダウンしている。サックもプレッシャーも入団以来4年連続でチーム最多。
- 個人のプレッシャー回数は、OLBマシューズ(48)、OLBウォルデン(26.5)、OLBモーゼス(19)、DEニール(19)、NTラジ(19)、DEダニエルズ(12)、ILBジョーンズ(8)、ILBホーク(7)、DEウォージー(6)、OLBペリー(5)、Sバーネット(4)、CBヘイワード(4)、NT/DEピケット(4)、DEウィルソン(3.5)、Sウッドソン(3)、OLBゾンボ(2)など。
- DL陣によるプレッシャー回数は64.5回にのぼり、大不振だった2011年の37回から大幅増。新人2人の加入よりもDEニールの成長が大きかった。
- DL陣のプレッシャー率はDEニールが最高で、16.2スナップに1回プレッシャーをかけた。以下、DEダニエルズ(22.4)、NTラジ(39.4)、DEウォージー(73.8)、DEウィルソン(101.4)、NT/DEピケット(161.3)。
- プレッシャー率が示すように、新人DL2人では4巡指名のDEダニエルズが2巡指名のDEウォージーよりも質の高いプレーをした。
- ブリッツ(5人以上ラッシュ)は相手ドロップバックの35.4%で、2011年の42.2%より下がった。2011年はパスラッシュ不振によりブリッツを増やさざるをえず、1998年の集計開始以来最高のブリッツ率だった。
- 6人以上のラッシュは3.3%で、2011年の6.7%から半減している。ケイパースDCが2009年に就任して以来もっとも低かった。
- インサイドLB陣によるブリッツは188回で、2011年の348回から46%も減った。逆にセーフティ陣によるブリッツは2011年の28回から98回へと激増している。コーナーバック陣によるブリッツは2011年の154回から63回へと激減している。
- ブリッツァーの変化は戦術的な意図よりも、メンバー構成の変化によるものだろう。ILBビショップ(過去2年連続で最も有効なブリッツァーだった)がシーズン全休し、ウッドソンをセーフティへコンバートしたことが大きいはず。
- 今季最も効果的なブリッツァーはSバーネットで、パスラッシュ4.3回に1回プレッシャーをかけている。以下、ILBスミス(7)、ILBホーク(7.6)、CBヘイワード(9.8)、ILBジョーンズ(10.8)、Sウッドソン(14.3)、Sマクミリアン(25)。
- パスを叩き落とした回数はチーム全体で14回で、2011年(17試合で13回)とほぼ同じだった。個人の最多はOLBマシューズ(4)で、以下NTラジ(2)、OLBモーゼス(2)など。
◆ ビッグプレー関連
- (ラン・パス合わせて)20yds以上のゲインを許したプレーは71回で、2011年の85回(1994年の集計開始以来最多)からは改善が見られた。それでも2005-2010年のどの年よりも多い。
- 20yds以上のゲイン71回の内訳は、ランが16回、パスが55回。レギュラーシーズンでは、ランでの13回はNFL22位、パスでの50回はNFL18位。プレーオフで敗れた49ers戦では20yds以上を6回も許し(ラン3・パス3)、最大の敗因となった。
- 20yds以上のランが2011年の11回から16回に増えたのは、RBエイドリアン・ピーターソン1人に計6回もやられたことが響いている。(プレーオフでの対戦ではゼロ)
- 20yds以上のランに責任のあった個人は、ILBジョーンズ(3)、ILBホーク(2)、OLBマシューズ(2)、OLBウォルデン(1.5)、CBシールズ(1)、Sバーネット(1)、Sジェニングス(1)、OLBペリー(1)、DEニール(1)、CBウィリアムズ(0.5)、CBハウス(0.5)、Sウッドソン(0.5)、NT/DEピケット(0.5)、OLBゾンボ(0.5)。
- 20yds以上のパスに責任のあった個人は、CBウィリアムズ(9)。Sバーネット(6.5)、Sウッドソン(6.5)、CBハウス(5)、CBシールズ(4.5)、Sマクミリアン(4.5)、CBヘイワード(4)、ILBジョーンズ(3.5)、ILBスミス(3)、OLBウォルデン(1.5)など。1回以下の選手が9人。
- 20yds以上のパスでチーム最多のCBトラモン・ウィリアムズだが、2011年の16回(パッカーズでは1995年以来最多だった)からはかなり減らすことができた。WRカルヴィン・ジョンソン(DET)やWRブランドン・マーシャル(CHI)といった、相手QBがパスを集中させるレシーバーとマッチアップするため、どうしても数字は悪くなる。
- TDパスを許した回数は2011年の32回から27回へと改善。
- TDパスに責任のあった個人は、CBハウス(4)、Sジェニングス(3.5)、CBウィリアムズ(3)、Sバーネット(3)、CBシールズ(2.5)、ILBスミス(2)、CBヘイワード(1.5)、ILBホーク(1.5)、Sウッドソン(1)、OLBウォルデン(1)、OLBマシューズ(1)、OLBモーゼス(1)、CBブッシュ(0.5)、Sマクミリアン(0.5)、ILBジョーンズ(0.5)。
- パスディフェンドでは、CBハウスが23.9スナップに1回パスをブレークアップしてチームベスト。以下、CBヘイワード(30)、CBシールズ(34.4)、CBウィリアムズ(43.3)、Sマクミリアン(45.7)、Sジェニングス(75.5)、Sバーネット(81.9)、Sウッドソン(101.8)。
◆ テイクアウェイ関連 (インターセプト + ファンブルリカバー)
- レギュラーシーズンのテイクアウェイ23回は2011年の38回(NFL1位タイ)から大幅ダウン。オフェンスのギブアウェイは今季も2位タイと少なかったが、ターンオーバーレシオは2011年の+24(2位)から+10(10位)に後退した。
- ターンオーバープレー(INT、ファンブルフォース、ファンブルリカバー)は多い方から、CBヘイワード(7)、CBシールズ(5)、Sバーネット(5)、OLBマシューズ(3)、DEダニエルズ(2)、OLBウォルデン(2)、CBウィリアムズ(2)、Sウッドソン(2)、Sマクミリアン(2)、ILBジョーンズ(1)、Sジェニングス(1)、OLBモーゼス(1)、DEウォージー(1)。
- ターンオーバープレーがゼロだったのは、ILBホーク、NTラジ、NT/DEピケット、DEニール、DEウィルソン、CBハウス。DL陣は仕方がないが、ILBホークの2年連続ゼロはひどい。
- Sウッドソンのターンオーバープレーは2011年の9回から2回へと激減し、キャリア最低の数字。2011年までのパッカーズ在籍6年間で計57回あり、チーム最多のシーズンが4回あった。
- プレーオフを含め、マッカーシーHC就任以来のターンオーバーレシオ合計は+77。マイナスになったシーズンが一度もない。