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Packers 31 - 45 49ers
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年1月13日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (12-6) |
14 |
7 |
3 |
7 |
31 |
49ers (12-4-1) |
7 |
17 |
7 |
14 |
45 |
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晴れ、気温9℃、ほぼ無風と素晴らしいコンディションに恵まれたキャンドルスティックパーク。序盤はINTリターンTDなどでリードしたパッカーズだったが、パントリターナーのファンブルからモメンタムを失い、ディフェンスがラン323ydsを許す大不振で49ersに惨敗を喫した。
試合は。パッカーズはCBシールズがいきなりINTリターンTDを奪うなど14-7とリードするが、その後パントリターナーのファンブルロストとQBロジャースのインターセプトから連続TDドライブされて逆転を許す。3点差を第3Qにいったんは追いついたパッカーズだったが、その後ラン守備がガタガタになって3TDを許して勝負あり。終了間際のWRジェニングスへのTDパスは焼け石に水だった。
49ersのQBコリン・キャパニックは181ydsを走りまくり、プレーオフ史上QBとしては最多ラッシング記録。パスでも第1シリーズにINTリターンTDを投げた他は要所で勝負強いプレーを重ね、WRマイケル・クラブトリーへの2TDを含めて263ydsを投げてパッカーズを圧倒した。
パッカーズはWRドナルド・ドライバー(37歳)の退団が予想されるほか、WRグレッグ・ジェニングス、TEジャーマイケル・フィンリー、Sチャールズ・ウッドソンなどサラリーキャップ的に去就が注目される選手が多く、彼らにとってはこれがパッカーズ最後のゲームとなってもおかしくない。
第1Q
- SF陣28 : WRクラブトリーへの9ydsパス、RBゴアの4ydsランで1stダウン。3ydsランのあと、CBシールズがインターセプトリターンタッチダウン。
- SF陣20 : 3rdダウン2からGBホールディングで1stダウン。連続パス失敗で3rdダウン10、RBゴアへのパスが45ydsゲインしてFG圏内へ。サック(OLBマシューズ)、RBゴアの9ydsランで3rdダウン8、QBキャパニックがスクランブルで8ydsTDラン。
- GB陣20 : WRジェニングスへの7ydsパスのあと連続パス失敗で3&アウト。
- SF陣13 : QBラン4yds、RBゴアの4ydsラン、QBキープ13ydsで1stダウン。RBゴアの-1ydsロス、WRモスへの12ydsパス、13ydsパスでGB陣へ。RBゴアの2ydsラン、ロングパス失敗で3rdダウン8、TEウォーカーへのパスは通らずパント。
- GB陣20 : RBハリスの2ydsラン、7ydsラン、4ydsランで1stダウン。パス失敗、RBハリスの5ydsパスで3rdダウン5、WRジョーンズへのロングボム44ydsでレッドゾーンへ。RBハリスの18ydsTDラン成功。
- SF陣20 : WRクラブトリーへの15ydsパスで第2Qへ。
第2Q
- RBゴアの5ydsラン、WRクラブトリーへの9ydsパス、パス失敗、QBラン3yds、SFフォルススタートで3rdダウン12、RBゴアへのパスは3yds止まり。
- リターナーのWRロスがマフし、ファンブルロスト。
- GB陣09 : パス失敗、スナップファンブル(自らリカバー)で3rdダウン12、WRクラブトリーへのパスがタッチダウンに。
- GB陣07 : RBハリスの2ydsラン、SFパスインターフェアで1stダウン。RBハリスの3ydsラン、投げ捨てで3rdダウン7、ロングパスをインターセプトされ、39ydsリターンされる。
- GB陣48 : RBゴアの6ydsラン、WRギンへの3ydsパス、RBジェームズの14ydsランで1stダウン。WRクラブトリー落球、RBジェームズの1ydランで3rdダウン9、QBラン15ydsで1stダウン(しかしSFトーンティングで15yds)。RBゴアの4ydsランのあと、WRクラブトリーに20ydsTDラン成功。
- GB陣20 : QBスクランブル9ydsパス、RBハリスの3ydsランで1stダウン。TEフィンリーへの16ydsパス、RBハリスの4ydsランとSFアンネセサリーラフネスでFG圏内へ。RBハリスへの6ydsパスとSFオフサイドでさらに1stダウン。WRジョーンズへの20ydsTDパスで同点。
- SF陣20 : QBラン3yds、QBスクランブル19dsで2ミニッツ。連続パス失敗で3rdダウン10、QBスクランブル18ydsでGB陣へ。RBジェームズへの7ydsパス、6ydsランでFG圏内へ。ロングパス失敗(SFタイムアウト#2)、TEウォーカー落球で3rdダウン10、QBスクランブル9ydsで1stダウンならず。36ydsFG成功でハーフタイムへ。
第3Q
- GB陣26 : RBハリスの2ydsラン、3ydsランで3rdダウン5、サックされてパント。
- SF陣35 : RBゴアの2ydsラン、ロングパス失敗で3rdダウン8、TEデイヴィスにパスが通らず3&アウト。
- GB陣11 : WRジェニングスへの30ydsパス、WRネルソンへの2連続8ydsパス、WRコブの18ydsランでFG圏内へ。WRコブの4ydsランと投げ捨て(GBタイムアウト#1)、GBフォルススタートで3rdダウン11、WRコブへのパスは8yds止まり。31ydsFG成功で同点。
- SF陣20 : WRクラブトリーへの18ydsパス、6ydsパスのあと、QBキャパニックの56ydsTDラン成功。
- GB陣20 : 投げ捨て、TEクラブトリー落球で3rdダウン10、QBスクランブル17ydsで1stダウン。WRコブへの3ydsパス、WRコブへのショベルパス1ydで3rdダウン6、TEフィンリーへのパスは通らず。
- SF陣07 : RBゴアの3ydsラン、5ydsランで3rdダウン2、WRクラブトリーへの16ydsパスで1stダウン。RBゴアの4ydsラン、GBホールディングでさらに1stダウン。TEデイヴィスへの44ydsパス、RBゴアの13ydsランでゴール前02ydsに迫って最終Qへ。
第4Q
- RBゴアの2ydsTDランが決まって14点差。
- GB陣11 : WRジェニングスへの7ydsパス、TEフィンリーへの9ydsパスで1stダウン。WRジェニングスへの5ydsパス、TEフィンリーへの2ydsパスで3rdダウン3、WRネルソンへの10ydsパスでさらに1stダウン。投げ捨てとRBハリスへの6ydsパスで3rdダウン4、WRジェニングスはロングパスを惜しくも捕れず。
- SF陣07 : RBゴアの5ydsラン、QBラン16ydsで1stダウン。RBゴアの2ydsラン、TEウォーカーへの17ydsパス、RBゴアの26ydsランでFG圏内へ。1ydラン、SFホールディング、QBラン4ydsで3rdダウン15、WRクラブトリーへの14ydsパスで1stダウンならず。ギャンブルの構えからGBオフサイドで1stダウン。RBゴアの11ydsランでゴール前02ydsへ。ラン2回でダメ押しのタッチダウン。
- GB陣23 : TEフィンリーへの5ydsパス、WRコブへの4ydsパス、WRネルソンへの8ydsパスで1stダウン。WRジョーンズへの16ydsパスでSF陣へ。WRジョーンズ落球、7ydsパス、QBスクランブル3yds、WRネルソンへの12ydsパスでFG圏内へ。フェイクスパイクでWRネルソンに12ydsパス、SFパスインターフェアでゴール前03ydsへ。パス失敗のあと、WRジェニングスに3ydsTDパスが決まって14点差。
- オンサイドキック失敗で残り56秒。ニーダウンで試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
49ers |
Points |
31 |
45 |
Total Yards |
352yds |
579yds |
First Downs |
20回(ラン5・パス11・反則4) |
29回(ラン15・パス11・反則3) |
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Rushing |
104yds (16回・平均6.5) |
323yds (43回・平均7.5) |
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Passing |
257yds (26/39・2TD・1INT) |
263yds (17/31・2TD・1INT) |
Sacked |
1回9yds |
1回7yds |
Passer Rating |
91.5 |
91.3 |
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3rd Down Efficiency |
5/12 (42%) |
8/13 (62%) |
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Turnovers |
2回 (INT1/FUM1) |
1回 (INT1/FUM0) |
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Field Position |
自陣18yds |
自陣31yds |
Punt |
4回47.0yds(ネット47.0yds) |
3回44.3yds(ネット37.7yds) |
Kickoff Return |
4回平均17.8yds |
1回23.0yds |
Punt Return |
1回0yds |
1回0yds |
Field Goals |
1/1 |
1/1 |
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Penalty |
5回26yds |
8回86yds |
Time of Possession |
21分59秒 |
38分01秒 |
- トータルヤーデージはパッカーズ352ydsに対して49ersがなんと579yds。
- タイムオブポゼッションもパッカーズが21分59秒と惨敗。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが5/12の42%と合格点。49ersは8/13の63%。
- 49ersの1stダウン29回のうち、ラン(スクランブル含む)によるコンバージョン成功が15回もあるというのが今回のディフェンスのひどさを示している。
- オフェンスの犯したターンオーバーは2回。
- 第2Q、リターナーのWRジェレミー・ロスがパントをマフし、自陣09ydsでリカバーされる(ビデオ)。同点TDにつながってしまった。14-7とリードして相手にパントを蹴らせたところでの痛いミス。これで一気に相手に流れが行ってしまい、完全に引き戻すことは二度とできなかった。
- 第2Q半ば、QBロジャースからWRネルソンへのロングボムがCBタレル・ブラウンにインターセプトされ、自陣48ydsまでリターンされる。INT後に早く倒せていれば「パントみたいなもの」と言えたのだが、INTされた後のWRネルソン(負傷のためか)の動きも鈍い。39ydsリターンされて勝ち越しTDドライブにつながってしまった。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは1つ。
- 第1シリーズ、CBサム・シールズがインターセプトリターンTD。プロ3年目ではやくもプレーオフ4回目のインターセプトは、彼にとって初めてのタッチダウンだった。(ビデオ)
- 先発QBアーロン・ロジャースは26/39、257yds、2TD、1INTでレーティング91.5。(ハイライトビデオ)
- 芝が悪いせいかパスプロテクションがよく、ポケットでは余裕があった。意表を突いたインサイドからのブリッツで投げ捨てざるをえなくなるプレーが何回かあった。
- WRジョーンズへのロングボムが通ったものの、基本的には捕ってすぐ倒されるプレーが多く、クイックパスからもランアフターキャッチが稼げない。
- 第2QのインターセプトはパスラッシュをかわしてWRネルソンへのロングボムを狙ったものだが、WRネルソンはまったく抜けておらず、CBブラウンにナイスキャッチされてしまった。1on1でロングボムなら捕られてもすぐタックルできる、というローリスクなプレーのはずだが、GB陣までリターンされてTDドライブにつなたった。
- チームラッシングは16回104yds(平均6.5)、1TD。
- 先発RBドゥワン・ハリスは11回53yds(平均4.8)。第1Q末に18ydsのTDラン(ビデオ)を決めるなどキレのよい走りを見せていたが、点差が開くとランがコールできなくなり、後半はわずかラッシング2回に終わった。
- RBライアン・グラントはとRBジェームズ・スタークスはアクティブ登録されたが出番ゼロ。RBアレックス・グリーンはアクティブ登録さえされなかった。
- WRランドール・コブは後半に2回23yds。
- FBジョン・クーンは3rdダウンバックで出場したもののラン機会ゼロ、パスキャッチもゼロ。
- WR/TE陣は以下のとおり。
- WRグレッグ・ジェニングスは6回54yds、試合最後のタッチダウン(ビデオ)がパッカーズ置き土産にならなければよいのだが。
- WRジョーディ・ネルソンは5回46yds。前半はゼロだった。先週もそうだったが、ヒザや足首負傷のせいでキレを欠いている。
- WRジェームズ・ジョーンズは4回87yds。第1Qにはロングボムを競り合いながら見事な44ydsキャッチ(ビデオ)。第2Qにも一瞬ジャッグルしながら20ydsパスをキャッチしている(ビデオ)。
- WRランドール・コブは5回24yds。捕ってもすぐ倒されてしまう。前述のとおりラン2回23yds。
- WRドナルド・ドライバーはアクティブ登録されたが、出番はスペシャルチームのみ。
- TEジャーマイケル・フィンリーは4回35yds。競り合いながらのナイスキャッチがあった。
- 先発OL陣はLTニューハウス、LGラング、Cディートリック=スミス、RGシットン、RTバークレー。
- 被サックは1回9ydsのみ。パスプロテクションは安定していた。問題のスミス&スミスも封じ込めることができ、許したサックはILBウィリスのブリッツのみ。
- ランブロッキングはよかったが、後半は4回しかランをコールできない展開となってしまった。
- 後半最初、RGシットンの靴が脱げてサイドラインに退いた際にはCサタデーが入り、ディートリック=スミスが右ガードに。そのせいかどうかわからないが、この試合唯一のサックを許した。
- ラン守備は43回323yds(平均7.5)・4TDと壊滅的な不振で、敗戦の元凶となった。
- QBキャパニックのランはなんと16回181yds(平均11.3)・2TD。リード・オプションからのランに判断ミスを繰り返し、パスシチュエーションではQBスクランブルでやすやすとロングゲインを許した。
- 3rdダウンロングのシチュエーションでブリッツを入れてマンカバレッジ、というプレーコールが傷口を広げた。未熟なQBをいじめるケイパースDC得意のパターンだが、ゾーンと違ってDB陣がレシーバーについて背走するので、QBが走り出したときに反応できずロングゲインを許してしまう。パスラッシャーたちも、「コンテインしてポケットの外に出さないようにする」ことが実行できなかった。
- 先発RBフランク・ゴアは23回119yds(平均5.2)。前半は10回44ydsとまずまずだったが、それも終盤には崩れた。RB3人に27回142yds(平均5.3)と、これだけで十分よくない。
- パス守備はQBコリン・キャパニックを17/31、263yds、2TD、1INTのレーティング91.2。
- パッカーズ守備のサックはOLBマシューズが第1Qに決めた1回だけ。プレッシャーがかけられず、それでいてコンテインもまったくできず、好きなようにスクランブルを許すばかりだった。
- パスカバレッジは大きなミスが何度もあったわけではなく、成功率は54.8%に抑えている。しかし勝負どころでQBキャパニックのパスがいいところに決まり、タイトにカバーしていても通されてしまった。
- 今季ブレークしたWRマイケル・クラブトリーが9回119yds・2TDの大活躍。CBトラモン・ウィリアムズが主にマッチアップしていたが、わかっていても止められない。
- 反則は5回26yds。49ersの反則は8回86yds。
- 第1Q : CBウィリアムズがホールディング。
- 第2Q : キックオフリターン中にFBクーンがホールディング。
- 第3Q : LTニューハウスがフォルススタート。CBウィリアムズがホールディング。
- 第4Q : NTラジがエンクローチメント。相手が4thダウンで相手がミエミエのオフサイド狙いをしているのに引っかかったのは情けない。
- リターンゲームは今季最悪の出来。第2Q初め、WRジェレミー・ロスがパントをマフして痛恨のファンブルロスト。その後はWRランドール・コブが両リターナーを務めたが、彼もキックオフを2回ほどハンドリングミスして短いリターンに終わっている。4回わずか17.8yds。
- Pティム・マステイのパントは4回平均47.0yds、ネット平均47.0ydsと申し分なし。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは第3Qの36ydsFG成功のみ。キックオフは5回のうち4回をタッチバックにできた。
- カバレッジチームはパントカバレッジで1回0yds。キックオフカバレッジは1回23ydsとまずまず。
- ケガ人は以下のとおり。
- NT/DEライアン・ピケットが最初のシリーズで負傷したが、1シリーズ休んで復帰。第3Q半ばにふたたび負傷退場したが、今度も復帰。
- アクティブ登録から外れたのは、RBグリーン、WRボイキン(足首)、TEウィリアムズ、DEウォージー(ヒザ)、DTミラー、OLBゾンボ、CBハウス(でん部)。
- 先週もそうだったが、相手キャプテンが3人なのにこちらは6人なので、コイントスがなんとなくアンバランスな光景に。(写真)
- 今回のジェローム・ボーガー主審の息子、Sトレイ・ボーガー(テュレーン大)は2006年にドラフト外でパッカーズに入団したが、開幕ロースターに残れなかった。その直後に父ジェロームがNFLの主審に昇格している。