グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年1月 8日
- 公式サイトのデプスチャートでもRBドゥワン・ハリスがスターターに。 彼の人柄についてマッカーシーHCは、「たいへん落ち着いた男でね。これまで聞いた中でもっとも興奮した口調といえば、@ミネソタの試合前に 『こりゃあいい雰囲気だ』 と話しているのを耳にしたぐらい。堅実な人柄で、機会を与えられるごとに向上してきている」
- RBハリスへのチェックダウンが有効だったことについてマッカーシーHC。 「チェックダウンはすべてのパスプレーのプログレッション・リードに含まれている。我々は試合前から 『今日はチェックダウンを投げろ』 などとは言わない。ウチはそういうやり方じゃない。1番手・2番手レシーバーへの相手カバレッジの反応をアーロンが見て、プロテクションの様子を見極めて投げている」
- QBアーロン・ロジャースはプレーオフに入って気持ちの入り方が違ってきた、とクレメンツOC。 「振る舞い方がそれまでとは違っているのが見て取れる。練習でも激しさが増していて、先週は(ショートウィークなので)軽いウォークスルーが多かったが、正確にやりたいという気持ちが強かったようだ。たとえウォークスルーでも、うまくいかない部分があれば彼は腹を立てていた」
- クレメンツOCはベアーズのヘッドコーチ候補の1人となっているが、候補者が10人以上いて採用の可能性はかなり低い。本人はこの話題に関していっさいノーコメント。
- 昨季はディフェンスの79.2%に出場していたNT B.J.ラジだが、今季は66.9%。DL陣の層が厚くなったためにローテーションさせることができ、プレーの質の向上につながっている。
- OLBエリック・ウォルデンやOLBデズマン・モーゼスの活躍は、OLBクレイ・マシューズ復帰でローテーションできるようになったからだ、とケイパースDC。 「ここ数週はクレイの逆サイドで2人がスナップ数を分け合っている。クレイが不在の間は彼らの出番が非常に長く、大型ラインマンを相手にするのにそれでは大変だ」
- Sチャールズ・ウッドソンは2か月半ぶりの復帰戦ながら前スナップに出場。 「彼を引っこめる必要など感じられなかった。求められたこと全てをしっかりこなしたと思う。実戦になってみなければわからない部分はたしかにあった。先週はショートウィークで、選手をフレッシュに保つためハードな練習ができなかったし」とケイパースDC。
- 8回平均37.8yds、ネット34.6だったPティム・マステイのパントについてスローカムSTコーチ。 「安定を欠いたと思う。インサイド20に3つ落としたのはよかったが、よくないパントが3つほどあった」
- 今回のスペシャルチームの”ゲームボール”には新人ILBテレル・マニングが選ばれた。今季は5試合だけ出場してタックルはわずか3回だけだったが、今回は2タックルのうえファンブルリカバーも記録。
- 今季のスペシャルチームをマッカーシーHCが称賛。 「今季を通して、スペシャルチームはもっとも安定して働いてくれているユニットだ。カバレッジチームの安定性にはとても満足しているし、リターンゲームも素晴らしい。ブロッキングはここ数年でかなり向上し、WRランドール・コブというダイナミックなリターナーもいる。パントもいい。メイソン(Kクロスビー)はいいシーズンとは言えないが、よく盛り返してきている」
- 各メディアのヴァイキングス戦レビューから。
- ヴァイキングスのブリッツは前々回が10.9%、前回が26.7%、今回が14.7%だった。4メンラッシュ主体で両セーフティを深く下げた相手ディフェンスに対し、QBロジャースの解答はしつこいランやチェックダウンやスクリーン(3回)。前半2ミニッツにダウンフィールドを見事に攻めた他は、ショートパスを通してタックルさせればよし、といった感じだった。
- パスプロテクションは非常によく、中でもRTバークレーは前週の不振からよく立て直した。LTニューハウスはDEジャレッド・アレン相手にほとんどヘルプなしで頑張っている。慣れもあって相手のパスラッシュのレパートリーをよく把握しているが、DEアレンが万全でない(肩関節唇の手術を予定)ことにも助けられている。RGシットンはDTケヴィン・ウィリアムズをしっかりコントロール。
- 後半最初の攻撃で21点差をつけてからはランブロッキングが悪く、3&アウト5連発の元凶となった。とくにCディートリック=スミス(前週はよかったのに急落)とLGラングが簡単に突破を許しすぎ、これではRB陣はどうしようもない。
- RBドゥワン・ハリスは平均2.8ydsという数字が示すよりもよい走りで、むしろ彼の走りでOL陣は救われている。敵陣09ydsでのインサイド・トスが好例だった。プレーサイド(右)のトラブルを素早く察知し、バックサイドのDEアレンがLTニューハウスのインサイドへスタントしてくるのを見て、そのさらに左側へとカットバック。3yds地点でSSサンフォードに激突、横からMLBブリンクリーにもヒットされながら、1歩2歩と前進してエンドゾーンに腕を伸ばした。相手DLに後ろからつかまりながらさらにゲインするプレーが何度も。
- レギュラーシーズン2回の対戦で、RBピーターソンにはファーストコンタクト以降に計230yds(平均4.2yds)も稼がれていたが、今回はわずか32yds(平均1.5yds)。
- NTラジ(41スナップ)は最初のシリーズこそひどかったが、その後は申し分なし。ラン守備ではまったく押されず、パスラッシュでもよく押し込んでいる。ピケット(33)とC.J.ウィルソン(34)を含めた先発トリオはしっかりと壁を作った(ただしここは前週も悪くなかった)。DEニール(27)はプレッシャー3.5回を記録。
- パスプロの優秀な新人LTマット・カリルに対し、OLBマシューズ(45スナップ)はサック2回、ノックダウン1回。OLBウォルデン(46)は序盤にQBのブーツレグで11ydsを許したことでポジショニングやアウトサイドのコンテインに注力し、RBピーターソン封じに貢献。OLBモーゼス(30)はLTカリルやRGファスコを抜いてQBハリー3回。ラン守備でもRTロードホルトやTEルドルフを破っており、タフネスだけでなく賢いプレーぶりだった。
- 前週の対戦でDB陣は8回もミスタックルがあったが、今回は2回だけ。CBウィリアムズとCBシールズの両スターターはとくに改善が著しかった。タックリングに消極的なゲームもあるCBシールズだが、今回はRBピーターソンを2ydsゲインで止めるなど好タックルを連発。パスに対してもロングボールへのポジショニングが素晴らしかった。
- Sウッドソンの先発復帰にともない、これまでダイムバックだった新人Sマクミリアンの出番がなくなり、先発FSだったM.D.ジェニングスがダイムバックとなっている(21スナップ)。Sウッドソンは9試合欠場したにしては十分なほどフィジカルで、ミスタックルは1回のみ。
- 2005年以降のNFLプレーオフで、第1シードと第2シードはバイ明けのディビジョナルプレーオフで14勝14敗とけっしてよくない。
- 試合開始までのスタジアムの様子をまとめた "Sight & Sound"
- ワイルドカード勝利後のロッカールーム・ビデオ。