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Packers - Titans Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年12月25日
- マイク・マッカーシーHC。 「シーズン終盤に圧倒的な勝利を手にすることが我々にとって重要だった。次のステップに進むことが、今日は達成できたと思う」
- ヴァイキングスとの最終戦(勝てば第2シード)についてマッカーシーHC。 「来週は勝つためにプレーする。なんといっても我々は自分たちの最高のフットボールをしたいし、来週ミネソタでそれをしなければいけない。私としては第2シードが欲しい。それが第3シードになっても悪くはないが」
- OLBクレイ・マシューズ。 「最近は相手を突き放すことができず、こんな完勝ができずにいた。それがついに達成できたのはいいことだ。こんな勝利を手に入れる力が持てるのはね」
- いいタイミングでチームの調子が上がってきたのでは、という質問にQBアーロン・ロジャース。 「いま僕らはいいプレーができている。よいチーム・エフォートだった。オフェンスは敵陣レッドゾーンで7回のうち6回タッチダウンを挙げ、チャンスをモノにできた。ディフェンスは相手を圧倒してくれた。サックやターンオーバーを生み出し、オフェンスによいポジションを与えてくれた。スペシャルチームもフィールドポジション・バトルでよい仕事をした。プレーオフに向かうにはこんなプレーをすることが必要なんだ。今日はよい勝ち方ができ、来週の厳しいミネソタ戦に向かうことができる」
- タイタンズ守備は(今季パッカーズが苦しんできた)2ディープでなく、シングル・ハイ・セーフティを使うことが多かった。オフェンス爆発はそのせいもあるのだろう。 「僕は驚いたよ。多くのチームが、ウチとやるときは両セーフティを下げてカバー2にしてるというのに。まあ今後のことはわからない。あらゆる事態に備えないと」とWRジェームズ・ジョーンズ。
- RTドン・バークレーは流感のため土曜に"Questionable"とされたが、ぶじフル出場。 「タフだったよ。土曜は早く家に帰してもらって、点滴を受けてひたすら寝てた。親戚の誰かから、玉ねぎを刻んでベッドに入れると病気を吸収してくれる、なんて言われてほんとに実行したよ。おかげで今朝目が覚めると少しマシになっていた。キツかったのはロングドライブの最中で、呼吸が苦しくなったこと。終わり頃にはよくなってきたけど、そうすると疲労がどっと出た。でも試合中は大丈夫だった。なんとか仕事をやり遂げることができた」
- OL陣の流感はLG T.J.ラングに始まり、OGヴァンローテンにうつり、最後はRTバークレーにうつった。 「次回は医者に行って予防注射を受けるかもしれない。あの気分ときたらこれまでで最悪だったから」とLGラング。
- 新先発センターのCイヴァン・ディートリック=スミスは最初の試験に合格した。反則なし、ショットガン・スナップのミスなし、エクスチェンジ・ミスもなし。スクリメージでのアジャストメント・コールも両ガードの助けは要らなかった。 「僕はただ風邪をひかないようにしただけ。それが最大のチャレンジだったと思うね。元気な人数をなんとか揃えないといけなかったから」
- Cディートリック=スミスについてマッカーシーHC。 「ラインをセットさせるテンポがよかったし、インサイドのランゲームがよかったことにも彼は貢献していたようだ。我々のオフェンスではセンターのリーダーシップ面が重要だが、その点でイヴァンはしっかりやってくれた」
- WRランドール・コブの足首の状態についてWRグレッグ・ジェニングス。 「彼はすごくよく動けていると聞いたよ。走ることもできてるって。それで気分がずっとよくなった。一緒にやってきた仲間が倒れるのはいつだって心配なものだ。大丈夫であることを祈ってる」
- WRコブの存在の大きさについてQBロジャース。 「彼はトップクラスのプレーヤーだ。彼にスペースでボールを持たそうと努力してる。見ていて楽しいし、準備の周到さは信じられないほどだ。つねにいるべき場所にいてくれて、まるで7年目か8年目の選手みたいに思えることもある。ずっと一緒にやってきて、ウチのオフェンスのコンセプトを、どうやってオープンになるかを理解してる。出来るだけ早くスペシャルチームの役目を免除してやれたらと僕は望んでる」
- WRコブは今季のオールパーパス・ヤーデージが2342ydsとなり、RBアーマン・グリーン(2003年)を抜いて球団新記録に。
- NFLトップの13TD目を決めたWRジェームズ・ジョーンズだが、100ydsゲームは今季初めて。(キャリア7回目)
- 引退のことを奥さんと話し合った?という質問にWRドナルド・ドライバー。 「話し合ってはきたけど、結論を出したわけじゃない。というのは、もう自分がプレーできないとは感じられないからだ。だからできるかぎり長くやりたい。現役続行に傾いているか? そう、もちろんだよ。それがずっと僕の目標だった」
- TEジャーマイケル・フィンリーはここ2試合連続で5キャッチを決め、存在感を取り戻しつつある。今季限りで放出、との報道については次のように答えている。 「僕は一生パッカーでいたい。何度でも繰り返し言うよ。ここが大好きなんだ」
- プレーオフで主役級を務める実力をコーチに認めさせたか、との質問にRBライアン・グラント。 「そういう話題には立ち入りたくない。自分のプレーには大きなプライドを持っているし、僕は自分への最大の批判者でもある。(コーチよりも)自分自身に実力を証明できたかどうかが問題だ。いくつか反省すべきランもあったけど、高いレベルでチームに貢献できたと感じている」
- 久々に20回キャリーしたRBグラントは、前頭部や眉間がヘルメットに当たって赤黒くなっている。 「僕はキャンプがなかったから、『トレーニングキャンプ額』 ができていない。前頭部がソフトなままなんだ。いまの体調はいいよ。ずっと戦ってきた他の選手たちと比べるとずっといい。今回はあちこち痛みが出ると思うけど、それも問題ない」
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解はRBハリスの7ydsTDラン。こちらは1バックの3WR・1TEで、TEフィンリーは右インラインに、WRコブは右スロットにセット。タイタンズはニッケル隊形のカバー2で、WRコブをダブルチームの構え。ハンドオフを受けたRBハリスが右に走り、RTバークレーとTEフィンリーが右に流れながらDEウィン(元パッカーズ)をダブルチーム、RGシットンとCディートリック=スミスがDTケイシーを内に閉じ込める。すこしスピードを落として待ったRBハリスはRG・RT間の”Bギャップ”が開いたのを見て飛び込み、LBとCBをかわしてタッチダウン。お手本のようなゾーンブロッキングだった。
- チームとしての100ydsラッシングは5試合連続。
- パッカーズの1stダウンは28回、タイタンズはわずか10回。これほどの差をつけたのは、2007年第10週ヴァイキングス戦以来。(29回/11回)
- ディフェンスについてマッカーシーHC。 「ドム・ケイパースDCは素晴らしいゲームプランを立ててくれたと思う。それだけでなく、ディフェンス全体がよい働きをしてくれた」
- CBトラモン・ウィリアムズ。 「これがウチのディフェンス。ブリッツし、ディスガイズ(偽装)する。それがこのスキームのキモなんだ。だけど、それぞれの選手がマッチアップ相手に勝ったからだとも言える。スキームが機能して、個々の選手もまたよく頑張った」
- どうせなら完封したかったとOLBクレイ・マシューズ。 「最後にタッチダウンを許したことに僕らは腹を立ててる。チーム全体としてスキのないゲームができたけど、僕らディフェンス選手としては、スコアボードにゼロを入れたかった」
- 昨年と今年のディフェンスの違いについてILBブラッド・ジョーンズ。 「今年はまた違った選手の集まりなんだ。どう違うかはよくわからないけど、結束力が高まってきたのはたしかだね。研究担当のマイク・エイヤーズが先週ミーティングで言っていたんだけど、フォーチュン500に入るような大企業が失敗を犯すのはたいてい、新しい人員を入れて組織に活を入れなければ、と感じるときなんだそうだ。本当に優秀な組織にとって大事なのは、外部の誰かを加えることじゃない。今いる全員が結束し、全員が目標にむかって邁進することなんだ」
- CBケイシー・ヘイワードのブリッツがこれまでになく多く、彼の後ろにILBが続く形のブリッツも目立った。 「ニッケルをプレーするからには、カバーもブリッツもできなきゃダメだ。今週は僕がブリッツもできることを示せたと思う」 (QBが1ydゲインしたのでサック扱いにならなかった好タックルあり)
- 今季パッカーズは攻守の被サックとサックが46で並んでいる。ディフェンスの46サックはNFL3位、オフェンスの46被サックは多い方から4位タイ。
- Kメイソン・クロスビー。 「僕らは戦い続けている。僕は長い時間と労力をつぎ込んで細部に至るまで準備し、そのことはチームメイトもわかってくれている。僕はフィールドで責任を果たし、チームのために高い水準を保ちたい」
- Kクロスビーへのスタジアムの声援は皮肉交じりのものだったのでは、という質問にマッカーシーHCは反論。 「皮肉交じりの声援? そこにいったいどんな違いがあるんだ? 私はこのリーグで長くやっているが、7万人による 『皮肉交じりの声援』 と 『真の声援』 の違いはわからないよ。彼らはキッカーをサポートしていたのだと私は思う」
- Kクロスビーへの信任についてマッカーシーHC。 「メイソンが我々のキッカーだ。いつまで同じことを言い続けなきゃいけないのかわからないが、今日も彼はよいキックをしたと思う。キックオフのボール・プレースメントもよかった。非常によく蹴れていて、本人も明るい見通しが持てている」 「ランボーで蹴るのは普通とは違う。率直に言うと、南エンドゾーン側(大スタンドを建設中)が普通とは違っている。詳細を話すわけにはいかないが、以前とは風のパターンがすこし違うんだ。個人的にも、彼が2本とも決めてくれて私は喜んでいる」
- スタンドにはKクロスビーを応援するサインボードも。(写真)
- 寒さのせいか、両軍パンターは序盤に苦しんだ。Pマステイは敵陣インサイド20に落とそうとして21ydsしか飛ばず、相手パンターも31ydsのシャンクがあった。
- 弟ジョーダン(ヴァンダービルト大の先発QB)が大晦日のミュージックシティ・ボウルに出場するため、QBロジャースは現地ナッシュヴィルの記者たちに向かって話している。 「彼のことをとても誇りに思っている。高校、ジュニアカレッジ、そしてディビジョンIの大学へと夢を実現するのを、兄として見守ることができた。ジェームズ・フランクリンHCは僕のルーキーイヤーにパッカーズのWRコーチだった人で、低迷していたプログラムを2年連続ボウルゲーム出場へ導いた。僕も大学時代に経験があるけど、そうした再建に成功したチームでプレーするのは本当にエキサイティングだ。ジョーダンにNFLでやれる才能があるか? そう願っている。プロ・デイの準備とか、僕にできることは何でも手伝うつもりだ。彼はフットボールを愛し、プレーを続けたがっているから」
- タイタンズのLGミッチ・ペトラスは試合前夜にアップルトン(アウェー球団が宿泊)で自動車事故に巻き込まれた。乗っていたタクシーが裏返しになる事故だったが、さいわい彼はケガもなく無事だった。
- 第4Q途中、ファンがフィールドに乱入して取り押さえられる事件があった。ハードヒットで倒したのはタイタンズのセキュリティ・ディレクターで、じつは元グリーンベイ警察署長とのこと。
- パッカーズがホーム最終戦を勝利したのは過去21年で20回目。(敗れたのは2004年JAX戦)
- パッカーズが第2シードを確保するシナリオは以下のとおりシンプル。(引き分けについては割愛)
- ヴァイキングスに勝つ。
- または、49ers(ARI戦)とシーホークス(STL戦)がともに敗れる。
- いっぽう、ヴァイキングスはパッカーズに勝てば無条件でプレーオフ進出。ベアーズは自分がライオンズに勝ってヴァイキングスが敗れなければいけないので、今週は全力でパッカーズを応援するらしい。(写真)
- 注目度を考慮して、最終週ヴァイキングス戦は東部時間午後4時25分に変更された(日本時間午前6時25分)。サンデーナイトには、「勝った方が地区優勝」となるDAL@WASが選ばれている。
- 試合開始までのスタジアムの様子をまとめたビデオ、"Sights & Sounds"