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OTA Notebook: DEニールの言い分
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年6月 6日
Organized Team Activities(OTA)の第3週、公開練習3日目(OTA練習7日目)が行われた。OTAの公開日はこれが最後。今月12日から3日間行われるミニキャンプ練習のうち、今年は12日の練習だけが公開されることになった。(これまでは3日間すべて公開だった)
- コルツから解雇されたドラフト外ルーキーのSマイカ・ペレリン(ハンプトン大)をウェイバーで獲得し、代わりにWRマーカス・リヴァースを解雇した。Sペレリンはサザンミシシッピ大からハンプトン大に転校し、CBで3年間先発。昨季は4INT、15ブレークアップ(カンファレンス最多)を記録している。
- ラインナップ関係。
- 先週休んでいたLTマーシャル・ニューハウスが復帰し、1stチームOLは現状のベストメンバーに。7巡ルーキーのアンドリュー・ダトコは右タックルの2番手に回った。ハーブ・テイラーが左タックルの2番手。
- 今回もマシューズが休んでいるため、右OLBではウォルデンとともにデズマン・モーゼス(ドラフト外ルーキー)がたっぷり出番をもらっている。
- ウッドソン不在のなか、CBサム・シールズは常に1stチームでプレーしている。2年目のデヴォン・ハウスや新人ケイシー・ヘイワードに脅かされる様子はまだない。CBジャレット・ブッシュがニッケルバックとしてスロットに入っている。2ndチームはヘイワード、ハウス、ブランディアン・ロスの3人。
- 見学組および欠席者の詳細は省略。先週までいた選手の中では、WRグレッグ・ジェニングスとTEジャーマイケル・フィンリーが新たに休んでいる。FBジョン・ヘイジー、LTマーシャル・ニューハウス、Cサンプソン・ジーナスは復帰。
- QBグレアム・ハレルはプレーアクションやポケット外での動きが以前よりずっと滑らかになった、との評あり。 マッカーシーHCは、「彼の球速が増したことは誰の目にも明らかだと思う。彼が今オフシーズンに重ねてきた努力の成果だ」と話している。
- 2年目のTE D.J.ウィリアムズがSS M.D.ジェニングスを抜き、QBロジャースからのロングボムをワンハンドキャッチ。この日のベストプレーだった。
- WRランドール・コブはアクロス・ザ・ミドルで鋭いパスを何度もキャッチ。今年はこうしたプレーが増えそうで、彼をサイドラインに留めるのが難しくなるだろう、と記者たち。
- 1巡指名OLBニック・ペリーがLTニューハウスを抜き去ってサック(倒さないが)を決める場面も。
- DEマイク・ニールは、ドーピング違反で4試合出場停止処分を受けたことについて異議申し立てをするつもりだと語っている。すでに一度申し立てを却下されていて(そこまで済んでから処分が発表されるのが普通)、再度の申し立てが可能なのかどうかはわからない。
- 本人によると陽性反応が出たのはアデロールであり、強迫性障害の治療のため医師から処方されていたものだとのこと(注意欠陥障害にもよく用いられる)。 「アデロールを服用したからってパスをブロックしたりサックしたりできるわけじゃない。僕の見方では、自分はまったく悪いことはしていない。必要としている助けを求めただけだ。ただ、チームを通さずに外部の医師から処方された。それが過ちだというなら、結果は受け入れるよ。でも僕に言わせれば、アデロールが能力向上薬だというなら、誰もが仕事をクビになってしまう」 (乱用が問題になるほど普及しているため)
- 治療が必要なほど状態が悪化したのは昨季のこと。 「それまでは投薬が必要だと思ったことはなかった。僕の母もよく似ているしね。夜ほとんど寝ずに6時半にトレーニングに来て、午後もまだここにいる、と人に指摘されるけど、それも症状の1つなんだろう。自分に満足できず、やがてそれが自分を蝕んでいく。昨季は大きな期待をかけられ、ケガから慌てて復帰を強いられた形だった。なのにヒザが思うように回復しない。そうしたことが重なって、神経が参ってしまった」
- 彼は今もチームのプランに入っている、とマッカーシーHC。 「もちろんだ。昨季トレーニングキャンプでのヒザ負傷から復帰したときの状態と比べると、今はまったくの別人といっていい。体作りができていて、より瞬発力がある。意欲に満ち、謙虚に取り組んでいる。いくつもの困難を経験したからね。私は期待をしているし、過去を乗り越えて成長していく兆しがいくつも見て取れる。今は100%の状態になり、とてもよく見えるよ」
- DEアンソニー・ハーグローヴについてマッカーシーHC。 「彼は(オフシーズンプログラム開始以来)ずっとここにいるから、システム習熟のために特別なコーチングは必要ないと思う。ただ、今は状況を注視しているところだ(下記参照)」
- DEハーグローヴなど"Bountygate"で処分を受けた選手たちに対し、特別裁定官は不服申し立てを却下。「新労使協定締結前の事件についてコミッショナーには処分を下す権限がないはず」という主張は認められなかった。しかしハーグローヴだけは、「参加していた証拠をコミッショナーはもっとしっかり示すように」との指示が付け加えられた。処分軽減の望みはまだ残っている。
- RTマーク・タウシャーがNFLの"Broadcast Boot Camp"プログラム(4日間)に参加している。解説者・アナリストに転身するための短期集中講座で、テープ分析、編集、番組の準備、ラジオ番組制作、コントロールルーム・オペレーション、スタジオでの準備、制作会議、フィールドレポート、ゲーム準備など、内容は多岐にわたる。全選手がスタジオ撮影やテレビ局重役とのネットワーク会議を行い、実際のラジオ番組にもゲスト出演することになっている。
- RTタウシャーは昨季解雇されたあと正式な引退表明をしていないが、今回のNFL発表の中では引退選手として分類されている。参加している23人の現役選手・元選手の中には元パッカーズのOLBブレイディ・ポピンガも。2007年に始まった同プログラムには昨年までで105人が参加し、うち44人が放送関係の仕事を手に入れている。
- 先日のソフトボールゲーム後に少年からWRドライバーのシューズを奪い取った女性は、少年とその家族に謝罪。放課後にアップルトンのスタジアムに呼ばれた少年は、WRドライバー自身からたくさんのサイン入りプレゼントをもらってハッピーエンドとなった。全米放送のテレビ番組にも出演するおまけつき。(写真)
- パッカーズとベアーズの選手・OBがチャリティー・ゴルフで対決する第1回”Rivalry Cup" がイリノイ州メディナ(シカゴ近郊)で今月18日に開催されることになった。詳しくはこちら。