パッカーズの今年最後の指名はテネシー大チャタヌーガ校のQB B.J.コールマン。身体能力は高いがかなり粗削りなタイプのようだ。入団3年目のグレアム・ハレル、アリーナリーグ出身のニック・ヒルとともに控えQBの枠を争うことになる。
Strengths : 堂々とした体格に恵まれ、全身のパワーがある。肩はかなり強く、NFLで求められるすべてのルートに強いボールを投げられる。リリースの速さもまずまずで、ボールを放す位置が高い。スクランブルから長いパスを決めるアスレチック能力もある。ハードワーカーでフィルムの研究も非常に熱心。人格がしっかりしていて、リーダーシップはチームメイトから認められている。非常に手が大きく、ファーヴとまったく同じサイズ(ロジャースより少し大きい)。
Weaknesses : ルート・プログレッションで2人目以降のレシーバーを見つけるのに苦しむ。ポケットでのモビリティや落ち着きは今ひとつで、プレッシャーでバタバタしやすい。フットワークが不安定なためにコントロールが乱れやすい。パスのタッチを変えるのがまだ上手くない。ボールを持ちすぎてサックを受けることがある。やや激しい気性で、熱くなりすぎるところがある。
その他 : 先発の機会を求め、大学2年目でテネシー大からテネシー大チャタヌーガ校へ転校している。昨季は弱いOLのせいで繰り返しハードヒットを受け、肩の負傷で終盤4試合を欠場。プレー成績も芳しくなかった。レベルの高くないカンファレンスで3年通算52TD・31INTという成績は物足りない。ワンダーリックテスト25点はQBとしては平均的な数字。