パッカーズは前日のトレードで5巡指名権を失っていたが、6巡指名権に7巡2つを足して今年3回目のトレードアップを敢行。ノースカロライナ州立大のILBテレル・マニングを指名した。これでなんと6人連続ディフェンス指名。マニングは大学では4-3のウィークサイドLBをプレーしていたが、パッカーズはインサイドLBとして起用するとのこと。
Strengths : パスラッシュに天性のセンスがあり、アウトサイドを攻めるスピードがある。ブロッカーをかわす横方向のアジリティがよく、姿勢を低くして相手OTのリーチをかいくぐるフレキシビリティがある。激しいハードヒッターで、オープンフィールドのタックルもまずまず。相手の動きを読み、ビッグプレーを生み出す嗅覚がある。昨季は5.5サック、4ファンブルフォース、3INT、12.5ロスタックルとビッグプレーを量産し、カンファレンスの2ndチームに選ばれた。
Weaknesses : 派手なビッグプレーがあるいっぽう、ミスも少なくない。しっかり抱え込まずタックルをミスすることがある。下半身が強くなく、ポイントオブアタックでブロッカーを受け止める馬力が足りない(正反対の見方も)。パスカバレッジでの動きは平凡で、方向転換の動きが柔軟性を欠くときがある。
その他 : ヒザの大ケガの前歴が指名順位を下げた面もあるらしい。高校最後に前十字靭帯を断裂して大学1年目を棒に振り、昨年も内側側副靭帯の部分断裂と軟骨損傷を負って手術を受け、数週欠場した。アーリーエントリーの決断には疑問の声も多い。ワンダーリックテスト23点は平均より高め。