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Notebook: RBグラントは腎臓打撲
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年9月28日
- 月曜の会見でマッカーシーHCはRTブライアン・ブラガのケガについて「左ヒザの捻挫および打撲。チームドクターは、ブラガは惨事を逃れたと言っていた」と説明。詳しいことは今週後半にならないとわからないと語っているが、おそらく数試合は欠場になるのではないか。
- RBライアン・グラントは腎臓の打撲と判明。こちらも詳しいことは今週後半に。
- OLBブラッド・ジョーンズはハムストリングを痛めたが、試合最後まで(スペシャルチームばかりだが)出ていたのでかなり軽いもの。
- ベアーズのラヴィー・スミスHCは2004年の就任時に打倒パッカーズを掲げ、その言葉のとおりQBファーヴ相手に6勝2敗。しかしQBロジャース昇格以降は2勝6敗となり、これで8勝8敗の五分に。マッカーシーHCはベアーズに対して7勝5敗。
- ランボーフィールドでは今週のホームゲームから、観客入場の際のセキュリティチェックに、手持ちの金属探知機を追加すると発表。いわゆるパットダウン(体を手でポンポンと叩くヤツ)はこれまでどおりなので、より時間がかかることが予想される。
- 地元両紙のベアーズ戦レビューから。
- QBロジャースは相手ディフェンスの出足をハード・カウントで乱し、オフサイドを4回も誘った(ただし味方OLも引っかかってフォルススタート)。スナップ直前に相手ディフェンスの貴重な情報を手に入れるため、こうした練習は常にしている。
- 狭いところへでもどんどんダウンフィールドに投げ込むQBロジャースの自信は素晴らしいもので、「先発1年目なら(いや2年目であっても)ここはイージーなチェックダウンに投げただろう」という場面が何度も。こうした自信こそがクォーターバックを偉大にする。
- キャンプ開始以来、RBグラント(31スナップ)がRBスタークス(38スナップ)より良く見えたのはこれが初めて。インサイド・ゾーンのランでのカットバックが次々と好ゲインを生んだ。彼の判断に疑問符がつけられるのはラン17回のうちわずか1回。腎臓に打撲を負いながら最後までタフにプレーした。
- RBスタークスはその正反対。自分に自信がなさそうで、目の前の(ブロッキングの)展開を信頼できず躊躇しているようだった。
- オフェンス70回のうちWR陣の出場スナップ数は、ジェニングス(57)、ネルソン(42)、ドライバー(34)、ジョーンズ(24)、コブ(15)。
- WRジェニングスは3ポジションすべてでプレーしたが、どこをやってもベアーズはカバーできなかった。WRドライバーは2週連続で出場スナップ数がWRネルソンを下回った。キャッチゼロは先発10年間でわずか3回目。WRコブは開幕戦から7→10→18と出場回数を増やしている。
- TEフィンリーはそれぞれFSメリウェザー、LBブリッグス、SSステルツ(代役スターター)を破って3TDを挙げた。今回もブロッキングには波があり、MLBアーラカーにアグレッシブに行かなかったせいでRBスタークスのランが止められる場面あり。
- 3試合を終えてのトップOLはCウェルズ。他はみな2回ずつ反則しているのに彼はゼロ。プレッシャーを一度も許さず、"Bad Run"(1yds以下に抑えられたランプレー)に責任があるのも1.5回だけ。クイックネスと力強さがあり、今回もベアーズのセンター、ロベルト・ガーザとの力の差は明らかだった。
- RTニューハウスは持ち前のアスレチック能力で無難に代役をこなし、インテリジェンスの高さも見せた。DEペッパーズが彼の側に回っても慌てなかった。ただしランプレーで"Bad Run"責任が3.5回。
- LGラングはランブロックが非常に不安定で、"Bad Run"責任は4回もあった。
- DL陣の出場スナップ数は、ラジ(49)、ウィン(39)、ピケット(19)、ウィルソン(9)。NTハワード・グリーンは出番がなかった。ディフェンスの54スナップのうち、3-4のベース隊形は9スナップ。
- 相手ランブロッカーにとってDEラジとNTピケットのコンビはあまりに強固。第2Qの2ndダウン・ゴールがその典型。(2DLで)ラジが相手LGとCを、ピケットがRGとRTをしっかり受け止めたので、ILBビショップが突っ込んでRBフォーテを1ydロスに止めるのは容易だった。
- OLBマシューズは入団以来最高のゲームの1つ。パッカーズのラン守備が素晴らしいのは彼の存在が大きい。パスラッシュではサックこそなかったもののQBハリー4回、ノックダウン3.5回、ロスタックル2.5回。相手はQBドロップバックの44%で彼をダブルチームした。
- ラン守備が向上してきたOLBウォルデンはしっかりとしたエッジを作っている。しかしパスラッシュではハリー1回に抑えられたうえ、ラフィングザパサーでCBウィリアムズのインターセプトが取り消しに。OLBジョーンズは1スナップだけの出番でミスタックル。
- 両ILBは合わせて10回のパスラッシュであまりプレッシャーをかけられず。彼らにスピードがないことも不安定なパス守備の原因の1つになっている。
- FSバーネットはSSからFSに移って2インターセプト。万能セーフティになれる才能を示し続けている。最初のINTは最高のタイミングでキャッチ、2つ目は地面すれすれでダイビングキャッチ。相手のミスとはいえ、こうしたボールを落としてしまう選手は少なくない。
- CBウッドソンがSSペプラーに代わってセーフティに入ったのはもちろんカバー能力アップのため。CB陣は3人ともディープで抜かれる場面があり、どれも相手のミス(投げ損ないや落球)に助けられた。CBシールズは相変わらず悪く、ミスタックルも何度か。
- 前半2ミニッツでWRノックスに40ydsパスを許してからは、ケイパースDCは2ディープのマンカバレッジ一本槍に変更した。
- 第4Q残り3分10秒、CBブッシュのサックはRBフォーテとRTオミイェルを突破した見事なプレー。
- Pマステイは飛距離を犠牲にしたものの、平均4.22秒のハングタイムでWRヘスター封じに成功。最初の2回は相手がパントブロックを狙ってきたが、速いゲットオフ・タイムで事なきを得た。