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Notebook: FA選手たちの行方は
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年7月27日
火曜朝9時(グリーンベイ時間)でロックアウトが解け、選手たちが次々とランボーフィールドに入っていく。一番乗りはC/Gイヴァン・ディートリック=スミスだったようで、最も早く出てきたのは放出通告を受けたILBニック・バーネットだった。選手たちはメディカル・チェックやコーチとの面談をこなしたあと、個人トレーニングに励んでいる。
- トレーニングキャンプ日程はまだ発表されず、最初の練習が土曜夕方のノンパッド練習である、ということのみ。
- FA選手はどの球団とも交渉することができるが、正式契約は金曜から。パッカーズのILBバーネットを含め、多くの球団で高額ベテランが解雇通知を受けている。とくにサラリーキャップが苦しいカウボーイズはバッサバッサと切っている(LGレナード・デイヴィス、WRロイ・ウィリアムズ、RBマリオン・バーバー)。
- 8月4日(例年なら3月初めだが、今年は超変則)に新リーグ年度に入るまで、FA契約選手はチーム練習に加わることができない。たとえ所属球団との再契約であってもそれは変わらない。
- ミルウォーキーのラジオ番組にレギュラー出演したQBアーロン・ロジャースがWRジェームズ・ジョーンズの再契約を望むコメント。「ジェームズはきわめて才能豊かで、再契約すべき選手だと思う。心底からそう思ってるんだ。最優先にすべきだよ。彼なしではスーパーボウルに勝てないし、彼が必要だ」。 仲間への義理で再契約を訴えるはよくあるが、それにしても今回のはかなり熱烈。「フィジカル・ミステイク(手痛い落球を指す)はフットボールにはつきものだし、たしかに苛立たしいけれど、彼はチームのためにビッグプレーをたくさん生んでくれた。これからまだ伸びる選手だと思う。だから最優先だと思うけど、決めるのは僕じゃないから」
- FAとなったC/Gジェイソン・スピッツは他球団で先発のチャンスを模索中。 「先発センターの座に我々は興味がある。パッカーズもジェイソンとの再契約に興味を持っていて、話し合いも持ったが、最もよい機会が得られるまで待つことになるだろう。今日はすでに4球団から接触があったし、よいことが起こると自信を持っている」と代理人。
- ショートヤーデージのボールキャリアーとしてカルト的人気を誇るFBジョン・クーンもフリーエージェント。パッカーズとの再契約を望んではいるものの、よいオファーがあれば他球団への移籍もあるようだ。
- 2007年1巡16位指名のDEジャスティン・ハレルは昨年開幕直後にヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂。契約最終年の今年のベースサラリーは$65万ドルと安いものの、新リーグ年度の初めにロースターボーナス$57万5000ドルが発生する。近年で最悪のバストにパッカーズがこれ以上投資する気があるとは思えないが、代理人によると、球団からの(解雇などの)連絡は何もないとのこと。ハレル本人はパッカーズでのチャンスを望んでいる。今年は新リーグ年度のスタートが8月4日なので、キャンプ序盤に本人の回復具合を見てからでいい、と球団は考えているのかも。
- ホワイトハウス訪問については、昨日の記事のとおり8月中に実現するべく調整中。なにしろ相手側も多忙で、任期4年でおそらく最大の難局を迎えているところ。
- すでにドラフト外ルーキー十数人との契約合意が報道されている。しかし、フィジカルチェックでハネられるなど、正式契約に至らない選手が毎年出てくるので、選手紹介は正式発表されてから待つことにする。
- 新労使協定の規定により、今年のキャンプは例年より10人多い90人ロースターなので、たくさんのドラフト外選手と契約することができる。ただし、全ドラフト外選手への契約ボーナス総額は各球団$75000ドル以内、という制限も新たに設けられた。