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Notebook: 次はホワイトハウス訪問
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年6月19日
- QBアーロン・ロジャースが故郷カリフォルニア州チコで弟のジョーダンとともにワークアウトをする映像。ジョーダンも兄と同じくButte Collegeでプレーし、昨年ヴァンダービルト大に編入した。体格も兄とほぼ同じ。昨年は肩のケガで棒に振ったが、今年は先発QB争いに加われるか。
- QBアーロン・ロジャースはこのオフに食生活を改善し、昨季(公称225ポンド)よりも10ポンドから12ポンドほど絞ったとのこと。「スーパーボウルとその後の騒ぎの中で、230ポンド台まで増えてしまったからね。僕としては異常なレベルだ。僕は食べることが大好き。甘いものが大好き。ハンバーガーもステーキもポテトも大好き。ただもう少しヘルシーになりたかったから、このオフシーズンに、栄養学に詳しい人と一緒に取り組み始めたんだ」
- 昨年キャンプで足を骨折してインジャリー・リザーブで過ごしたCBジョシュ・ベルは、スーパーボウル・リングをもらえなかった。理由は不明。昨季インジャリーリザーブで過ごした選手の中でリングがもらえないのは彼だけのようだ。Press-Gazette紙が情報筋から聞いたところによると、昨季開幕前に球団側がInjury SettlementをオファーしたのにCBベルがサインせずインジャリーリザーブに居座り(サラリーを全額払わなくてはいけない)、そのことに球団側が憤慨していた、という事情があるらしい。スーパーボウルのダラス遠征に帯同しない唯一の選手でもあった。
- 昨季途中で解雇したCBアル・ハリスにはリングを与えるとマーク・マーフィ社長が明言したが、今回のセレモニーには出席せず。球団から招待されなかったのか、本人が出席を断ったのかはわからない。
- リング・セレモニーが終了したことで、残るイベントはホワイトハウス訪問だけ。ロックアウトが続いているため予定が立てられないが、こうなると(新労使協定がまとまった後)トレーニングキャンプ中の休日を充てるのが現実的な線かもしれない。昨年のセインツは同じくキャンプ中の8月9日の訪問だった。
- 今月11日にはランボーフィールドでケニー・チェズニーのコンサートが開催され、4万人を超えるファンがスタジアムを埋めた(写真)。今回の"Goin' Coastal"ツアーには、ランボーフィールドを含め10か所もNFLスタジアムが含まれている。おなじみ"The Boys of Fall"の長いイントロではマイク・マッカーシーHCが紹介され、ロンバルディ・トロフィーを持って舞台に上がると場内は大変な盛り上がりに。(ファン撮影ビデオ)
- ランボーフィールドでのコンサートは1985年のSurvivor以来26年ぶりとあって、フィールドの芝の傷みが心配なところ。そもそも、ずっとコンサートを行わなかったのもその懸念のためだ。コンサート翌日の様子はこんな感じ。ステージは南側エンドゾーンあたりだったので、茶色く変色しているのはステージの前あたりだろうか。
- 2007年春に導入した Desso GrassMaster は、3%ほどの人工芝が天然芝を補強するシステムで、シーズン中の傷みが少なくなったとパッカーズは高く評価している。ただ、傷んだ部分の芝だけ入れ替えることができなくなったので、春先に種を蒔いて育成を促す方法を採っている。プレシーズンゲームまで2か月以上ある「5月15日から6月15日の間」ということで今年のコンサートを組んだが、芝が最も伸びる時期はもう過ぎているのだという。球団の収入を増やすためにこうした大イベントを活用したいところだが、来年以降も開催するためには、今後2か月の芝の回復を見極める必要がある。
- ESPN The Magazineの調査による「全米最高のスポーツ・フランチャイズ」ランキングでパッカーズが8年ぶりに1位に選ばれた。採点ポイントは、Bang For The Buck(過去3年の収入と勝利数の割合)、Fan Relations(いかにファンを大事にするか)、Affordability(チケット・駐車場・売店等の価格)、Stadium Experience、Players、Coaching、Title Track(過去の優勝回数・今のファンが生涯に何度優勝できそうか)の7つとなっている。昨年のパッカーズは9位で、成績のよかった年は当然ランクが上がる。Stadium Experienceでは毎年1位か2位をキープしている。
- 音楽好きのQBアーロン・ロジャースは2009年にレコード・レーベル"Suspended Sunrise Recordings"を立ち上げているが、最近も故郷チコ出身のバンド"The Make"のレコーディングを行っている。