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Notebook: 第6回テイルゲート・ツアー
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年5月12日
最近のパッカーズ関連の話題をまとめて。
- 第6回パッカーズ・テイルゲート・ツアーが現地火曜にスタート。パッカーズ選手や有力OBが大型バスに乗り込み、各地でファンと触れ合う。今年は5日間で700マイル以上を踏破する予定。道中はあちこちでサプライズ訪問を行っている。
- 今年の参加者はマーフィ社長、ILBビショップ、RGシットン、QBフリン、元FBジム・テイラー、元OTフォレスト・グレッグ、元WRアントニオ・フリーマン、元RBドーシー・レヴェンズ、元DTギルバート・ブラウン。たいへん豪華なメンバーで、4回のスーパーボウル制覇を網羅できている。4つのロンバルディ・トロフィーが同行しているのも今年の特徴。
- ランボーフィールドを出発するときにはマッカーシーHCやトンプソンGMも見送りに。ロックアウト中ながら選手たちと挨拶を交わしている。
- 今年は初めて州境を越え、ツアー初日はミシガン州のいわゆるアッパー・ペニンシュラを訪れた。森林に覆われ人口が少なく、ミシガン州総面積の1/3を占めながら人口では同州の3%。距離的にグリーンベイの方がずっと近いため、伝統的にパッカーズファン優勢の地域となっている。
- 初日の様子をまとめたビデオ。高校の体育館で400人の生徒たちとQ&Aセッションを行ったり、小さな街のレストランで食事をしたり、リハビリ施設を慰問してビンゴに興じたり。初日の最後はアッパー・ペニンシュラ最大の都市マーケットでのパーティ。ノーザン・ミシガン大の体育館に4000人ものファンがつめかけた。
- 初日にアッパー・ペニンシュラを回った一行は2日目からウィスコンシンに戻り、アシュランド、オー・クレア、ウォーソーと州北部を回り、最後はグリーンベイ・イースト高校で締めくくることになっている。
- ここまでの写真集はこちら。
- スーパーボウル・リングの制作は業界最大手Jostens社に決定。アメリカの人々には卒業リング等でおなじみの会社らしい。NFLでは第1回スーパーボウルを勝利したヴィンス・ロンバルディHCが同社を選んだのを皮切りに、のべ28球団が同社でスーパーボウル優勝リングを作っている。選手・スタッフへの授与は6月16日との一部情報もあるが、はっきりしたことはまだわからない。
- 火曜にはホワイトハウスからの正式な招待状が球団に届いた。ただしロックアウト中のため、訪問日時のめどは立っていない。
- あちこちの球団で開かれつつある合同自主練習の効果について、ILB A.J.ホークは懐疑的なコメント。「ディフェンスについて言えば、できるのは7on7ぐらいなんだよ。QBがレシーバーたちにパスを投げる練習に意味があるのは僕も理解できる。でもそれ以外は、仲間意識を高めるためのものだと思う。複数チームから集まった練習が大失敗だった、という話も聞いてる。高校の、状態の悪いフィールドや用具を使ったりとか。僕らは全員、個人で体作りをしっかりやってる。合同練習は、チームが団結して良きチームメイトになる、という意味では良いものだ。僕が価値を認めるのはその部分だね」
- 選手たちがロックアウト中の本格練習に消極的なのは、ロックアウト中に負傷したら通常の補償が受けられない、という理由が最も大きい。例年ならばミニキャンプやOTA中に大ケガをしても、球団はそれを理由に解雇はできない(いわゆる Injury Settlement が必要になる)。しかしいま自主練習で負傷してしまうと、私生活で階段から転がり落ちたのと同じ扱いになってしまう。
- WRドナルド・ドライバー主催チャリティ・ソフトボールゲームは6月5日に決定。ロックアウトとは関係なく、確実に開催されるとのこと。ゲームは例年どおりアップルトン市のフォックスシティーズ・スタジアムで、オフェンス対ディフェンスの形で行われる。収益はドナルド・ドライバー財団を通じてホームレス家族の支援に寄付される。
- 上記テイルゲートツアーの会場でマーク・マーフィ社長は、ブレット・ファーヴの永久欠番化の方針に変更がないことを強調したうえで次のように語っている。「おそらく2、3年かかるだろうと思う。まず最初に、彼が本当に引退したことを確かめたい。我々は2007年シーズン終了後にその失敗を犯しているので」