スーパーボウル制覇から2日経った火曜午後、祝勝イベント"Return To Titletown"がランボーフィールドで盛大に開催された。晴天とはいえ-13℃とたいへんな冷え込みのなか、約56000人のパッカーズファンが集まって英雄たちを迎えた。学校をサボって遠くの街からやってきた、と胸を張る高校生たちも少なくない。
入場トンネルには"Super Bowl XLV Champions"と特別の飾りつけ。コーチ、スタッフ、そして選手たちが紹介されたあと、マイク・マッカーシーHCがロンバルディ・トロフィーを掲げて登場。"Go Pack Go!!!"の大合唱が沸き起こった。
司会進行はラジオ実況でおなじみのラリー・マッカレン(元センター)とウェイン・ラリヴィーのコンビ。マーク・マーフィ社長を筆頭に、コーチたち、有力選手たちが次々と壇上に上がり、ちょっとしたコメントを残していく。なかでもQBアーロン・ロジャースが登場すると、"M-V-P! M-V-P!"のコールが起こり、興奮は最高潮となった。「グリーンベイのみなさん、僕たちは来年も全く同じことをして、ここに戻ってくるつもりです」
このイベントはウィスコンシンじゅうで生放送もされている。CMブレークの間には、C/Gジェイソン・スピッツが上半身裸で雪の中をヘッドスライディングし、観客を楽しませる場面も。スコット・ウォーカー知事は、「この2月を"Green Bay Packers Month"とする」と宣言。グリーンベイ市長のジム・シュミットは、「街路の名を"McCarthy's Way"と名付ける」と明言した。(街路の選定はこれから、マッカーシーHC本人の意向も聞く、と当局者)
イベントの最後には選手たちがフィールド外周を一周。FSニック・コリンズがトロフィーを持ってファンにも触れさせている。