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Notebook: FSマーティンがIR入り
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年10月14日
- WAS戦でヒザを負傷したFSデリック・マーティンはインジャリーリザーブに入り、シーズン終了となった。スペシャルチームのエース的存在としてリーダーシップを発揮していただけに、戦線離脱は痛手が大きい。これでセーフティの控えがCB/Sジャレット・ブッシュだけになってしまったが、週明けにはSSアタリ・ビグビーが復帰可能となるので、今週は補強をせずに我慢するのではないか。
- 入れ替わりにLBロバート・フランソワ Robert Francois がプラクティス・スクワッドからロースターに昇格。ボストン・カレッジから昨年ドラフト外でヴァイキングスに入り、昨季終盤はパッカーズのプラクティス・スクワッドにいた。本職はインサイドと思われるが、キャンプでは(ケガ人が多かった)アウトサイドもかなりプレーしており、今ひとつはっきりしない。身長6フィート2(188cm)、体重255ポンド(116kg)。背番号は49。
- 昨日トライアウトに参加した以下の2選手をプラクティス・スクワッドに入れた。LBフランソワの昇格とLBジョニー・ウィリアムズの解雇で2つ枠が空いたため。
- Sマイケル・グレコ Michael Greco はセントラルフロリダ大出身のドラフト外ルーキーで、RGシットンの2年後輩だった。身長6フィート3(191cm)、224ポンドの長身セーフティ。今春ジャイアンツに入団したものの、開幕前に解雇されている。
- OLBマイク・リヴェラ Mike Rivera は身長6フィート2(188cm)、252ポンド(114kg)、40yds走は4.63秒。カンザス大から昨年ベアーズに入団し、昨季を通してタイタンズのプラクティス・スクワッドにいた。今年も開幕ロースターに残れず、タイタンズから解雇となっていた。
- TEフィンリー情報は前の記事参照。
- ILBニック・バーネットは今日手首の手術を受けた。インジャリーリザーブ入りの可能性も依然として残っていて、状況はTEフィンリーとよく似ている。
- 2試合欠場したILBブランドン・チラー(肩)、CBサム・シールズ(ふくらはぎ)、FBクイン・ジョンソン(でん部)が練習に復帰。悪いニュース続きの中で、これは嬉しいニュース。
- ILBチラー復帰は試験的なもので、明日の状態がどうなっているかが問題。
- 手術組の他に、QBロジャース(脳震盪)、RTタウシャー(肩)、TEドナルド・リー(胸)、DEピケット(足首)、OLBマシューズ(ハムストリング)は休んでいる。
- QBアーロン・ロジャース(脳震盪)の診断について、「今は(問題なしと評価されるまでの)プロセスを進めているところだ。あと2つか3つのステップを経る必要がある。次に出場できるかどうかは、木曜朝までわからない」とマッカーシーHC。今年のNFLは脳震盪の判定が厳しくなり、チームドクターがOKを出した後、外部のドクターからもOKをもらわなければならない。
- OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)について、「練習復帰は早くても金曜」とマッカーシーHC。
- QBロジャース不在のため、QBマット・フリンが全スナップで1stチームに入った。
- WRグレッグ・ジェニングスは久しぶりに地元記者の取材を受け、「サイドラインでフラストレーションを露わにしてしまったことを謝罪したい。ジミー・ロビンソンWRコーチにも謝った。自分のキャッチ数の問題ではなく、オフェンスの不調についてだった。たぶん"苛立ち"という表現では控え目すぎるだろう」と語っている。しかしサイドラインで具体的に何があったのか、誰も見ていないのでよくわからない。彼にしては態度が悪かった、という程度かもしれない。
- 練習にフル参加したCBサム・シールズ(ふくらはぎ)。「このところどんどんよくなってきたので、今日はフィールドに出て走り回って、感触を確かめてみた。とてもいい感じだった。日曜にはきっと出場できる。ただフィールドで100%でなければならないし、そうでないのに出場してシーズンエンドになったりしたくない」
- 経験の浅いドラフト外ルーキーだけに、CBサム・シールズがニッケルバックの座をすぐ取り戻せるとは限らない。この日の練習では彼がニッケルバック専任ではなく、ローテーション起用だったようだ。
- マイク・マッカーシーHC。「これだけケガ人が多くなってくると、(控え選手層が薄くなるため)スペシャルチームが最大のチャレンジだ」
- 1946年以来64年にわたってチーム・フォトグラファーを務めてきたヴァーノン・ビーヴァー Vernon Biever が87歳で死去。パッカーズとの付き合いはフリーの学生カメラマンだった1941年に始まり、今年がなんと70回目のシーズン。初代カーリー・ランボー以来すべてのヘッドコーチを見守ってきた。2002年にはパッカーズ・ホール・オブ・フェイム入り。1982年と2002年にはNFLの"Photographer of the Year"にも選ばれている(有名な作品の数々)。現在では長男ジョンが彼と肩を並べてチーム・フォトグラファーとなり、次男ジェームズや孫のマイケルもカメラマンとなっている。(息子たちとの写真)