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Packers - Seahawks Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年8月23日
- QBアーロン・ロジャースは2試合を終えて20/24、275yds、3TD、0INTのレーティング154.0。しかもサックゼロ。「ラインがすごくいい仕事をしてくれてる。好調はフロントラインから始まっているんだ。多少ポケットを動かすことができ、必要なときにはランでボールを進めることができ、相手ディフェンスに読ませないことができてる。相手の的が絞れない時にいい攻撃ができる」
- QBロジャースについてジョー・フィルビンOC。「正確なボールを投げ、よい判断をしている。チームをしっかり掌握している。カバレッジがよく見えていて、フロントもよく見えていて、悪いプレーを避け、よいプレーを選んでいる。現時点としては非常に良いオフェンスをしている。我々は彼にはこれを期待していたし、もう誰も驚いていないと思うがね。私は満足している。とてもよい出だしだ」
- 6回30ydsもボールキャリーしたFBジョン・クーンはご機嫌の様子。「僕にとっては特に楽しかった。フルバックってのは、いつも同じ場所にいて、自分の体をぶつけていくばかりだからね。ボールをキャリーできるのはすごく楽しい」
- ドライバー欠場のWRではジェームズ・ジョーンズが先発出場。キャンプ序盤はジョーディ・ネルソンが3番手WR争いをリードしていたが、このところはジョーンズが盛り返していた。開幕までに決着がつくのか、それとも昨季と同じ「共同3番手」のままシーズンを迎えるのか。
- QBロジャースからTEジャーマイケル・フィンリーへのホットラインは強固になるばかり。
- 層の厚くなったOL陣の中で、C/Gジェイソン・スピッツがトレード材料となるかも、とJournal Sentinel紙が書いている(憶測だけで根拠はない)。「2週間後もここにいるか?それは上の階(人事)の人たちに聞いてもらわないと。残りたいか?もちろんイエスだ。でも、結果としてそうならないこともある。そうなったらとても残念だけど」と本人。
- RTブレノ・ジャコミニは1サック、1QBヒット、2プレッシャーを許したうえ、ランブロックで2ydsロスにつながるミスも犯した。
- パスディフェンスに不安を感じさせる内容だったとはいえ、あれだけ欠場者がいては判定しようがない、という論調が一般的。ブリッツを多用した昨夏と違い、ドム・ケイパースDCは今年のプレシーズンではブリッツの少ない保守的なプレーコールを続け、今回の5人以上のパスラッシュがなかった。3-4戦術にじゅうぶん習熟してきたため、今プレシーズンでは選手評価の方に主眼を置いている。
- パスカバレッジについてケイパースDC。「序盤は私の望むような守備ができなかったので、フィルムを詳しく検討することになるだろう。ただ、かなり修正可能なものもあった。新しいポジションを任された選手もいたし、我々はかなりシンプルなプレーブックだけでやっているし。プレー数を絞っているのは、基本的な部分を彼らがどれだけできるか見極めたいからだ」
- 先発出場のCBブランドン・アンダーウッドは相手WRに対して毎回大きなクッションを置いており、そのためにカムバックなどのルートでやすやすとパス成功を許した。「まるで一試合通してプリベント・ディフェンスで戦ったみたい」との声も。「僕はもっと安定したプレーをしなきゃいけない。フィールドでは毎プレーしっかり集中を保ち、やるべき仕事をコンスタントに続けないと。こちらはハーフタイムでアジャストメントをして、マンカバレッジ、プレスカバレッジを主体にした。それが功を奏してウチはミスが減ったように思う」
- NT B.J.ラジは、「可もなし不可もなし」だった初戦と比べ、高い破壊力を見せた。
- DEジャスティン・ハレルは腰の張りのため先週は1日練習を休んだが、シーホークス戦では15スナップに出場。非常によかったプレシーズン初戦と比べると平凡な内容か。
- OLBフランク・ゾンボは先週の好パスラッシュに続き、今回はチーム唯一のサック、チーム最多の5タックルを決めた。サックの直後にはFBシュミットへのパスに素早く反応して1ydsゲインに留めている。株がぐんぐん上がっていることについて本人は、「僕は自分にできる限りのことをしている。今できるのはそれだけ」
- デッドヒートの続くパンター争いだが、首脳陣はPクリス・ブライアンに傾きつつある、との噂が一部にはある。今回Pブライアンがキッキング機会すべてでホルダーを務めたことも、その説を補強している。
- パンター争いについてショーン・スローカムSTコーチ。「非常に難しい決断になるだろう。2人とも大きなポテンシャルがあるし、敗れた方もたぶん他球団でやっていける、私はそんな気がしている。我々にとっては嬉しい悩みだ」
- パッカーズ側のベンチをにらんだ仕草について、シーホークスのPジョン・ライアン。「ちょっとだけ、そうだったかも(笑)。個人的な恨みじゃない。ちょっと楽しんだだけ。(一昨年放出されたことは)いつでも頭のどこかに残ってはいる。恨みとか苦い感情とかじゃない。僕にとっては、かえってよかったんだ。ここで物事がすごくうまく運んで、新しい契約(6年$9.1ミリオン)を手に入れたし。ただ、今夜はとても楽しかった。(解雇のときには)彼らは立派な敬意を示してくれた。コーチ・マッカーシーは直接話をしてくれたしね。僕にとってはものすごくつらい出来事だったけれど、彼らはその過程で十分な敬意をもって扱ってくれたから」