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Minicamp - Day 2: 新人SSバーネット好評
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年6月24日
- これまでのOTA・ミニキャンプが充実していた、ということでマイク・マッカーシーHCは3日目(最終日)の練習およびミーティングのキャンセルを発表。この2日目の練習を終え、選手たちは1日早く夏休みとなった。
- 労使協定違反(禁止されているコンタクト練習を行った)のため4球団がOTA練習日を没収されたことについて、マッカーシーHC。「我々はルールを守っている。テッド・トンプソンGMはすべてにおいて非常に良心的だから、もし現場が少々荒っぽくなったとしても、見張ってくれる目があるわけだ。ウチの練習内容について問題があったことはないと思うし、私はそうした懸念を話し合ったことさえない」
- 上記の問題について、CBチャールズ・ウッドソン。「僕は午前・午後のミニキャンプ練習をやらされたことさえある。今は全然違うよ。選手への過度の負担に気を付けようというのが今の流れだし、正しい方向に向かっていると思う。フットボールをプレーするのは選手たちだ。その選手たちが健康でなければ、よいショーを見せられないリスクを冒すことになる」
- リハビリ組はこれまで通り。WRドライバー(ヒザ)、WRスウェイン(ヒザ)、TEヘイヴナー(肩甲骨)、T/Gラング(手首)、C/Gスピッツ(腰)、NTピケット(肩)、DEタリー、ILBバーネット(ヒザ)、CBハリス(ヒザ)、CBブラックモン(ヒザ)、Sマーティン(足首)。
- T/G T.J.ラングが手首骨折で休んでいるため、RTブレノ・ジャコミニが2ndチームでたっぷりプレー機会をもらっている。キャンプではT.J.ラングに基本的に右タックルをやらせる、とマッカーシーHC。
- コーチたちによると、先日QBノア・シェパードを解雇したのは、QBグレアム・ハレルの方がずっと進んでいたから。トム・クレメンツQBコーチは次のように話している。「まだプレーブックを学んでいる状況で能力の判定は難しいが、(問題とされる)肩もNFLでやっていくのに十分な強さがある。彼はパッシングゲームのよい勘を持っている。テキサス工科大ではたくさん投げているのでそれも自然だ。正確なパサーのように見えるよ。ただ、実戦のスピードをシミュレートするために、彼はもっと速いテンポでプレーする必要がある」
- ILBニック・バーネットは昨季終了後にヒザの関節鏡手術を受けたため、OTAとミニキャンプは休んでいる。「(チーム練習以外は)すべてやってるんだ。ランニング、カット、ジャンプ。もう100%といっていい。トレーニングキャンプは全く休む必要ないと思う。ただ、今の時期に無理をするのは意味がない。まあ早くフィールドに出たいという焦りはあるけど、もっと忍耐強くなれ、というのが去年の教訓だ」
- 合流したCBトラモン・ウィリアムズをジョー・ウィットCBコーチが絶賛。「彼には100%の信頼を置いている。プロフェッショナルだよ。非常に頭がいいし。あのスキル・セットは素晴らしいのひとことだ。いつも彼に聞くんだよ。なぜ高校では無名でいられた?なぜ大学では無名でいられた?って。走れて、ジャンプできて、ボールをキャッチできる。タックリングは向上の余地があるから取り組んでいるところだ。彼はNFLでもらくに上位半分に入るコーナーバックだ。もし彼の前にウッドソンやハリスがいなかったら・・・32チーム中28チームぐらいでスターターだっただろう」
- この日も3番手CB/ニッケルはブランドン・アンダーウッド、4番手CB/ダイムがパット・リー。これが現時点での2人の序列なのだろうか。
- ここまで地元メディアに最も評判の良いルーキーは3巡指名のSSモーガン・バーネット。CBウッドソンも次のように称賛している。「ここまで見た限りでは彼はミスをしないし、したとしても誰でもやるようなミスだ。ニック(FSコリンズ)、僕、トラモン(CBウィリアムズ)と一緒にたっぷり経験を積んでいる。もし彼があそこで先発することになったら、できる限り僕らがサポートするよ。でも、彼はほんと優秀だ。僕にはそう見える。あとは実戦経験を積んでNFLレベルの感触をつかむことだ。実戦でどうなるかが見ものだ」
- 上位指名ルーキーの「ホールドアウトなどしない」というコメントは全くアテにならないもので、昨年のNT B.J.ラジもそう言いながら13日間ホールドアウトした。今年のLTブライアン・ブラガは次のように慎重に語っている。「もちろん、期限までに合流したい気持ちは言うまでもない。ただビジネス面もあるからね。僕の仕事はフットボールをすること。あとはエージェントとミスター・ボール(交渉担当)に任せるしかない」
- 懸案のリターナーについて、S/CBウィル・ブラックモンとCBトラモン・ウィリアムズの2人をまず検討するだろう、とマッカーシーHC。「そのほかの選手たちは(キャンプやプレシーズンで)プレー機会が少なくなるだろうから、少ない機会を活かすしかない。我々は注意深く見守っていく」
- パント練習の量が非常に多く、自陣エンドゾーンからのパント、敵陣からのプーチ・パントなど、様々なシチュエーションで練習が行われた。長いスペシャルチーム練習の間、スピーカーからショーン・スローカムSTコーチの怒声が大音量で響き渡るので、記者たちはげんなりしている。「マニトウォクでも聞こえるだろう」
- 試合終了間際、1プレーだけオフェンスをして残り21秒でタイムアウトなし、フィールドゴールチームが駆け込んで40ydsFGを蹴る練習。
- この日の練習の最後はノーハドルオフェンス。QBロジャースは55yds、6プレーのドライブをWRジェニングスへの19ydsTDパスで締めくくった。
- 練習終了直後、レクリエーションとしてソフトボールによるホームラン競争が行われた。みごと優勝したLTブライアン・ブラガには賞品として、地元ディーラーのカバーのかかったクルマがプレゼント。カバーを取り去ってみると、ドアもタイヤも外された廃車に "To Super Bowl Dallas" と大きく書かれていた。(写真)
- パッカーズやシーホークスなどで長らくOTコーチを務めたトム・ロヴァットが練習フィールドを訪問。彼はドラフト前にLTブライアン・ブラガを指導していた。