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Rookie Minicamp Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年5月 4日
ルーキーミニキャンプでの話題をまとめて。
- マイク・マッカーシーHC。 「今年のルーキー組の感想は、やはり攻守両ラインの4人だね。ここ数年間の新人たちと比べて、今年のラインの選手たちはサイズが大きいし、パワーの点でも上回っている。動きに関してはまだはっきりわからない」
- ブライアン・ブラガ(1巡指名)は左タックル、マーシャル・ニューハウス(5巡b指名)は左ガードに入っている。ニューハウスは左タックルの2番手としてもプレー。
- ディフェンシブラインの1stチームは左から、DEマイク・ニール(2巡指名)、NTアンソニー・トリビオ、DE C.J.ウィルソン(7巡指名)の3人。
- ルーキーミニキャンプにもかかわらず、スペシャルチーム練習に多くの時間を割いた。各選手の適性を見極めるだけでなく、STコーチたちが新しいドリルをいくつか披露したらしい。チーム最大の弱点であるスペシャルチームをFAやドラフトで補強していないことに、地元メディアから批判の声が大きくなっている。コーチ陣としては「内側からの成長」でそれが達成できることを示さなければならない。
- 「スペシャルチームは重要な課題であり、我々はそこで進歩する必要がある。そのために新しいドリルをいくつか、OTAで全チームが集合する前にルーキーたちで試してみた」とマッカーシーHC。
- パンター争いは2年目のティム・マステイ(23歳)、オーストラリア人のクリス・ブライアン(28歳)の2人。オフシーズンプログラム開始からすでに6週間にわたって練習を続けてきているが、チームドリルで蹴るのはこのミニキャンプが初めて。
- Pクリス・ブライアンは過去5年間オーストラリアン・フットボール・リーグでプレーし(記事へ)、NFLのルールやプレーにまだうとい。 「パンターの役割はわかっているけど、それ以外の部分はまだ覚えている最中。ビデオで試合をたくさん見てるんだけど、審判のハンドシグナルとかはまだよくわからない。だからいちいち質問をしないと」
- 自分の長所はインサイド20に蹴ることだとPクリス・ブライアンは言う。オーストラリアンではボールを順回転させるドロップキックが主流であるため、スパイラルをかけたアメリカンフットボール流の蹴り方はまだ練習中だが、問題はないと本人は言う。 「6歳の頃か蹴っているから、正確性が強みだ。毎回安定したスパイラルで蹴ることには慣れていないが、ドロップパントは10回のうち10回成功できる。心配ないよ」
- 自分のパンティングについて、Pティム・マステイ。 「60ydsぶっ飛ばすというタイプじゃない。それは滅多にない。でも僕は5.0秒のハングタイムを稼げる。そこが長所だ。大事なのは『ネット』だよ。40ydsから50ydsの間で、よいハングタイムを稼ぐこと。以前は2.5ステップか3ステップで蹴っていたけど、真の2ステップ・パンターになるべく、この1月からSTコーチと必死に取り組んでいるところ(ステップが少なければゲットオフ・タイムが短くなりブロックされにくい)。いい感じで蹴れているし、このリーグでやっていけるのだと、以前より自信が持てている。今度は次のレベルでよいプレーを見せなければ」
- 5巡a指名のTEアンドリュー・クウォレスについてマッカーシーHC。 「初日の動きは今ひとつだったが、それは無理からぬことだ。あとの2日はとてもよかったと思う。パントチームなどスペシャルチームでも、あの体にしては非常に高いアスレチック能力を示した」
- 肩の手術のため昨季を棒に振った6巡指名のRBジェームズ・スタークスは、今はもう痛みもまったくないとのこと。「ただ初日はちょっと息が上がった」
- 2巡指名のDEマイク・ニールはバスケットを断念してフットボールに専念するようになった頃からウェイトトレーニングに打ち込むようになり、今では趣味といっていいほど。ベンチプレス510ポンド、スクワット615ポンド、パワークリーン385ポンド。 「どれも大したことはない。好きでやってるから、これくらいは驚く数字じゃないよ。始めたのは高校2年のときだ。お前はフットボールをやるには細すぎる、と親父に言われた。ウェイトルームに行け、とね」
- その父ゲイリーはウェバー州立大(ユタ州)でDTとして活躍し、1988年ドラフト外でジャイアンツへ。しかしケガもあってロースター入りはならず、ワールドリーグのオーランド・サンダーでもケガをして、選手生活は短命に終わった。45歳の今は消防士のかたわら高校のアシスタントコーチも務め、"World Police and Fire Games"(警官・消防士の競技会)にも出場してベンチプレス525ポンドを挙げた、とのこと。「ベンチプレスで親父に勝ったことがない」とDEニール。
- 昨年12月にWRとしてプラクティス・スクワッド契約したカリル・ジョーンズだが、今年はセーフティにコンバートされている。「高校でやって以来だけど、自信はある。体つきとスピードと能力を見て、そちらが向いていると思ってくれたんだろう。大学でもずっと220ポンドだったし、セーフティに理想的なサイズだ。自分でもレシーバーより向いていると思う。実を言うと、NFL選手を夢見ていた頃、僕はいつも自分がスーパーボウルでセーフティをプレーするところを夢に描いていた。このチームのスタッフは(昨年もヘイヴナーのTEコンバートに成功し)この道に秀でているから、僕はその見立てを信頼しているし、自分にとってもこうする方がよいのだと確信している」
- ドラフト外入団のQBノア・シェパード(サウスダコタ大)はモバイル型の黒人QB。 「この3日間で成長が見られた。初日は地面に落ちるパスが多かったが、最終日はそれがなかった。よいアスリートだし、体にパワーもある。身のこなしも素早い。彼を育てるのが楽しみだ」とマッカーシーHC。
- ドラフト外入団のCBサム・シールズはマイアミ大時代に40yds走4.19秒を出したことがある、と豪語する。陸上のフロリダ州大会では100m走10.5秒で決勝進出。「本気で陸上だけに集中していたらオリンピックを狙えたかもしれない。でも僕はフットボールだ。それに集中していた」
- ドラフト外入団のOLBジョン・ラッセルは体重のローラーコースターを強いられている。ウェイクフォレスト大では265ポンドでDTをプレーし(相当軽い)、コンバインでプロにアピールするため286ポンドまで増量。ところが、ドラフト後に誘いがかかったのは、パッカーズをはじめとして3-4のアウトサイドLBばかりだった。 「僕とエージェントが考えたのは、3-4のDEとか、インサイドからのパスラッシャー役だった。だから先に重くしておいて、その後で必要なら減量すればいいと。パッカーズやチーフスやビルズといったチームたちはラインバッカーを望んだし、その道しかなさそうだった。僕としては喜んでるよ。280ポンドとかでプレーする必要を感じなかったし、無理につけた不自然な体重だったから」
- トライアウト参加の選手が29人もいるため、その選手たちはアウェーチーム側のロッカールームを割り当てられている。
- WRグレッグ・ジェニングスがこのたびウェスタンミシガン大を卒業したニュース映像。彼の両親や妻子も登場する。