パッカーズは1巡23位指名でOTブライアン・ブラガ(アイオワ大)を指名。ドラフト1巡前半の予想が多かった選手だが、パッカーズの順までにOTが3人しか指名されず、予想外のスライドとなってパッカーズが手に入れることができた。指名時のビデオはこちら。ドラフト会場で長時間待たされ後、ホッとした本人の様子がわかる。
Strengths : 優れた体格とアスレチック能力に恵まれ、しっかりしたテクニックでプレーする。素早くセットし、柔軟かつバランスのよいフットワークで相手パスラッシュを無力化できる。ランブロッキングでは最初の動きが鋭く、パワフルなパンチでラインバッカーを料理する。バックサイドのブロッキングもよく、カットバック・レーンを作り出せる。笛が鳴るまで動き続けるタフなプレーぶりで、しっかりとどめを刺すことができる。頭のよい選手で、ガードとの連携もよい。バタバタせず、ミスを引きずらない。
フィールド外で問題を起こしたことはなく、人格的には申し分ない。先月21歳になったばかりのアーリーエントリーながら、3年間(左ガードで1年弱、左タックルで2年)の先発経験がある。必要ならば右タックルやガードもできると見られている。(実戦で平凡なわりに)コンバイン等でアスレチック能力をやたら発揮する選手もいるが、彼は実戦で大きな実績を残してきた。
Weaknesses : 身体能力は最高クラスとは言えないかもしれない。左タックルとしては腕がやや短い。上半身とくらべ下半身のパワーは改善の余地があり、強力なブルラッシュに押し込まれやすい。いったん捕らえたら強いが、スピンムーヴなどインサイドへの変化に苦しむことがある。アウトサイドへのランプレー等では広いスペースでターゲットを捕らえるのに苦しむかもしれない。昨年はウィルス性甲状腺炎のために3試合を欠場している。
その他 : ウィスコンシン州境からわずか20kmほどのイリノイ州ウッドストック(地図)で、ベアーズファンとして育った。アイオワ大はDEアーロン・キャンプマンの母校であり、ジョー・フィルビンOCがかつてOLコーチを務めていた大学でもある。