グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年12月 6日

ランボーフィールドが"Field Of The Year"に

Sports Turf Managers Association が、今年のフィールド・オブ・ザ・イヤーにランボーフィールドを選んだ。 むろん寒冷地だけに、ランボーフィールドの芝が一番素晴らしいというわけではなく、さまざまな創意工夫と努力でこれだけのサーフェスを維持していることへの評価だ。フィールド・マネージャーのアレン・ジョンソンは次のように受賞の喜びを語っている。「全NFLスタジアムの中で、我々が最も芝の育成期間が短く、条件は最も厳しい。にもかかわらず非常によい仕事をしている、と評価してもらえた。常に我々のフィールドはとてもプレーしやすく、それが最も重要だ。見た目の美しさと同じようにね」

これまでの工夫の1つとしてジョンソンが挙げたのが、昨年10月半ばのできごと。あまりに生育がよく芝の目が詰まっていたために、選手のクリーツが入っていかず、滑りやすい状態になっていた。そこでスタッフは思いきって芝を薄くし、さらに痛めつけ、芝の下の砂地が少し露出するほどにした。「見た目は悪くなったが、コルツ戦でのプレーぶりはよくなり、11月には見た目もだんだんよくなった。大事なのは見た目ではなくパフォーマンスだから」

もっと難しいのは厳寒期の対策だ。気温-5℃以下となる寒さから芝を保護するため夜間はフィールド全体にシートをかけ、地下に埋設されたヒーターで温めるが、残った湿気がシート内に結露してしまう。そのためシートを外した際に、芝の表面に水滴が残って滑りやすくなったり、芝とカバーが張りついてしまい、外す際に芝が剥がれたりする。そこで2007年シーズンのNFC決勝(気温-18℃)の前には、工業用の送風機で夜通し温風を送り込み、芝とシートの間に空気の膜を作ることで結露を防ぐことに成功。それ以来、シーズン終盤になるとその方法を用いている。

「芝の点でグリーンベイとマイアミを比べることなどできはしないが、それでも我々は非常によい仕事をしている。乗り越えるべき障害は数多く、我々はたくさんのことを試している。『こういう気候だからしょうがない』 という態度は我々は取らないのだ。最高の結果を残すための努力は決して惜しまない」

カテゴリ : Lambeau Field