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Packers - Cardinals Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年8月30日
- まずはケガ人報告。
- WRグレッグ・ジェニングスについて、マッカーシーHCは「脳震盪」という言葉を使いたがらないが、本人があっさり。「軽い脳震盪だ。大丈夫だよ。1秒か2秒、意識がなかったけど、今はなんともない。これもフットボールの一部だ。全ては正常に機能してる。妻にも電話してすべて順調だと伝えたよ」。WRドライバーは、「彼は大丈夫だ。自分で起き上がって歩いて退場した。それが重要なところだ」
- DEマイケル・モンゴメリーの骨折は左手親指という報道もあり、手の外側部分との報道もあってはっきりしない。スタジアムではX線検査ができず、詳しい検査はグリーンベイに戻ってから。ロースター争いをしている相手のDEジャリアス・ウィンが2サックの活躍をしただけに、本人にとっては痛いケガだろう。
- RBブランドン・ジャクソンについてマッカーシーHCは「すねの打撲」としているが、本人によるとやはり足首らしい。「(カートで退場したが)それほどひどくはない。ちょっと腫れているだけ。きっと次のテネシー戦にも出られると思う」と本人。
- SSアタリ・ビグビーは右手親指の突き指で、前半途中で退場。
- マイク・マッカーシーHC。「非常にポジティブな内容が3週続いていると思う。結果を出せているし、勝つことは重要だ。しかし反省すべき点もあちこちにある。試合を決めてしまうチャンスが2回もありながら、それができなかった。前半はチームとして素晴らしかったと思う。オフェンスはとてもシャープだった」
- 1stチームオフェンスはここまで3試合で12シリーズに出場し、なんと9タッチダウン。QBロジャースはこの38パスアテンプト連続でサックされていない。パスプロテクションについてフィルビンOCは、「非常によくやっていると思う。何度か押し込まれることはあったようだが」
- かなりブリッツを入れてきたカーディナルズだが、先週SD戦でQBリヴァースを4サックしたディフェンスは、もっとブリッツしてくるとパッカーズ側は覚悟していたらしい。「正直言って、もっとプレッシャーをかけてくると予想していた。心配はしていなかったが、むこうが前がかりになってきそうな2バックや2TEの場面で、パスを投げる用意は整えていた。むこうに勢いをつけさせないため、もっとパスを投げなければならないと思っていたが、あちらはそれほどプレッシャーをかけてこなかった」とフィルビンOC。
- QBアーロン・ロジャース。「今夜の僕らはすごくよかった。3試合で1stチームが一度もパントしていないなんて信じられないね。先週も言ったことだけど、ラインがすごくよくやってくれて、僕はほとんど相手に触れられてもいない。ランゲームで穴を開けてくれるから、あとはピッチ&キャッチで、レシーバーたちがいいプレーを決めてくれる。ジョーディ(WRネルソン)はあのTDでワイドオープンだったから、僕はただオーバースローしないよう投げただけ。ドナルド(WRドライバー)は相手がオフサイドしたときにビッグプレーをしてくれた。ジェームズ(WRジョーンズ)はサイドライン際のすごいキャッチがあったし、ジャーマイケル(TEフィンリー)も2つのTDですごくいいアジャストをした」
- オフェンスは目標のレベルに到達した?との質問にQBロジャース。「かなり近いと思う。武器が多いから、グレッグ(WRジェニングス)が倒れてもジョーディが穴を埋めて、76ydsのTDを決めた。WRジェームズ・ジョーンズもビッグキャッチを決めた。TDは反則で取り消しになったけどね。TEジャーマイケル・フィンリーは大きな武器になってくれてるし、僕はとても興奮してる」
- WRドナルド・ドライバー。「今のアーロン・ロジャースほど良いプレーをするQBを想像するのは難しいよ」
- QBブライアン・ブロームは後半まるまる出場したとはいっても、相手オフェンスの時間が長く、けっきょく3シリーズだけだった。わずか45ydsながら、レーティングは入団以来最高の104.2。「登場して最初の2シリーズは何もするチャンスがなかったが、3番目のシリーズ(最後はFG失敗)ではしっかりドライブを進めることができた。先週よりもよかった点がいくつもあると思う」とマッカーシーHC。
- QBブロームの出来についてジョー・フィルビンOC。「いくつかよい仕事があった。思い切りのいいプレーが2回ほどあった。クイックにボールを放した好判断や、プレスナップのチェックでランプレーを変えた好判断もいくつかあった。ゲームマネジメントの観点からは、彼はいい仕事をしたと思う」
- ロースター争いが注目されるRBタイレル・サットンだが、フィルビンOCやスローカムSTコーチの口ぶりからすると、(悪くはないが)とくに高く評価できる内容でもなかったようだ。「1回か2回、よいランがあった。うん、よかったと思うよ」とフィルビンOC。キックオフリターナーとして十分なスピードがあるか、と聞かれたスローカムSTコーチは、はっきりとはわからないが、フィルムで詳細に調べたい、とのこと。
- 1stチームディフェンスの数少ないミスは、RBハイタワーに許した23ydsラン。バックフィールドでDEジェンキンズとFSコリンズがミスタックルし、ロングゲインを許した。FSコリンズはRBビーニー・ウェルズの20ydsTDランの際もアングルが拙かった。
- CBチャールズ・ウッドソンは4タックル、2サック、3ファンブルフォース、1リカバリー。
- ILBデズモンド・ビショップは8タックル(うちロスタックル1回)、QBヒットも1回。プレシーズン3試合で計18タックルはチーム内ダントツ1位。
- 前半パッカーズ側は、オフェンスもディフェンスもヘッドセットの通信装置に問題があったとのこと。「フィールドに指示が伝わらないことが3回か4回あった」とドム・ケイパースDC。ディフェンスで通信装置をつけていたのはILB A.J.ホーク。
- Kメイソン・クロスビーの二度のFG失敗についてスローカムSTコーチは、「(ホルダーが替わったが)彼ら2人はそれまであまり練習していなかったからね。最初の失敗はルヴェル(WRマーティン)が狙ったスポットにスムーズにボールを置くことができなかったかもしれない。2つ目のはテープを見てみないと」と語っている。WRマーティン本人も、「最初のは僕の責任だ。置いた瞬間にこれは違うと感じた。2つ目のはよくわからない。全て上手く行ったと感じた」と振り返っている。
- ホルダーの2番手がWRルヴェル・マーティンなのは、要はPジェレミー・カピノスが下手だかららしい。
- いっぽうLSブレット・グードのロングスナップはキャンプ・プレシーズンを通して非常に正確で、まるでマシンのよう。チーム全体で最も安定した選手、との評もある。
- 今夏のプレシーズンゲームで、1stチームオフェンスはまだパントに終わったシリーズがない。第3Qにようやく初パントを蹴ったPジェレミー・カピノスは、「試合への集中を保つよい練習になった。1stチームオフェンスは波に乗っているからね。1時間半もずっと待ち続けて、それから再び気持ちを盛り上げるのはやはり大変だから」
- Kニール・ラッカーズにオンサイドキックを自らリカバーされてしまったスペシャルチームについて、スローカムSTコーチ。「FBコーリー・ホールとCBジョー・ポーターの間にスペースがありすぎた。もっとバランスよく散っていなければならないところを、相手キッカーに突かれてしまった」
- 二度目のオンサイドキックをキャッチしてそのままタッチダウンしたWRルヴェル・マーティン。「タッチダウンを決めたあと、『しまった、アウトオブバウンズに出とけば、むこうはタイムアウトが1つしかないし、ニーダウンで試合終了だった』 と思ったんだ。もし相手オフェンスがどんどん進んでまたTDを決められたら、僕が原因を作ったことになる。そうはいっても、むこうが僕に真っ直ぐオンサイドを蹴って誰もカバーがいない、そんな可能性がどれだけある? でも、いい勉強になったのはたしかだ」
- シーズン中のアウェー戦では、テッド・トンプソンGMは普通プレス・ボックスに陣取るが、この日はサイドラインから観戦。
- 試合開始はグリーンベイ時間夜9時、試合終了は0時半。試合最後の1分半で計19点が入り、しかも何度もオフィシャルレビューが入ったので、締め切りに追われる記者たちは大変だったらしい。