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マイク・ターゴヴァックがDLコーチに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年1月25日
- パンサーズ前DCのマイク・ターゴヴァック Mike Trgovac がパッカーズのDLコーチ就任に合意した。彼は先日パンサーズからの再契約オファーを拒否し、他にもディフェンスコーチたちの大量流出が話題となっている。契約最終年にはプレーオフ前に契約延長をオファーされるのが普通なのに、オファーがここまでずれ込んだことに、コーチたちが怒ったのが理由とも噂されている。その後彼はバッカニアーズの新DC候補にも取り沙汰されたが、結局ジム・ベイツに決まったため、マッカーシーHCが熱心に説得して獲得に成功した。
- マイク・ターゴヴァック新DLコーチは来月50歳。ミシガン大卒業直後からコーチの道に進み、4大学で10年間DLコーチ一筋。NFLではイーグルス、パッカーズ(1999年)、レッドスキンズ、パンサーズで計8年間DLコーチを続けたあと、2003年にディフェンシブ・コーディネーターに昇格した。6シーズンのうちディフェンスNFLトップ10以内が3回。経歴を見る限りケイパースDCとの接点はないが、マッカーシーHCとは1999年にレイ・ローズDCの下で1年間だけ同僚だった。
- いわばキャリアダウンを選んだことについてターゴヴァック新DLコーチ。「マイク(マッカーシーHC)から話があったとき、私は飛びついたんだ。他にオファーはなかったし、誰とも相談はしなかった。外から見て、キャリア的には下向きの方向に見えることはわかってるよ。しかし実際は見た目とは違うものだ。(フォックスHCのような)ディフェンス畑のヘッドコーチの下で働くのは、オフェンス畑のヘッドコーチの下で働くより大変なこともある」
- パンサーズからのオファーを断った経緯についてターゴヴァック新DLコーチは、上記の噂を否定。「ここ数年間は私にとって非常にきつかった。週に2回もオフィスで夜を明かすほどで、生活の全てを仕事に捧げていた。妻からも、『去年のあなたはあまりよい父親ではなかったし、一歩下がってフレッシュ・スタートすることにしたら』 と言われた。先日ジョン(フォックスHC)から契約をオファーされて、私は考える時間がほしいと答えた。でもここ数日は 『どうするんだ、どうするんだ』 といった調子の催促でね。ジョンにとっても私にとっても、フレッシュ・スタートが必要だと私は考えた。友として別れ、球団ともよい形で別れたかった。この7年間、私は持てる力全てを仕事に注ぎ込んできた」
- NFLでは3-4を指導した経験のないターゴヴァック新DLコーチだが、大学コーチ時代には経験がある。また2003年には、スティーラーズを研究してパンサーズに部分的に導入したが、肝心のキャンプ中にLBマーク・フィールズがホジキン病を患ったため、やむなく導入を中止した。「だいいち、私は大学時代には3-4のノーズタックルをやっていたんだ。長いコーチ歴のあいだに、あらゆるタイプのディフェンスをラインマンに教えてきた」
- パンサーズといえば今春DEジュリアス・ペッパーズがフリーエージェントになるが、もしペッパーズ獲得に乗り出す場合、今回の人事がプラスなのかマイナスなのか。「私としては彼との関係は非常によかったと思っている。しかし彼の側がどう思っているかは、本人に聞いてみないと」
- ウィンストン・モスLBコーチ兼アシスタントHCの残留がほぼ決定しているため、残る重要なスポットはDBコーチだけとなった。
- ユタ州立大でDBコーチを務めていたジョン・ラッシング John Rushing がパッカーズのオフェンスのクォリティ・コントロールに就任。彼は昨年夏にマイノリティ・コーチング・インターンの一環としてパッカーズのキャンプに参加し、そこでの印象がよかったらしい。CBジャレット・ブッシュもユタ州立大で彼の教え子だった。
- 元セインツのトラヴィス・ジョーンズ・アシスタントDLコーチがパッカーズと面談。どのポストについてなのかは不明。36歳の若手で、ドルフィンズ時代にはケイパースDCの下でDEコーチとアウトサイドLBコーチの両方を経験している。
- 一昨日、レイダーズのキース・ミラードDLコーチがパッカーズと面談する予定と報じられたが、その後ターゴヴァックがDLコーチに決定したので、じっさいに面談を行うかどうかはわからない。彼は80年代にヴァイキングスで活躍したプロボウルDTで、1992年にはパッカーズでプレーしたこともある。