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Coaches Notebook: グレッグ・ウィリアムズも有力候補
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年1月 9日
- Journal Sentinel紙は、マイク・ノーランに加えてグレッグ・ウィリアムズも有力候補に浮上し、彼らがマッカーシーHCのトップ2候補となったと報じている。マッカーシーHCとウィリアムズは最近数回にわたって話をしているらしい。
- 情報筋によると、マッカーシーHCは時間をかけて最善の人物を選ぶ考えで、今後新たな候補(プレーオフ敗退チーム?)が現れれば検討するつもりだ、とのこと。マッカーシーHCの就任時にはジム・ベイツに断られたためいわば消去法でサンダースを昇格させたが、期待の3年目に失敗した彼にとって、次のDCで失敗すると後がない。オフェンスに専念する彼はディフェンスをほぼ全てDCに任せるだけに、今回は慎重になっているのだろう。コネクション優先でマイク・ノーランに速決しなかったことからも、そのことがうかがえる。
- Journal Sentinel紙のグレッグ・ベダード記者はブログの中で、ノーランに飛びつきそうなマッカーシーHCに、慎重に選べとブレーキをかけているのはテッド・トンプソンGMではないかと推測している。就任4年間ですでに2回の負け越しをしたトンプソンGMにとって、選手の入れ替えに時間のかかる3-4への転換に気が進まないのも無理はない。
- グレッグ・ウィリアムズはビルズのヘッドコーチとしては成功しなかったものの、その前後にオイラーズ/タイタンズ(2000年のディフェンスNFL1位)やレッドスキンズ(2004年の3位)ではアグレッシブなスタイルで優れた実績を残しており、レッドスキンズのオーナーからNFL最高給コーディネーターとして引き留められたこともある。4-3がメインだが3-4やバディ・ライアンの下で46ディフェンスの経験もあって、表面を見た限りではむしろノーランよりもパッカーズ向きかもしれない。
- ブロンコスを退団予定のビル・ジョンソンDLコーチが、マッカーシーHCと面談を行う予定となっている。おそらくコーディネーター職ではなくDLコーチとしてだと思われるが、詳細は不明。彼は他にもセインツとシーホークスを予定している。4-3と3-4の両方の経験があり、ファルコンズ(6年間)ではDEパトリック・カーニーやDTロッド・コールマンなど大きな成功を収めた。カレッジ界では21年の経験があり、テキサスA&M(9年間)での上司は名将R.C.スローカムHC。その息子がパッカーズのアシスタントSTコーチのショーン・スローカム。
- オフェンスのクォリティ・コーントロールだったタイ・ノットが解任された。オフェンスコーチを評価した上で彼だけを解雇したということは、他のオフェンスコーチは留任と決まったのだろうと見られている。
- ジェッツとの面談に行ったら解任する、と体育局長から警告されていたボストン・カレッジのジェフ・ジャゴジンスキーHC(元パッカーズOC)が、ジェッツとの面談(有力候補ではないらしい)を強行して本当に解任されてしまった。Journal Sentinel紙が情報筋から聞いたところによると、ジャゴジンスキーはリクルーティングの仕事に嫌気がさしてNFL復帰を望んでおり、「解任上等」の気構えだったらしい。ウィスコンシン出身の彼だが、マッカーシーHCはフィルビンOCやキャンペンOLコーチを交代させるつもりはなく、現在のパッカーズには受け入れる余地がない。