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Packers - Panthers Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年12月 2日
- マイク・マッカーシーHC。「今日の最大の問題はフィールドポジションで、あれだけの不利を乗り越えるのは難しい。ものすごく大きかった。あの位置からのディフェンスで、エンドゾーンまで行かせないようにしなければいけないんだからね。オフェンスとしては、クロックをコントロールしなければいけない気持ちだった。苦しい地点からのオフェンスを何度も強いられたが、それでもなんとか得点できた。オフェンスにとってキツいのは、毎回タッチダウンを獲らなければならなかったことだ。とにかく一番大きかったのはフィールドポジションで、それはスタッツを見ればわかる」
- DTライアン・ピケット。「僕らはプレーオフなんて言葉を口にするべきじゃない。だってこの2週間というもの、みっともない大量失点を積み重ねているんだから。他の選手の考えはわからないが、僕は恥ずかしいね。もう僕はプレーオフの心配なんかしていない。来週のテキサンズに勝つことしか頭にない」
- ディフェンスの不振についてCBチャールズ・ウッドソン。「そう今・・・ウチのディフェンスはあまりいいチームじゃない。今季のパターンになってきてるけど、数回のビッグプレーが僕らの首を絞めている。このメンバーなら、僕らは試合に勝ってなきゃいけない。こちらで1つビッグプレー、あちらで1つビッグプレー、それがアキレス腱だ」
- DEアーロン・キャンプマン。「試合残り1分半で、僕らは試合を決めてしまうチャンスがあった。はっきり言って、そもそもあの位置にいることが間違いであって、その前のシリーズもタッチダウンを許すべきじゃなかった。今回も、あまりに失点が多すぎた。受け入れるのは本当につらい」
- QBアーロン・ロジャース。「僕らはあまりにも不安定だ。本来の力よりも劣った成績しか残せていない。不安定さが一番失望している点だ。率直に言って、『今日の苦い経験から学ぶ』 なんて飽き飽きしてきたよ。こういう試合を落とすのは本当にフラストレーションがたまる。自分について批判すると、今日はよく戦ったとは思うけど、思ったようなパスが投げられなかったミスが何度もあった。クォーターバックたるもの、残り2分を切ってチームを一身に背負って勝利に導く、こんな機会を願うものだ。最初はグレッグ(WRジェニングス)へのパスを失敗し、2つ目はドナルド(WRドライバー)へのパスが少しアンダースローになってしまった」
- QBロジャースのプレーについてマッカーシーHC。「彼は非常によいプレーをしたと思う。スクリメージ上での判断がとてもよく、常に我々に有利な選択をしていた。多くのレシーバーに投げ分け、無理投げをしなかった。非常にいいプレーだった」
- 最後のインターセプトについてQBロジャース。「むこうは(3メンラッシュで)8人をカバレッジに下げてきた。まず左サイドライン際のレシーバーを見てから右に流れて、手前のWRルヴェル・マーティンを見て、スクランブルに出るつもりでルヴェルに合図を出した。そこでドナルド(WRドライバー)が手を上げたから投げた。いいパスを投げた感触だったけど、向かい風だったからもっと奥に投げなきゃいけなかった」
- ハムストリングのケガを押して最後までプレーしたRTマーク・タウシャー。「最初の2シリーズを除いては、ウチのオフェンス的にはいいプレーが多かったと感じている。リズムに乗ってテンポよく攻めていれば、僕らのオフェンスはすごくいいと思う。ただ僕らは、一番大事なときにいいプレーを成功させられなかった。ゴール前の3rdダウン1で押し込むことができなかった。死に物狂いで頑張ったけど、勝利には十分じゃなかった」
- RBライアン・グラントを後半プレーさせなかった判断についてマッカーシーHCは、「親指を捻挫してしまい、ボールキャリーに問題があったから」と説明している。RBグラント本人も納得している様子。ケガがどの程度で、グラント/ジャクソンの好不調をどの程度考慮したか、本音のところは話してくれるわけがないので、外部からはわからない。
- RBブランドン・ジャクソンのランがよかったのは、忍耐強く穴が開くのを待ったことだ。「全てが噛み合った感じだ。OLのブロッキングがよく、FBのブロッキングもよかったから、僕もプレーの展開を見極めることができた。忍耐強く待って、外に逃げるか縦に突っ込むか選ぶだけだった」
- 後半グラントに代わってフル出場したことについてRBジャクソンは、「コーチたちから言われたのは、出番がもっと多くなるから準備しておけ、ということだけだった。ライアンが復帰するかどうかは全く聞かされなかった」
- パンサーズの5回のTDシリーズは、全てCAR陣45yds以上からオフェンスが始まっている。GB陣42、CAR陣45、GB陣17、50、CAR陣45。うちGB陣17からの攻撃はターンオーバーによるもだが、それ以外の4回は全てスペシャルチームの不振が不利なフィールドポジションにつながっている。
- 再逆転のTDにつながる54ydsパスをWRスティーヴ・スミスに許したCBチャールズ・ウッドソン。「あれはキャッチさせてはいけなかった。全て自分の責任だ。あの場所にいてボールが空中にあったら、僕としては100%ボールに行けているはずだ。しかし結果はそうならなかった」
- CBウッドソンをセーフティで先発させた判断についてマッカーシーHC。「ベストな選手をフィールドに置くためだ。セーフティ陣に何人もケガ人がいて、しかもマンデーナイト明けのショートウィークで回復の時間も少なかった」
- 今後もセーフティをやるのか、と聞かれたCBウッドソン。「今後どうするかはわからない。練習でセーフティをやったのはこの金曜が初めてだった。フィルムの勉強はたくさんしたし、山ほどのプリントを渡された。すごく落ち着いてやれたよ。以前オークランドでもやったことがあったし、子供の頃からやってるから、ポジションをよく知ってるんだ」
- パスラッシュを補うため、ニッケル守備でLBブレイディ・ポピンガをDEに入れ、3ポイント・スタンスからパスラッシュさせるプレーが数回あった。第4QのWRスティーヴ・スミスへのロングパス2回の際も、彼がパスラッシュしてよく押し込んではいたがQBには届かず。
- 敗因となったスペシャルチームについて、マイク・ストックSTコーチ。「オフェンスが盛り返して盛り返して盛り返してきてくれたのに、スペシャルチームが相手に有利なフィールドポジションを与えてしまう。モメンタムが止まり、再び相手の方に振れてしまった。それは間違いない」
- 最後の逆転TDに結びつく45ydsキックオフリターンでは、CBジャレット・ブッシュのミスタックルが痛かった。「僕がコンテインするはずだった。彼を倒そうとしたけど、むこうがうまくかわした。それだけで持って行かれてしまうんだ」とCBブッシュ。ストックSTコーチは、「オープンフィールドでフルスピードのリターナーを倒すのは、ホッケーに少し似ている。ペナルティ・ショットでゴーリーと1on1をやるようなもので、止めるのは大変だ。ブッシュがタックルを決めるべきだったか? それはそうあってほしかったが、フルスピードで来る相手だけにタックルは難しい」
- Pデリック・フロストの不振について聞かれたストックSTコーチは、「序盤のフィールドポジションを悪くしたのはたしかだと思う。彼は改善が必要だ。改善が必要だ。改善が必要だ」と呪文のように繰り返している。
- QBロジャースによると、Cスコット・ウェルズはスナップミス(&ファンブルロスト)したプレーではなく、その前のTDドライブで脳震盪を起こしていたらしい。「左へのランプレーからハドルに戻ってきたときの様子が変だった。4年前から彼を知っていて大変なタフガイだけど、あのときは少し様子が変で、たぶん少しぼんやりしていた」とQBロジャース。次のシリーズの最初のプレー、ショットガンでのスナップカウントは"2"のはずが、Cウェルズは"1"でスナップしてしまい、しかもボールはQBの頭のはるか上。スナップカウントが合っていても捕れなかっただろう、とロジャースは振り返っている。
- Cウェルズは自分からサイドラインに下がるべきだったのでは?と聞かれたRTタウシャー。「オフェンシブラインマンとしては、自分から下がりたくはないものだ。退いたらチームの迷惑になることだってあるからね。スコットはタフな男だ。彼の今の状態がどうなのかは知らないけど、出場機会は1年16回しかないんだから、よほどのことがなければ自分から下がりたくはない」
- SSアタリ・ビグビーは肩の打撲、DEジェレミー・トンプソンは足首、DEケニー・ペトウェイはヒザを負傷している。
- WRドナルド・ドライバーはこれで今季54キャッチとなり、2002年以来7年連続で50キャッチ以上を記録している。
- WRグレッグ・ジェニングスは今季1057ydsレセプションとなり、WRラリー・フィッツジェラルド(ARI)とWRアンドレ・ジョンソン(HOU)に次いでNFL3位に。
- パッカーズ守備が1人のRBに4回もTDを許したのは、1973年11月4日にベアーズのRBボビー・ダグラスにやられて以来。今回は全て1ydsランだったが、このときも1、1、2、1ydsだった。
- ハーフタイムには、海軍のパラシュート・チームが降下してくる予定だったが、強風のため中止に。