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Packers 21 - 23 Titans
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年8月30日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Titans (3-1) |
3 |
13 |
7 |
0 |
23 |
Packers (1-3) |
7 |
0 |
8 |
6 |
21 |
気温は27℃、天気は晴れ。いきなり68ydsTDパスを決めたパッカーズが攻守とも1シリーズで1stチームを下げると、2ndや3rdチームオフェンスがタイタンズの1stチームに圧倒されて大きくリードを許した。終盤にQBフリンの活躍で追い上げ、残り時間がゼロになるのと同時にタッチダウンを決めたものの、同点を狙った2ポイントコンバージョンは失敗に終わって試合終了。
パッカーズはオフェンスの1stチームが1プレーで退き、ディフェンスの1stチームも1シリーズ(3失点)だけで終了。いっぽうタイタンズの1stチームは前半いっぱいまでプレーし、第3QにもQBヤングとCマワイ以外のスターターが残っていた。これでは力量差がありすぎるので、試合中盤の内容を云々するのは酷かもしれない。心配なケガ人はロングスナッパーのJ.J.ジャンセンがヒザを負傷したこと。
第1Q QBロジャース率いるパッカーズは、最初のプレーでWRジェニングスに68ydsTDパスが通って先制。QBヤング率いるタイタンズはWRマキャレインに50ydsパス、QBヤングの13ydsスクランブルでゴール前8ydsに。しかしラン2回とパス失敗でTDならず、22ydsFG成功。パッカーズはQBブローム率いる2ndチームが登場するが、3rdダウン8でサックされて3&アウト。タイタンズもパス失敗2回とサックでパント。パッカーズはRBモレンシーの1yds、2ydsラン、WRマーティンへ5ydsパスで1stダウンならず。タイタンズはQBヤングがまたも31ydsラン。RBホワイトのラン2回で1stダウンのあと、3rdダウン11は25ydsパスインターフェアでレッドゾーンへ。
第2Q タイタンズはTDならず、27ydsFG成功。パッカーズは3番手のQBマット・フリンが登場するが3&アウト。タイタンズもサックが響いて3&アウト。パッカーズはRBヘロンのランとフェイスマスクでフィールド中央に進むが、QBフリンがサックされファンブルロスト。タイタンズは4thダウン7からフェイトパントでSヴィンセント・フラーが40ydsのTDラン成功。CBリーの好リターンでGB42からのパッカーズはまたもサック&ファンブルロスト。タイタンズはTEクランプラーへの18ydsパスでレッドゾーンに入り、24ydsFG成功。パッカーズはまたも好リターンだが3&アウト。タイタンズはWRゲイジへの9ydsパス、QBヤングの13ydsラン、RBジョンソンへの20ydsスクリーンパスなどでGB陣21へ。TEブレイクリーへの6ydsパス、RBジョンソンの6ydsランで残り30秒。3rdダウンはアンネセサリーラフネスで15yds下がり、36ydsFGは失敗に終わる。
第3Q タイタンズは2番手QBケリー・コリンズ登場。WRブランドン・ジョーンズへの11ydsパス、WRマキャレインへの20ydsパス、RBホワイトへの12ydsラン、5ydsラン、QBコリンズの6ydsスクランブルで得点圏へ。RBジョンソンへの9ydsパス、ギャンブルでRBジョンソンに13ydsパスが通ってゴール前5ydsへ。RBジョンソンのラン2回でタッチダウン。パッカーズは引き続きQBマット・フリンが出場するが、ラン・ラン・パス失敗でパント。タイタンズ攻撃は、SカルヴァーがインターセプトしてTEN陣12までリターン。RBランプキンの6ydsランのあと、QBフリンからWRフリンに6ydsTDパス(RBランプキンのランで2ポイント成功)。タイタンズはRBクリス・ヘンリーのラン3回で1stダウンを取るが後が続かず。
第4Q パッカーズはQBブロームが再び登場するが、フォルススタートとサックでパント。タイタンズは元パッカーズのQBイングル・マーティンが登場。WRイーリーへの8ydsパスとRBヘンリーの5ydsランでGB陣に入るがそこまで。GB陣4からのパッカーズは、WRジャレド・アレンへの9ydsパス、RBランプキンの3ydsランで1stダウンを取ってパント。しかしパンターのジョン・ライアンが34yds走ってTEN陣へ。3ydsロスタックル、TEヘイノスへの11ydsパス、ランプキンの3ydsランで1stダウンのあと、RBランプキンへの13ydsスクリーンパスでレッドゾーンへ。4thダウン15、WRアレンに27ydsのTDパス成功かと思いきや、チャレンジでインコンプリートに。タイタンズは3&アウト。8点差で残り2分19秒、GB陣15からのパッカーズは再びQBフリンが登場。2ミニッツ明けの4thダウン1でTEヘイノスに20ydsパス、RBランプキンへの7ydsスクリーン、21ydsスクランブルでTEN陣31に進み、残り23秒で最後のタイムアウト。RBランプキンへの9ydsパスのあと、WRアレンに22ydsTDパスが通って残り時間ゼロ。しかし2ポイントはWRクインのキャッチがアウトオブバウンズで延長戦ならず。
- ケガ人は以下のとおり。
- 第2QにC/Gジュニアス・コストンがヒザを負傷してカートで退場。重いかもしれない。開幕ロースター入りに向けて苦しい戦いが続いていたコストンだが、これで完全に望みが絶たれたか。
- 唯一のロングスナッパー、J.J.ジャンセンが左ヒザを負傷して退場したのが心配。少なくとも捻挫はしている。負傷する前もスナップ自体が不安定で、彼のスナップが高すぎたためPジョン・ライアンはスクランブルすることになり、そのプレーの最後で自分がケガしてしまった。
- LSジャンセンが開幕戦に出場できない場合でも、今春引退してフロント入りしたロブ・デイヴィスは復帰できない(第1次ロースターカットを過ぎると球団職員は現役復帰が許されない)。8月3日に解雇されたLSトーマス・ギャフォードはベアーズと契約したが、もうじき解雇されるはずなので有力な選択肢だろう。
- LBトレイシー・ホワイトは足首を負傷して退場したが、本番であれば出場できる程度、と本人。
- 「1stチームの最優先事項はケガなく試合を終えることだった。この試合は若手選手たちの評価のためのものだ」とマッカーシーHC。
- アクティブ登録から外れたのは、WRジョーンズ(ヒザ)、Cウェルズ(わき腹)、RGシットン(ヒザ)、DTピケット(ハムストリング)、DEバジャ=ビアミラ(ヒザ)、LBホーク(胸部)、CBハリス(腰)、CBウッドソン(ヒザ)、SSビグビー(足首)、Sペプラー(ハムストリング)。DTピケットとDEバジャ=ビアミラは結局プレシーズンを全休となった。CBウッドソンとCBハリスは通常ならば出場できるはず。
- どちらも内側側副靭帯(MCL)の捻挫と見られているRGジョシュ・シットンとWRジェームズ・ジョーンズは、2人とも大きなニーブレースを着けて観戦。
- 先発QBアーロン・ロジャースはいきなり68ydsTDを成功させ、1プレーだけで退いた。プレシーズン4試合合計のレーティングは103.6と申し分ない。
- 2番手のQBブライアン・ブロームと3番手のQBマット・フリンは2シリーズごとに交替し、ブローム、ブローム、フリン、フリン、ブローム、ブローム、フリン、フリン、ブローム、ブローム、フリン。脇役陣に関して不公平がないようにするための措置か。
- 2番手のQBブロームは7/12、52yds、0TD、0INTでレーティング68.8。ファンブル3回、ロスト1回。容赦なくブリッツされて十分な時間を与えてもらえなかった。しかし同じような状況でもQBフリンがなんとか頑張ったのと比べるとやはり見劣りがする。第4Qには14プレー69ydsのドライブがあったが、ギャンブルでのWRジェイク・アレンへのTDパスはチャレンジで取り消しになってしまった。
- 3番手のQBフリンは8/13、77yds、2TD、0INTでレーティング117.6。
ファンブルロスト1回。ブロームと同様、前半は相手1stチームディフェンス相手に全く歯が立たなかったが、後半になると少しずつパスが通り始め、最後の2シリーズをどちらもタッチダウンに結びつけてスタンドを沸かせた。
- 今夏初出場の先発RBライアン・グラントはわずか1プレーでボールを触らずに終了。RBブランドン・ジャクソンも使わず温存したのは、すでに過去3試合で出番がたっぷりあったので3番手以下に出場機会を与えるため。
- RB陣では、ヴァーナンド・モレンシーは3回3ydsと不振だったが、ノア・ヘロンは4回25yds(平均6.3)とアピールに成功している。クレッグ・ランプキンは10回27ydsとこれまでで最悪のラン成績だったが、スクリーンを含めたパスプレーで4回33ydsと貢献している。
- WR陣ではブレット・スウェインが3回18yds。ジェイク・アレンが回31yds。
- WRグレッグ・ジェニングスの先制68ydsTDは、相手INTを狙って飛び込んだCBニック・ハーパーが派手に失敗したもの。最後はゆうゆうとエンドゾーンに走りこんだ。
- TE陣では、ドナルド・リーとトリー・ハンフリーがスタッツなし。ジャーマイケル・フィンリーが1回3yds。ジョーイ・ヘイノスは今夏最も出番を多くもらい、3回35yds。
- 先発OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cスピッツ、RGモール(今夏初先発)、RTタウシャーだったが、TDパスが通ってしまったためわずか1プレーで終了。
- 2ndチームOLにはRGモールが居残り、左からLTオーリン・トンプソン、LGバーバー、Cコストン、RGモール、RTジャコミニ。
- 前半いっぱい出場したタイタンズDL陣にパッカーズの控えOL陣とくに左右タックルはまったく歯が立たず、計6サックを献上。RTジャコミニはDEカースに、LTトンプソンはDEヴァンデンボッシュに次々とサックを許した。
- トータルオフェンスはパッカーズ266ydsに対してタイタンズ403yds。タイムオブポゼッションもパッカーズが23分15秒と惨敗している。1stチームが退いてから第3Q半ばまでは3&アウトばかりだった。
- 3rdダウン成功率は4/13の31%と物足りない。タイタンズは9/20の45%。
- パッカーズの犯したターンオーバーは2つで、QBブロームとQBフリンのファンブルロスト。
- 奪ったターンオーバーはインターセプト1つ。第3QにQBケリー・コリンズのパスをSタイロン・カルヴァーがINTしたもの。
- パス守備は3人のQB合わせて19/38、203yds、0TD、1INTでレーティング55.0と申し分ない数字。QBヤングのスクランブル3回57ydsを含めるとそう素晴らしくもないが、自陣に何度も入られてタッチダウンを許さなかったのは評価できる。
- ラン守備は40回206yds(平均5.2)とえらい数字になっているが、フェイクパントからの40ydsTDランとQBヤングのスクランブル3回57ydsを差し引けばさほど悪くない。RB3人の合計は34回103yds(平均3.0)。
- パッカーズのサックはLBアブドゥル・ホッジとDEマイケル・モンゴメリーが1つずつ。QBヤングを追い詰めながら取り逃がすプレーが何度もあった。
- 今回もA.J.ホーク不在のためLBブランドン・チラーがウィークサイドで先発。
- 控えLB陣の内容はかなりよく、特にLBデズモンド・ビショップとLBアブドゥル・ホッジとLBトレイシー・ホワイトの3人は相手1stチームオフェンス相手に遜色ないプレーを見せた。ビショップは本職のミドルだけでなくストロングサイドでもプレーしている。
- 先発DB陣はCBトラモン・ウィリアムズ、CBウィル・ブラックモン、Sニック・コリンズ、Sアーロン・ラウスの4人。最初のドライブが終わるとコリンズが退いてSタイロン・カルヴァーに。
- CBジャレット・ブッシュは前半はCBを、後半はSをプレーした。先々週の49ers戦に続いて、第1Qに25ydsパスインターフェアを犯している。
- いっぽう、先週ブロンコス戦で不振だったCBトラモン・ウィリアムズは大きく復調したところを見せた。好ブレークアップに加えて前半チーム最多タイの6タックル。
- 反則は9回85ydsと今回も多かった。25ydsパスインターフェア、パントでのアンネセサリーラフネス15yds、RBヘロンの19ydsランの際にWRネルソンがダウンフィールドブロックでホールディング、などなど。タイタンズは7回55yds。
- キックオフリターンはWRジョーディ・ネルソンが2回平均25yds、CBパトリック・リーが4回平均28.3yds。CBリーはこのところ何度も好リターンがあり、キックオフリターナー候補の一角に食い込んできている。
- パントリターンはWRブレット・スウェインが2回平均5.0ydsとイマイチ。近くに誰もいないのにフェアキャッチしてしまう拙いプレーも。
- パントリターンチームは相手フェイクパントからの40ydsTDランを許したのが大失態。
- Kメイソン・クロスビーのキックオフは3回全てタッチバックと絶好調で、相手に一度もリターンさせなかった。 フィールドゴール機会はなし。プレシーズンを通してのFG成功率は5/6の83.3%で、失敗は先週の53ydsだけ。
- Pジョン・ライアンのパントは好調で6回平均52.2yds、ネット42.0yds。第4Qの34ydsランはデザインされたトリックプレーではなく、スナップが高かったために(ブロックされそうだったので蹴らず)、やむをえずスクランブルしたらしい。残念ながらそのプレーでLSジャンセンが負傷してしまった。
- 水曜に予備審問に出廷の予定だったDTジョニー・ジョリーだが、来月16日(火)に変更となった。