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Day 5: 新人ではRGシットンが一番
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年8月 3日
- 今キャンプ最初の週末とあって、金曜夕方の練習にはこれまでを大幅に上回る3000人以上のファンがつめかけた。ファーヴ受け入れを訴えるファンも少なくない。(写真1・2・3)
- ビル・キャローロ主審率いる審判チームがパッカーズのキャンプを訪問。今年のルール変更に関する講義を行い、日曜のパッカーズ・ファミリーナイトでも審判を務める。ミルウォーキー近郊の出身/在住のキャローロ主審は、今季限りでのNFL引退を予定しているとのこと。
- あらたにRBデショーン・ウィン(軽い脳震盪)、FBコーリー・ホール(ヒザ)、CBウィル・ブラックモン(足)の3人が見学組に加わったが、どれも深刻なものではない、とマッカーシーHC。
- CBブラックモンは過去2回骨折した足の古傷に痛みが出てきたため休養。夕方の練習には参加すると昼休みには話していたが結局休んだ。
- CBトラモン・ウィリアムズ(でん部)はこの日も復帰を見合わせ。
- ケガ人以外にも、WRドライバー、LTクリフトン、RTタウシャー、DEキャンプマン、DEバジャ=ビアミラ、DTピケット、LBバーネット、CBウッドソン、CBハリスの実績組が午前中は休養を与えられた。若手ばかりとなったことで、実戦的練習よりも技術指導に重点が置かれた。
- Cスコット・ウェルズが夕方の練習で右わき腹を痛めて退場。代わったCジュニアス・コストンはショットガン・スナップを何度もミスしている。
- 屋外練習ではあるが、スピーカーから大音量のクラウドノイズを流しての練習も行われた。
- ファーヴ騒動に隠れてはいるが、RBライアン・グラントの契約問題もなかなか進展しない。Journal Sentinel紙によると、グラント側はなんと6年総額$40ミリオンを望んでいるらしい。世論の反発を期待して球団側がリークした情報だろう。
- ロングボム競争(45ydsから50yds)ではQBアーロン・ロジャースがネットに投げ込んで勝利。しかしこの日の11on11練習合計では今キャンプ最悪の15/35。レシーバーの落球にも悩まされた。
- パスプロテクションが崩れたときQBロジャースは脚を活かしてスクランブルに出ることが多いが、ポケットでの忍耐が足りない走り急ぎでは決してない、とマッカーシーHC。「あれはよいことだと思う。1試合に5回か6回、QBは自分で走らなければならない場面があるし、実戦練習であのようにするのは素晴らしいことだ。実践的かつ現実的だからね。飛び出すのが早過ぎる?そうは思わない。ポケットの中でちゃんとステップアップしているし、タイムクロックの中でプレーし(十分な時間ポケットに留まっているという意味か)、正しいタイミングで走り出している」
- 午前の2ミニッツ練習では、QBロジャースからWRジョーンズへの完璧な32ydsTDパスが決まったかに見えた瞬間、SSビグビーがボールをむしりとってパス失敗の判定。QBブローム率いる2ndチームは残り1秒で敵陣7ヤード、WRネルソンへのパスをSカルヴァーが叩き落してTDならず。
- 夕方の2ミニッツ練習の最後は、QBロジャースからの27ydsTDパスをWRドライバーが見事ダイビングキャッチ。スクランブルしかけたQBロジャースがスクリメージ直前で止まって投げた好判断だった。QBブロームの2ndチームはTDはならなかったものの、Kクロスビーの26ydsFG成功で締めくくった。
- 夕方のブリッツ練習では、WRグレッグ・ジェニングスがCBアル・ハリス相手に右サイドライン際のゴー・ルートを走り、QBロジャースからのロングパスをジャンプして見事キャッチ。
- 3巡指名のTEジャーマイケル・フィンリーがこの日は好プレーを連発した。先日完敗を喫したFSアーロン・ラウスを相手に、レシーバー対DBの1on1ドリルでこの日は3戦3勝。
- ルーキーの中で最も順調なのが4巡指名のRGジョシュ・シットンのようだ。「非常によい結果を出しているね。プロのゲームにも気後れせずやれているようだし、メンタル・ミステイクも少ない。普通オフェンシブラインマンは新しいスキームに慣れるのに時間のかかるものだが、彼はとてもよくやっていると思う。彼は大きく、強く、フィジカルな選手で、しかもアグレッシブだ。我々が(ドラフト前に)最初に彼を気に入ったのもその点だしね。練習への取り組み方がとてもいいし、実戦で見るのが楽しみだ」とフィルビンOC。
- 2ミニッツドリルでは3-3隊形から、LBブレイディ・ポピンガが実質左DEとして3ポイントスタンスのパスラッシュ。サンダースDCがスキームを拡張する試みの一環だ、とマッカーシーHCは説明している。
- 前述のようにパスラッシュしてきたLBポピンガを、OTブレノ・ジャコミニがパンケーキに。苦戦の続く5巡ルーキーのジャコミニにとって今キャンプ最高のプレー、との声も。
- Kメイソン・クロスビーは8本全て成功させ、今キャンプのトータルが30/33の成功率90.9%に。
- 夕方の練習ではOL対DLの小競り合いが2回勃発。どちらもオフェンス側はOTトニー・モールだった。
- 木曜の休日には、アリ・フライシャー元ホワイトハウス首席報道官(2001-03)を招いて公演を聴いた。非常に洞察力に富む内容で、今回のファーヴ問題へのチームの対応についても彼が激励してくれた、とマッカーシーHCは絶賛。
- QBロジャースは、講演のあとフライシャー元報道官を脇に連れ出していろいろ質問をしていた。相談の内容についてはノーコメント。
- マッカーシーHCは7月19日の殿堂入り式典の際にファーヴと話したのが最後とのこと。$20ミリオンのマーケティング契約は、3月に引退した際にも話し合われた、と認めている。「以前マーク・マーフィが私に言ったのは、ブレットが引退後も球団の一員であることが非常に重要だ、ということだ。それに率直に言って、(今回のオファーは)ブレットにとってもよいことだ。ブレットは引退後もフットボールの一部でありつづけ、グリーンベイ・パッカーズの一員であり続けることが必要だから」
- LB A.J.ホーク。「僕はまだフットボールを楽しんでる。たとえ10億ドルをオファーされても、フットボールをプレーすることを選ぶだろうね」