グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年6月17日

チャリティ・ソフトボール・ゲーム

過去8年間ブレット・ファーヴ主催で行われてきたパッカーズ選手のチャリティ・ソフトボール・ゲームだが、彼が引退した今年はWRドナルド・ドライバーが引き継ぎ、"Donald Driver Charity Softball Game"として開催された。このところ大雨や洪水に悩まされてきたウィスコンシンだが、この父の日は好天に恵まれ、アップルトンの Fox Cities Stadium のスタンドは今年もたくさんのパッカーズファンで埋まった。(写真

オフェンス対ディフェンスの試合はディフェンス側が大きくリードしていたが、最終回にDEキャンプマン投手が打ち込まれて延長戦に。しかし延長8回裏にSタイロン・カルヴァーがRBノア・ヘロンからサヨナラ2ランホームランを放ち、まるでフットボールのような23-21のスコアでディフェンス側が勝利した。大学では野球に進む道も考えたというカルヴァーの強打を恐れ、それまで3回敬遠してきたオフェンスチームだったが、最後で勝負に出たのが裏目に出てしまった。「もちろん、大事な目的のあるチャリティイベントではあるんだけど、結局のところ、僕らはみなものすごく負けず嫌いなんだ」とCBチャールズ・ウッドソン。彼は移籍3年目にして初参加し、両軍最多の5安打、2ホームランを放っている。

最大のスタンディング・オベーションを受けたWRドライバーは、「観客数よりも、天気が心配だった。チームからは全員出場させられないほど出場希望者があったし、ファンもいつもどおり素晴らしかった」と嬉しそうに振り返っている。収益金はドナルド・ドライバー財団を通して、ウィスコンシンや(彼の故郷)ヒューストンのホームレスの人々、スペシャル・オリンピックス、救世軍などに寄付されることになっている。

始球式を行ったマーク・マーフィ社長。「ドナルドが進み出て、このイベントをブレットから引き継いでくれたことをとても嬉しく思う。素晴らしいコミュニティ・イベントであり、やめてしまうにはあまりにも惜しいからね。私の経験から言って、パッカーズは普通のNFL球団よりもずっと多く、コミュニティに貢献している。コミュニティが小さいために(相対的に)より大きなインパクトを与えることができる、という面もある。しかしもっと大きいのは、パッカーズが株主の所有、ファンの所有であるから、コミュニティにお返しすることが重要だと我々が考えていることだ」

スタンドを埋めたファンに挨拶するWRドナルド・ドライバー ファーヴの背番号4をつけている
豪快なスイングを見せるDEアーロン・キャンプマン
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