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Draft Notebook 2: QB Brian Brohm
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年4月29日
- 2巡b指名のQBブライアン・ブロームは、1巡上位指名候補だった昨年はプロ入りせず、4年目はヘッドコーチ交代もあってインターセプトが増えて評価を落とした。「いや後悔はしていない。自分の心と相談して決めたことだ。僕はもう1年ルイヴィルに残りたかった。チームとしての目標を追い求め、それは達成できなかったけれど(6勝6敗)、自分としては選手として進歩できたと思うし、成熟したと思う。指名順位が下がったとしてもそれは関係ない。1年前よりよいクォーターバックになれたし、プロのレベルへとステップを上がる準備ができたと思う。この1年は本当によい勉強になって、今後の自分の助けになるだろう。だから、あの決断は全体としてみれば正しかったと思う」
- 自分の加わるパッカーズのQB状況について、「まずしっかりとプレーブックを消化して、競争したいと思う。自分のなれる最高の選手になるため、ハードに努力するだけだ。グリーンベイはとても優れたチームだし、早く僕もその一員に加わりたい」とQBブロームは語っている。自分の指名がロジャースへのプレッシャーになるのでは、という質問には、「それはコーチが決めることだ。自分にできるのは、できる限りの努力をして最高の仕事をすること。そして自分の能力をコーチたちに見てもらい、判断してもらえばいい」
- QBブロームの評価についてマッカーシーHC。「全てにおいてよいと思っている。ポケットにおいて、ポケットの外で、スローイングの基本、スライドして投げる能力、ブリッツへの対応など、全てにおいて合格点をつけられる。最も速い脚や最も強い肩は持っていないかもしれないが、彼は正確だし、非常に安定していると思う」
- QBブロームを指名しようと2巡の途中でトレードアップしようとしたが、交渉がまとまらなかった、とトンプソンGMは明かしている。「全体56位では残っていないだろうと私は予測していた。ドラフトは予想どおりに行かないもので、彼が残っていてくれて本当に幸運だった。チームにとってプラスになる選手だと思うし、我々が彼を鍛える間、アーロン(ロジャース)の後ろでしっかりやってくれると思う。私にとってもマイク(マッカーシーHC)にとっても球団全体にとっても、エースはアーロンだ。ブライアン本人にも電話で伝えたし、それは理解してくれている」
- QBを上位指名したことについてQBアーロン・ロジャースに説明したか、と聞かれたトンプソンGM(ドラフト初日終了時点)。「いや、私は特に必要を感じない。アーロンは大丈夫だ。彼はプロだし、今は自分が先発QBだとわかっている。たしかにメディアからはあれこれ言われることだろう。しかしこれがプロフェッショナル・フットボールであり、アーロンはプロだ。出場経験は少ないが、みなさん彼を取材しておわかりのように、非常にしっかりと振舞っている」
- QBロジャースと話をしたかという同じ質問に対してマッカーシーHC(ドラフト初日終了時点)。「いや、その必要は感じない。じっさい私は昨日アーロンと話をして、そのこと(QB上位指名の可能性)について話し合った。我々が彼についてどう思っているか、彼はよくわかっているし、このチームでの役割もわかっている。グリーンベイ・パッカーズのクォーターバックとして成功するためのあらゆる機会を、彼は与えられるだろう」
- QBブロームの父オスカーも兄のグレッグとジェフも、全てルイヴィル大で活躍した。グレッグはWRとして活躍し、2006年からルイヴィル大の Director of Football Operations を務めている。もう一人の兄ジェフは同大エースQBとして活躍したあとNFLで控えQBを7年間務め、現在は同大のアシスタントHC兼オフェンシブコーディネーター。QBブロームがそうしたプレッシャーの下で4年間頑張ってきた経験も、マッカーシーHCは高く評価しているようだ。
- 高校ではバスケットボールでも活躍して高校初の地区大会優勝に貢献し、野球でも州大会準優勝に導いている。