グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年4月 5日

ファーヴ復帰の噂 早くも第1弾

涙の引退会見から4週間、LAタイムズ紙が情報筋の話として、「代理人バス・クックがブレット・ファーヴのトレードの可能性を他球団に密かに打診中」と報じてちょっとした騒ぎとなった。しかしすぐにバス・クック本人やトンプソンGMが強く否定し、翌朝にはファーヴ本人も、スポーツ・イラストレイテッドのピーター・キングの電話取材に対し、以下のようにコメントしている。

「復帰は全く考えていない。そんな話がどこから出てきたのか分からないが、少なくとも僕から出た話じゃない。自分の下した決断に満足しているし、『自分は間違った判断をしてしまったのでは』 などと一度も思ったことがない。正しい決断だったと僕には分かっている。自分のあずかり知らぬところで、そこらじゅうの話題になるなんて馬鹿げた話だ。ちょっと可笑しいよね。引退したというのに、他人が引退させておいてくれないのだから」

噂の火元について、「高額サラリー(代理人は3%を受け取るので$36万ドル)に未練のある代理人が勝手にやっているのではないか」との見方も少なくない。今回のLAタイムズ記事を全く相手にしなかったのはむしろ地元メディアで、Press-Gazette紙のマイク・ヴァンダーマウス記者は同紙ブログの中で次のように述べている。「3月6日の引退会見を見た者なら誰でも、彼はこれで終わったのだとわかっている。炎は消えたのだ。彼の内なる炎はもう存在しない」

とはいえ、昨年あれだけ活躍できたファーヴだけに、噂がこれっきりということは考えにくい。たとえば他チームの有力QBがキャンプで大ケガでもすれば、「ファーヴのトレードをパッカーズに打診」とか「ファーヴが復帰に乗り気」などと噂が流れるはず。こういった騒ぎは数年後まで時おり起こるだろう、という見方が一般的だ。

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