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Packers Statistics Notebook 1
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年2月 4日
地元紙の調べによるさまざまなスタッツ集。今回は主にオフェンスについて。Journal Sentinel紙の記事はプレーオフを含めた18試合が対象だったので少々わかりにくいが、特に明記しない限りはレギュラーシーズンのみの数字。
- パッカーズは、フリーエージェント制の始まった1993年以来15年間のレギュラーシーズン勝率が.633でNFL最高。2位ペイトリオッツ(.625)、3位スティーラーズ(.619)、4位ブロンコス(.608)、5位コルツ(.575)、6位チーフス(.563)、7位イーグルス(.552)。
- トータルオフェンスおよびパスオフェンスがNFL2位だったのは、1983年以来の好成績。その年はQBリン・ディッキー、WRジェームズ・ロフトン、WRジョン・ジェファーソン、TEポール・コフマンの4人が大活躍した。
- トータルオフェンス5931ydsはパッカーズ史上3番目の好成績。球団史上1位は2004年の6357yds、2位は1983年の6172yds。
- 3rdダウン1および4thダウン1の成功率35.7%は今季NFL最悪。
- パス成功率66.3%は球団史上最高。パス成功383回は2005年と並んで球団史上最多タイ。
- パス成功率66.5%はQBブレット・ファーヴの自己最高記録。300yds以上7回は自己最多タイ。パス4155ydsとレーティング95.7はどちらも3位。15INTは3位。パス成功356回は4位。
- QBファーヴが1試合で40回以上パスを投げてインターセプトがなかったのは、昨季まで計9回だったが今季だけで4回もあった。11月11日のヴァイキングス戦では46回投げてインターセプトがなく、これはQBドン・マコウスキー(1990年9月30日@デトロイト)と並ぶ球団記録。
- オフェンスはプレーオフ含む18試合で20yds以上のゲインが76回もあり、1試合あたり4.22回だった。パッカーズとしては1997年に4.26回(19試合で81回)を記録して以来10年ぶりの好成績。
- プレーオフ含む18試合で35yds以上のゲインが23回あり、パッカーズとしては1995年以来最多。うち17回がパスで、ランが6回。WRドライバーとWRジェニングスが7回ずつでトップ。
- プレーオフ含む18試合でRBライアン・グラントは20yds以上のゲインが16回(ラン15回・パス1回)もあった。しかし今季パッカーズはRBへの20yds以上のパス成功がわずか1回しかなく、それも第2週ジャイアンツ戦でのことだった。(RBグラントへのスクリーンパス)
- レギュラーシーズンでRBグラントは20yds以上のラッシングが11回あり、RBとしてはNFL3位タイ。1位トムリンソン(SD)の13回、2位ウィリー・パーカー(PIT)の12回。前任者RBアーマン・グリーンのベストは2003年の21回だったが、昨季は4回しかなかった。
- RBグラントは実質スターターに昇格した第8週以降10試合で929ydsを走り、第8週以降に限ればトムリンソンに次いでNFL2位。
- シーズン前半終了時点ではランプレー(回数)の比率はわずか35.5%で、後半に持ち直して39.4%でシーズンを終えた。それでもNFL平均の43.5%を大きく下回ってNFL25位。
- エンプティ・バックフィールド(いわゆるノーバック)攻撃は全オフェンス回数の12.2%にも上った。
- Cスコット・ウェルズは今季サックを一度も許さなかった。昨季1.5回、一昨年3回。
- プレーオフ含む18試合で今季もっともサックを許したのはRTタウシャーの3.5回。LTクリフトン、LGカレッジ、QBファーヴが3回ずつ。T/Gモールはわずかな出場機会で2回。RBグラント1回、RGスピッツ0.5回。
- プレーオフ含む18試合でプレッシャー(サック・ノックダウン・ハリーの総計)を許した回数ではRTタウシャーの29.5回が最多。以下LTクリフトン(20.5)、LGカレッジ(17.5)、RGコストン(16.5)、RGスピッツ(12)、Cウェルズ(8)、T/Gモール(5.5)。
- プレーオフ含む18試合で"Bad Run"(1yds以下のラン)が138回もあり、パッカーズとしては過去7年間で最悪。ラン437回のじつに31.6%にも上った。
- プレーオフ含む18試合で"Bad Run"の原因を作った回数ではCウェルズが最多で19.5回。以下LGカレッジ(17)、RGコストン(16.5)、RGスピッツ(12.5)、LTクリフトン(10.5)、FBホール(10)、RTタウシャー(7.5)、LGバーバー(7)、RBグラント(5)、T/Gモール(5)、TEリー(4.5)。
- レシーバーによるランアフターキャッチは計2294ydsでNFL1位。パッシングydsのじつに51.4%を占めている。WRジェニングスがチームトップで平均6.48yds。WRドライバーもキャリアベストの5.33yds。
- WR陣は20yds以上のパスキャッチ(もちろんランアフターキャッチ含む)が48回もあり、1997年以来最多。
- WRグレッグ・ジェニングスは40yds以上のパスキャッチが7回あり、NFL3位。1位はランディ・モス(NE)の9回、2位はジョーイ・ギャロウェイ(TB)の8回。
- WRジェニングスのレシービング平均17.4ydsはこれもNFL3位。1位サントニオ・ホームズ(PIT)の18.1yds、2位ジョーイ・ギャロウェイの17.8yds。2003年WRジャヴォン・ウォーカーが2003年に挙げた17.5ydsが過去21年間の球団最高記録で、ジェニングスの17.4ydsはそれに迫る好成績だった。
- パス落球(プレーオフ含む18試合)は32回で、1試合あたり1.78回。昨季43回(1試合2.69回)と比べて大幅に改善されている。
- 落球率(プレーオフ含む18試合)が最も低かったのはWRドライバーで、134回パスが来たうち落球はわずか2回。今季の落球率1.49%は自己ベストで、これまでのベストは昨季の3.53%だった。以下、RBグラント(2.38)、TEフランクス(2.94)、WRマーティン(3.13)、TEリー(4.35)、RBモレンシー(4.88)、WRジェニングス(8.08)、WRジョーンズ(9.09)。
- 昨季落球率11.3%のスランプだったTEフランクスが調子を戻し、今季は1回しか落とさなかった。RBグラントとWRマーティンも1回のみ。
- 落球率が最も高かったのはRBウィンの14.3%。次がRBジャクソンの13.6%。しかしRB陣ぜんたいでは、昨季9.52%も落球したのが今季4.41%と改善している。FBホールは一度も落球しなかった。
- Kメイソン・クロスビーはレギュラーシーズンでNFL最多の141得点を挙げ、Kライアン・ロングウェル(2000年の131得点)の球団記録も破った。
- 今季パッカーズはドーム球場で3戦全勝で、マッカーシーHCが就任して以来5戦全勝。QBファーヴはかつてドームを非常に苦手にしていたが、これで1992年の入団以来21勝24敗となり、もし来季@ミネソタ、@デトロイト、@ニューオーリンズで全て勝てば通算5割となる。
- レギュラーシーズンでターンオーバーバトルに勝った試合は9戦全勝で、イーブンの試合も3戦全勝。ターンオーバーバトルで敗れた試合は1勝3敗。
- パッカーズがターンオーバーを犯さなかった試合では、過去34試合中33試合に勝利している。(いつ以来かは不明)
- マッカーシーHCが判定にチャレンジしたのは9回で、そのうち4回を覆すことに成功。逆に相手側のチャレンジは5回すべて失敗に終わっている。2ミニッツでのブースレビューは4回あって一度も覆らず。
- 1997年以来のレギュラーシーズン12月・1月の通算成績は38勝13敗でNFL最高。2位はペイトリオッツの36勝13敗。