グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年12月 3日

月曜の理事会投票で新CEO決定

新CEO選考委員会はノースウェスタン大体育局長のマーク・マーフィを選出し、月曜日の理事会(45名)の投票にかけることが明らかになった。ここで過半数の票が得られれば、マーフィがグリーンベイ・パッカーズ社長兼CEOに就任することになる。先月、「大事なハーラン会長が選考過程から外されている」という批判が出たためか、先日のシカゴでのマーフィとの面談には、ハーラン会長も参加したらしい。

マーク・マーフィはディビジョンI-AAのスモール・カレッジからドラフト外でNFL入りし、プロボウラーまで上り詰めた努力家にして頭脳派セーフティ。現役時代に大学院に通ってMBAを取得し、選手会の交渉団でも活躍した。引退後はロースクールで弁護士資格を取り、司法省で働いたこともある。しかし冷徹なビジネスマンタイプでは全くなく、地味ながら誠実で穏やかな人柄で、丁寧に話を聴き慎重に決断を下すタイプ。体育局長としては、優秀なコーチを選んで全面的に任せることで成功を収め、学業も非常に重視している。すでに、グリーンベイにうってつけのタイプ、と地元メディアからは絶賛に近い評価をされている。

しかし最新情報によると、理事会のメンバーは決して大賛成というわけではなく、3分の1近くが反対票を投じる構えである、とPress-Gazette紙は伝えている。マーフィの能力や人格を疑問視しているのではなく、「アウトサイダーでなく地元人や球団内部から選びたい」ということらしい。

過去のCEO選出の投票は挙手によるものだったが、今回は秘密投票で行われる。ボブ・ハーラン会長が司会をし、経営委員会から紹介されたマーフィがプレゼンテーションを行い、それが終わって退席してから投票の運びとなる。不安を抱いている理事たちを説得して安心させることができるかどうかが、僅差になるか圧倒的多数になるかの分かれ目になりそうだ。

カテゴリ : Coach/Front Office, Team/Organization