グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年9月 3日
- 土曜夕方の最終ロースターカット直後にトンプソンGMの記者会見が予定されていたが、急きょ中止されて日曜昼に変更と発表された。他からカットされてきた大量の選手について、彼らスカウティング部門は夜を徹して調査している。各球団が20人解雇すれば、単純計算で640人が路頭に放り出されたことになる。
- 最終ロースターカットで解雇された選手(NFL経験4年未満)は日曜正午(東部標準時)までウェイバー扱い。それまでに獲得申し込みをしたチームが複数あれば、前年の成績が悪かったチームが獲得できるのがウェイバーの仕組み。誰も手を出さなかった選手は日曜正午に無制限フリーエージェントとなり、どのチームとも自由に契約ができる。プラクティス・スクワッド契約も可能となる。
- 7巡指名のRBデショーン・ウィンが残り、トレードでRBライアン・グラントを獲得したとはいえ、今後あらたなRBを獲得して彼らがカットされる可能性もあると見られている。RBグラントのトレード条件はおそらく「何試合アクティブロースターにいたら6巡」といったような内容のはずなので、すぐにカットした場合は何の痛手も残らないはず。
- トレードで獲得のRBライアン・グラントについて、NFLのスカウトたちの評価は決して高くないようだ。全てにおいて「そこそこ」であり、大きなポテンシャルは見えない、というのが大方の見方らしい。あるスカウトはJournal Sentinel紙の取材に対し、「私に言わせれば、先日解雇されたP.J.ポープの方がずっと見所があったと思う」と答えている。
- Kクロスビーに敗れて解雇されたKデイヴ・レイナーは、「自分としてはやるだけのことはやった。(クロスビーが指名された)ドラフトの日から、僕にとっては不利な戦いと決まっていた。グリーンベイは素晴らしいところだし、悪く言うつもりは全くない。ここでプレーできて楽しかったけれど、残念ながらよい結果が出なかった」と振り返っている。すでに4チームほどが興味を示しており、フリーでいるのも長くはないかもしれない。
- レイナーに競り勝ったKメイソン・クロスビーについて、マッカーシーHC。「メイソンにとっては素晴らしい経験だっただろう。(熾烈なキッカー争いのおかげで)最近の新人キッカーとしては異例なほど戦いの経験を積んでいると言えるだろう。これはものすごく本人のためになる。デイヴにとってもメイソンにとっても、今年は素晴らしいシーズンになるに違いない」
- 通常より多い6人目のCBとしてロースターに残ったCBトラモン・ウィリアムズだが、もし今後(TEなど)補強があれば、真っ先にカットされるのではないかと見られている。
- 8人枠のプラクティス・スクワッドに入る候補として、すでにWRデヴィッド・クラウニーの代理人には打診があったようだ。QBポール・トンプソン、TEザク・アルコーン、DEラリー・バーダインも有力とPress-Gazette紙は報じているが、TEクラーク・ハリスはその価値もないと見られている。逆にDEバーダインは、どこかのチームがウェイバーで獲得してしまう可能性が十分ある。
- インジャリーリザーブに入ったOGタイソン・ウォルターは、プレシーズン最終戦で足の腱を断裂していたことが判明し、手術を受けることになった。代理人によると、復帰までは6ヶ月から9ヶ月のこと。この不運なケガがなければ、OGトニー・パーマーあたりと入れ替わって開幕ロースター入りしていたかもしれない。
- 同じくインジャリーリザーブに入ったSタイロン・カルヴァーは、おそらく長期療養を必要とするようなケガではなく、チーム側と"injury settlement"がまとまればカットされるのではないか、と見られている。
- DEジェイソン・ハンターの母校アパラチアン州立大(ディビジョンI-AA)は、開幕戦で全米ランク5位のミシガン大を破るたいへんな大金星。開幕ロースター入りと合わせ、ハンターにとっては二重の喜びだろう。
- 昨年FA移籍したQBクレイグ・ノールはビルズから解雇。昨年秋にRBモレンシーとトレードされたRBサムコン・ガドーはテキサンズのロースターに勝ち残っている。2005年春にFA移籍したSバウ・ジューはチャージャーズから解雇。2004年の3巡指名CBジョーイ・トーマスは再起をかけてカウボーイズと契約していたが、やはり解雇されている。