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Packers 13 - 21 Jaguars
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年8月25日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Jaguars (2-1) |
0 |
0 |
14 |
7 |
21 |
Packers (2-1) |
0 |
10 |
0 |
3 |
13 |
1stチーム同士で10-0とリードしたパッカーズだったが、第3Qになると2ndチームオフェンスが3シリーズ連続でサックを許し、好フィールドポジションを得たジャガーズが2つのTDドライブを成功させて逆転。第4QにはFB/RBホワイトの活躍でパッカーズが1点差に追い上げたが、逆にINTリターンTDを喰らってダメ押しとなった。
1stチームオフェンスのパス攻撃はよかったが、ランが9回10ydsとシャットアウトされたのが最大の反省点。2ndチームオフェンスはパスプロテクションがボロボロで手も足も出ず、第3Qに逆転される流れを作ってしまった。相手1stチームを無得点に抑えた1stチームディフェンスは今回も好調だったが、後半の2ndチームになるとミスが失点に結びついた。リターナーはCBブラックモン(先発決定)を使わず温存、キッカー対決は今回も互角だった。パッカーズにとっては試合結果よりも、足を痛めて退場したWRドライバーが心配なところ。
第1Q、パッカーズは2回の3rdダウンをどちらもWRジョーンズへのパスでクリアするが、JAX陣40で4thダウン5のギャンブルに失敗。ジャガーズはGB反則とRBテイラーへの9ydsパスなどで得点圏に進むが、こちらも4thダウン3のギャンブル失敗で得点ならず。パッカーズは3rdダウン10でWRジョーンズが14ydsパスキャッチしたが、JAX陣43でファンブルロスト。ジャガーズはRBテイラーの11ydsランなどでGB陣37に進んで第1Q終了。
第2Q、ジャガーズは4thダウン1でRBジョーンズ=ドリューのランが止まってまたもやギャンブル失敗。パッカーズが3&アウトのあと、ジャガーズはWRノースカットへの20yds、WRウィルフォードへの15ydsパスでGB陣に入るが結局パント。パッカーズはTEフランクスへの25yds、TEドナルド・リーへの20yds、WRジェニングスへの14ydsパスで一気にレッドゾーンに進むがTDならず、Kレイナーが22ydsFG成功。ジャガーズがパントのあと、前半残り3分30秒からQBロジャースが登場。WRドライバーへの12yds、WRジョーンズへの23yds、11ydsパスでJAX陣26に進んで2ミニッツ。WRジョーンズへの14ydsパス、RBジャクソンへの11ydsスクリーンパスでゴール前1ヤードに進み、最後はRBジャクソンが1ydsTDラン。
第3Q、ジャガーズは3番手RBトーフィールドの7ydsランと13ydsスクリーンなどでフィールド中央まで進むがそこまで。GB陣8からのパッカーズは3rdダウンでQBロジャースがサックを喰らい、GB46からのジャガーズ攻撃はQBギャラードが登場。WRシャロンへの12yds、WRマット・ジョーンズへの26ydsパスでGB陣ゴール前へ。最後はRBトーフィールドが1ydsTDラン。パッカーズ攻撃はまたも3rdダウンでサック。GB陣49からのジャガーズはWRブルサードへの16ydsパス、RBトーフィールドへの13ydsパスなどでGB陣9に進み、スナップミスで16ydsロスして3rdダウン25となるが、WRライスターに25ydsのTDパスが通って逆転。パッカーズ攻撃はまたもサックされて3&アウト。
第4Q、ジャガーズが3&アウトのあと。GB陣18からのパッカーズはQBイングル・マーティンが登場。RBコーリー・ホワイトの6yds、8yds、12yds、7yds、9yds、8ydsランなどで得点圏に進み、Kクロスビーが38ydsFG成功で1点差に。ジャガーズはRBテリーの12yds、8ydsラン、TEスモルコへの7ydsパスのあと、RBテリーへの29ydsパスでGB陣24へ。2ミニッツ明けにジャガーズはRBテリーがファンブルロスト。GB18からのパッカーズはサックのあと、QBマーティンからWRホリデイへのパスがINTリターンTDされて万事休す。
- WRドナルド・ドライバーが足を痛めてカートで退場。試合後のマッカーシーHCの記者会見では「足の捻挫」とだけ説明され、ケガの程度は詳しい検査を待たなければならない。同じ記者会見を見た地元メディアの見方が分かれていて、Press-Gazette紙が「深刻なものではなさそう、とのこと」と書いているのに対し、Wisconsin State Journal紙は「マッカーシーHCの口ぶりからは開幕戦欠場の可能性もあるとの印象」と書いている。
- QBブレット・ファーヴは第2Q半ばまでプレーして14/20、130yds。ランが止められたため比較的苦しい状況が多かったが、今回もシャープな出来だった。敵陣7ydsでの1stダウンゴールにTDが奪えなかったことだけが残念。エンドゾーンでフリーだったWRジョーンズへのパスがDLにディフレクトされたようだ。
- QBアーロン・ロジャースは6/9、82yds。1stチームでプレーした第2Qの出来はよかったが、2ndチームOLに代わった第3Qは3シリーズ連続でサックされ、一度も1stダウンを更新することができなかった。第3Qにジャガーズに許した2つのTDドライブは、どちらもQBロジャースがサックされ自陣からの相手攻撃になってのもの。
- 3番手として登場のQBイングル・マーティンは1/2、6yds、1INT。せっかくの出番だったがFB/RBホワイトのランばかりがコールされ、第4Q最後に逆転を目指したドライブは、サックのあとインターセプトリターンTDに終わった。
- 強力ラン守備のジャガーズ相手にOLが穴を開けることができず、前半はRBブランドン・ジャクソンとRBヘロン合わせて9回わずか10ydsとシャットアウトされた。RBジャクソンはTDランがあったものの、第1シリーズにはブリッツのピックアップがまずくサックを許し、初ファンブル(FBホールがリカバー)も犯している。パスキャッチはスクリーンでの11ydsを含めて4回23ydsとよく働いた。
- FB/RBコーリー・ホワイトは第3Q終わりごろから登場して9回54yds(平均6yds)と、今プレシーズン最高の活躍を見せた。FGドライブの11プレーのうち8プレー52ydsが彼のランで、ほぼ独力で3点を稼ぎ出したようなもの。
- FBはルーキーのコーリー・ホールが今回も先発し、復帰まもないブランドン・マイリーは2番手で登場。上記ホワイトの活躍はFBマイリーの好ブロックも貢献していたようだ。
- WR陣では、WRジョーンズが今回も前半だけでチーム最多の6回80ydsと素晴らしかったが、第1Qに痛いファンブルロストを犯している。WRジェニングスも今オフシーズン初キャッチを決めて2回19yds。
- WRドライバーは第2QにQBロジャースからのパスをキャッチし、Sサミー・ナイトを引きずるようにランアフターキャッチを頑張って1stダウンを取ったところで右足を負傷。パスキャッチ3回27yds。
- TE陣ではフランクスとドナルド・リーがそれぞれ25ydsと20ydsの好プレーを見せている。
- 先発OL陣はいつも通りだったが、第1終わりにRGスピッツが退場し、ジュニアス・コストンが右ガードに。ラン攻撃の不振が問題。
- 2ndチームOLは、LTオーリン・トンプソンとRTトニー・モール欠場のためかパスプロテクションが非常に悪く、QBロジャースとQBマーティン合わせて4サックを許すなど、常にプレッシャーに苦しんだ。左からLTコストン、LGバーバー、Cウォルター、RGステナヴィッチ、RTレフュー。
- ターンオーバーは、パッカーズが2回とジャガーズ1回。パッカーズがWRジョーンズのファンブルロストとQBマーティンのインターセプト。ジャガーズのRBテリーがファンブルロスト。
- 4点差で第4Q残り6分、JAX陣20での4thダウン1でギャンブルせずFGを選んだのは、レギュラーシーズンであれば論議を呼んだかもしれない。
- ディフェンス陣はジャガーズ1stチームオフェンス相手に前半97yds、無失点に抑えて申し分なし。
- ラン守備は26回104yds(平均4.0)。第2Q最初の4thダウン1でRBジョーンズ=ドリューのランを止めたLBバーネットのプレーがハイライトだった。
- パス守備は、第3Q最初のシリーズまで出場したエースQBレフトウィッチをレーティング50.8に抑えたが、2番手のQBギャラードにレーティング158.3を許した。特にスナップミスで3rdダウン25としながら25ydsのTDを許したパスカバレッジが大きな敗因となった。
- 相手QBにプレッシャーをかけられず時間を与えるシーンが目立った。第4Q最初のDEジェイソン・ハンターのサックは、レビューの結果パスインコンプリート(タック・ルール)と判定され、結局サックは1つもなし。
- 先発DTコンビは今回もライアン・ピケットとコーリー・ウィリアムズ。
- 先発ミドルLBバーネットが好プレーを連発した。WRレジー・ウィリアムズのエンド・アラウンドを読んで1ydsゲインに止め、3rdダウン1でRBジョーンズ=ドリューのランを止め、次のプレーで4thダウン1のランを再び止めた。
- 2ndチームLB陣はストロングサイドLBヘイヴナー、ミドルLBビショップ、ウィークサイドLBトレイシー・ホワイト。
- LBデズモンド・ビショップは第2Q、キャッチ直後のWRレジー・ウィリアムズに強烈なヒットをかまし、ウィリアムズのヘルメットが吹っ飛んだ。このプレーで4ydsゲインに留めたのが効いて結局このドライブはパント。大型ビジョンでリプレーされるたびにスタンドからは大きなどよめきが起きた。5タックルを挙げたビショップに対し、ライバルのLBアブドゥル・ホッジは第4Qに大きなミスタックルから29ydsゲインを許している。
- セーフティはFSコリンズとSSビグビーが先発。1stチームのうち、ビグビーが最初の3シリーズ、マニュエルが次の2シリーズを担当した。
- CBブラックモンをリターナーとしては温存し、CBとしてしかプレーさせなかった。試合後の記者会見でマッカーシーHCは、ブラックモンが開幕戦のリターナーに決まったと思ってくれていい、と語っている。キックオフリターナーはWRブリュースターが3回平均23yds。パントリターナーはCBトラモン・ウィリアムズが1回6yds。
- キッカー争いでは今回はレイナーが先に登場したが、結果は相変わらず全くの互角。
- Kデイヴ・レイナーは22ydsFG成功。キックオフは75yds(19までリターン)、79yds(タッチバック)。
- Kメイソン・クロスビーは38ydsFG成功。キックオフは75yds(タッチバック)、70yds(18までリターン)。
- パンターはPジョン・ライアンが3回平均47.3yds(ネット36.3)。その内訳は、62yds(タッチバックでネット42)、41yds(フェアキャッチでネット41)、39yds(ネット26)。最後のパントが蹴り損ないで、相手の逆転TDドライブに結びついてしまった。Pライアン・ドアティは1回48yds(ネット44)。
- ケガ人は以下の2人。
- RGジェイソン・スピッツが第1Q最後にふくらはぎを痛めて退場(代役はコストン)。以前から痛めていた箇所なので大事を取って交代したが、深刻なものではないようだ。
- 前半残り3分あたりでパスキャッチしたWRドナルド・ドライバーが右足を痛めてカートで退場。最初は「ヒザか」と言われたが試合中に「足首らしい」と報じられ、試合後に「足」となった。
- 欠場者は、RBモレンシー、RBポープ、RBウィン、FBパウドレル、WRボディフォード、T/Gモール、OTトンプソン、OGパーマー、DEバジャ=ビアミラ、DEモンゴメリー、DEヒックス。