過去の記事 |
2007年 >
08月 >
Packers 48 - 13 Seahawks
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年8月20日
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Seahawks (1-1) |
3 |
10 |
0 |
0 |
13 |
Packers (2-0) |
10 |
28 |
10 |
0 |
48 |
フィールド改修後初めてのホームゲームはあいにくの雨となったが、パッカーズは攻・守・スペシャルチーム全てで見所の多い試合を展開し、観客をおおいに楽しませた。QBハッセルベックを欠くシーホークスQB陣に7サックを浴びせて6ターンオーバーを奪い、1stチームおよび2ndチームオフェンスが効率よく得点を挙げて大勝した。
QBファーヴ率いる1stチームオフェンスは、4シリーズで1回しかパントを蹴ることがなく17得点。目標を達成して早めに退くことができた。QBロジャースの2ndチームも2TDパスを決め、先週からの好調をキープ。ディフェンスは先週よりもさらにビッグプレーが増え、サックからファンブルリターンTDが2つもあった。スペシャルチームではCBブラックモンがパントとキックオフの両方でビッグリターンを繰り出し、リターナーの座に向けて大きく前進した。
第1Q、パッカーズがホールディング反則もあって3&アウトに終わると、シーホークス攻撃は3rdダウンでDEジェンキンズがサック。パッカーズはRBジャクソンのランやTEフランクスへのパス3回などでレッドゾーンに進み、Kクロスビーが37ydsFG成功。シーホークスはWRバールソンのランアフターキャッチで55ydsのロングゲインとなり、46ydsFG成功で同点に。パッカーズはWRブラックモンの83ydsリターンと相手反則でSEA陣7からの攻撃となり、RBジャクソンのラン2回でタッチダウン。シーホークスはLBホークとDEジェンキンズの連続サックで3&アウト。パッカーズはRBジャクソンへのスクリーンパスで11yds、WRドライバーへの22ydsパスでレッドゾーンへ。
第2Q最初のプレーでWRジョーンズに16ydsTDパス成功。シーホークスはパスインターフェアなどで得点圏に進むが、DEバジャ=ビアミラがサックしてファンブル、LBバーネットが62ydsのリターンTD。シーホークスが3&アウトのあと、パッカーズはQBロジャースが登場したが、最初のプレーでスナップミスからファンブルロスト。シーホークスはWRラックリーへの13ydsパスのあと、RBモリスが15ydsTDラン。パッカーズはWRジョーンズへの32ydsのロングパスなどでSEA陣7に迫り、最後もWRジョーンズが2つめのTDパスキャッチ。シーホークスはWRハケットへのパス2回などでフィールド中央に進むが、SSビグビーがサックしてファンブル、拾ったLBホワイトが43ydsのリターンTD。次のシーホークス攻撃もQBデヴィッド・グリーンのパスをCBブッシュがインターセプトするが、パッカーズもサックされてファンブルロストとなり得点ならず。前半残り52秒、シーホークスはWRオボマヌへの連続パス成功などで得点圏に入り、前半終了と同時に48ydsFG成功。
第3Q、シーホークス攻撃はCBジャレット・ブッシュがインターセプトしてSEA陣9までリターン。しかしエンドゾーンへのパスはアウトオブバウンズでTDならず、Kレイナーが24ydsFG成功。シーホークスが3&アウトのあと、パッカーズは4thダウン2でWRホリデイにパスが通って1stダウン。TEクラーク・ハリスへの20ydsパス、FBホールへの8ydsパスなどでSEA陣6に迫り、WRホリデイへのパスでタッチダウン。好リターンでSEA陣43からのシーホークスは、TEジョプルやWRペインへのパスでGB陣36に進むがけっきょくパント。両者3&アウトのあと、パントリターナーのCBトラモン・ウィリアムズがマフしてシーホークスがリカバー。TEジョプルへの14ydsパスなどでGB陣32に進むが4thダウンギャンブル失敗で得点ならず。パッカーズはQBロジャースが退いてQBポール・トンプソンが登場するが、反則が響いて3&アウト。
第4Q、SEA陣15からのシーホークス攻撃は、CBチャーリー・ペプラーがインターセプトしてSEA陣2までリターンするが、QBトンプソンのパスはエンドゾーンでインターセプト。シーホークスはRBハリスとRBウィーバーのランでフィールド中央に進むがそこまで。パッカーズ攻撃はTEジョー・ワーナーの落球が響いて1stダウンならず。GB陣38からのシーホークスはQBデヴァインが登場したが、3rdダウンでLBホッジのサックが決まって3&アウト。パッカーズはWRクラウニーへの8ydsが通ったが1stダウンならず。シーホークス攻撃はRBハリスのファンブルをLBヘイヴナーがリカバー。パッカーズはWRブリュースターへの10ydsパス、TEアルコーンへの21ydsパスでSEA陣10に進んで2ミニッツ。QBトンプソンはサックされた後またもインターセプトを喫して得点ならず。シーホークスはRBウィークスのラン2回で試合終了。
- 主力組に大きなケガはなかったが、ヒザを痛めた控え選手が4人。
- 48得点は1938年以来パッカーズのプレシーズンゲームでは最多得点とのこと。その38年の試合は地元ウィスコンシンのセミプロチーム相手だったので、NFL球団相手としては球団史上最高得点となる。
- QBブレット・ファーヴは7/12、74yds、1TDと満足のいく内容。1stチームオフェンスが先週よりかなり好調で4ドライブのうち3ドライブで得点できたため、ファーヴは予想より早く第2Q残り10分で退くことができた。
- QBアーロン・ロジャースは第2Q途中から第3Qいっぱいプレーして10/16、97yds、2TD。最初のプレーでいきなりファンブルロストしたが、先週に続きかなりシャープな内容だったようだ。
- 3番手として登場のQBポール・トンプソンは5/10、49yds、2INTとこの日のパッカーズでは最も不満の残る内容だった。TEアルコーンへの21ydsパスなどはよかったが、インターセプトはどちらも敵陣ゴール前またはエンドゾーンでのもの。
- 先発のRBブランドン・ジャクソンは前半いっぱい出場し、ラッシング13回54yds・1TDとスクリーンパスで11yds。先週とは違い、1stチーム同士の部分で5yds前後のランがコンスタントに出て、十分に満足できる内容だった。唯一のミスはスクリーンパスで落球があったこと。
- FB/RBコーリー・ホワイトはRB不足のため後半フル出場したが、ラッシング13回25ydsにとどまった。
- FBマイリー欠場のため今回も新人のFBコーリー・ホールが先発。FBパウドレルが負傷退場したので後半もホールがプレーすることになり、1バック隊形の回数を増やさざるをえなかった。
- WR陣ではジェームズ・ジョーンズが前半だけで4回58yds、2TDの大活躍。QBファーヴからの16ydsTDパスはランアフターキャッチでサイドライン際に駆け込んだもので、2つめはエンドゾーン内でQBロジャースからの地面スレスレのパスをダイビングキャッチ。32ydsのロングパスはサイドライン際の素晴らしいキャッチで、いったんはアウトオブバウンズと判定されたがチャレンジで覆った。
- WRカーライル・ホリデイは2回8ydsながら2試合連続でタッチダウンを決めている。
- TE陣ではババ・フランクスが4キャッチ30ydsと安定した働きを見せ、先週の汚名を返上した。後半には敵陣ゴール前でジュニアス・コストンがエキストラTEに入るシーンがあった。
- 先発OL陣は被サックを許さなかったが、2ndチームに交代すると、第2QにQBロジャースが、第4QにQBポール・トンプソンがサックされている。
- パッカーズが与えたターンオーバーは5つ。内訳は、Cウェルズからのショットガン・スナップが高すぎてQBロジャースが捕り損ねてファンブルロスト、同じくQBロジャースがサックされてファンブルロスト、パントリターナーのCBトラモン・ウィリアムズのファンブルロスト(マフ)、QBポール・トンプソンの2インターセプト。
- パッカーズが奪ったターンオーバーは3ファンブルリカバー、3インターセプトの6つ。そのうちサック&ファンブル&リカバーTDが2つあった。どちらも第2Qのもので、最初がDEバジャ=ビアミラのサックからLBバーネットが62ydsのリターンTD、次がSSビグビーのサック&ファンブルフォースからLBトレイシー・ホワイトが34ydsのリターンTD。
- ラン守備は34回127yds(平均3.7)とまずまず。2ndチームのLB陣にややミスが多く、RBモリスの15ydsTDランなどロングゲインをいくつか許してしまった。
- パス守備は、エースQBハッセルベックを欠くシーホークスの控えQB陣を12/32と成功率わずか38%に抑え、サック7回50ydsを差し引いたネットではわずか112ydsしか進ませない、ほぼ完璧な内容だった。
- この日はブリッツァーのサックが面白いように決まり、チーム全体でなんと7サックを荒稼ぎした。SSビグビー(2サック)、LBホーク、LBホッジがブリッツから4サックを挙げ、DL陣はDEジェンキンズ(2試合連続)、DEバジャ=ビアミラ、DEバーダイン(2試合連続)の3サック。
- 先発DTコンビは今回もライアン・ピケットとコーリー・ウィリアムズ。DEモンゴメリーが負傷退場すると、DTウィリアムズがDEに入るシーンもあった。
- セーフティはFSコリンズとSSマニュエルが先発。第3シリーズからはマニュエルに代わってSSアタリ・ビグビーが登場してSコリンズと共にプレーし、2サックを挙げる大活躍を見せた。
- ハリスとウッドソンの両先発CBは第2Q半ばで退いてCBジャレット・ブッシュとCBウィル・ブラックモンがプレー。CBブッシュは2つのインターセプトを挙げ、もう少しで3つ目も捕れそうだったが惜しくも落球。
- スペシャルチームではリターナーのCBウィル・ブラックモンの活躍が最大の収穫。最大のライバルだったWRボディフォードがヒザを痛めたこともあり、ブラックモンがキックオフとパントの両リターナーに大きく前進したと見られている。
- パントリターナーはCBブラックモンが0ydsと16yds。CBトラモン・ウィリアムズが20ydsの好リターンを見せたが、2回目はマフしてしまいターンオーバーに。
- キックオフリターナーは、WRボディフォードが最初の25ydsリターンで負傷退場。次のCBブラックモンは83ydsのビッグリターンを見せ、相手反則(ホースカラー・タックル)がなければタッチダウンだったかもしれない。最後はWRクラウニーが19yds。
- カバーチームは相手パントリターンを平均4.8ydsに抑えたが、キックオフリターンでは46ydsリターンがあったため8回平均24.6ydsとそこそこだった。
- パンターはPジョン・ライアンが2回平均55.0yds。Pライアン・ドアティは3回平均44.3yds。
- キッカー争いは今回も互角の内容。しかしクロスビーがレイナーより先に登場したのは、キッカー争いで優位に立っていることを示している。
- Kメイソン・クロスビーは、37ydsFG成功とPAT成功3回。キックオフは71yds、65yds、70yds、73yds。
- Kデイヴ・レイナーは、24ydsFG成功とPAT成功3回。キックオフは75yds、65yds、71yds、70yds、69yds。
- ケガ人。
マッカーシーHCによると以下の4人は全てヒザの内側側副靭帯(MCL)を痛めたとのこと。
詳しいことは検査を待たなければならないが、
開幕ロースター入り確実のDEモンゴメリーが心配だ。
- WRボディフォードが最初のキックオフリターンでヒザを負傷。
- FBライアン・パウドレルが第2Qにヒザを痛めて退場。
- DEマイケル・モンゴメリーが前半最後にヒザを痛めて退場。
- OTオーリン・トンプソンもヒザを痛めて退場。
- 欠場者は、RBモレンシー、RBポープ、RBウィン、FBマイリー、T/Gモール、OGパーマー、DEヒックス。