グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年5月14日

モス獲得失敗にファーヴが批判的コメント

自らが主催するチャリティ・ゴルフ・トーナメントに出席したQBブレット・ファーヴは、少し言葉を選びながらも、わずかの差でモスを逃したことへの失望感を明らかにした。表立ってチーム首脳を批判することなど滅多にないファーヴだが、今回はモス本人や代理人サイドから詳しい内部情報が手に入る立場にあった。今回の件に限らず長期計画を重視するテッド・トンプソンGMの方針に、ついに不満がこらえきれなくなったのかもしれない。

「どれだけの代償を払えばモスが獲得できたか、僕は知ってる。ニューイングランドよりも少ない額で獲ることが可能だった。ウチが出せる額でも、彼はグリーンベイでプレーしたがっていた。十分リスクに値するトレードだったはずだ」

「残念だ。ほぼ交渉はまとまっていたのに、(NEが獲得成功したというより)こちらが獲り逃したと言うべきだろう。だって、『モスが契約見直しを嫌がっている』という憶測は本当のことじゃなかった。彼は(OAKでの巨額の)契約を捨てて、保証つきの1年$3ミリオンを受け入れるつもりだった。それと4巡指名権。それだけで獲れるなら大成功だろう。しかしこちらは『保証つきの$3ミリオン』の部分を出し渋った。僕は代理人のバス・クック(モスの元代理人でもある)に連絡して、その分は僕のサラリーから差し引いてもいい、とまで言ったんだ。それでも十分でなかったらしい」 

「僕は新しいことを始めるのは好きじゃないが、モスが来てくれたら素晴らしい補強になったと思う。3人を同時に出せば、ランディ・モスにも、ドナルド・ドライバーにも、グレッグ・ジェニングスにも投げられる。強力なユニットになったはずだ。でも獲れなかった。十分可能だったのに失敗したとわかるだけに残念だよ」 「ウチのオフェンスは去年苦しんだ。ディフェンスがいてくれなかったら、8勝はできなかっただろう。現時点では楽観的にはなれない」 

「誰もが知っているとおり、僕はキャリアの終わりに近づいている。チーム再建に5年かけるほどの時間は僕にはないんだ。グリーンベイの誰も 『再建(rebuild)』 という表現は使わないが、実際やっていることを見れば再建モードなのは明らかだ。僕がチームへの信頼を失ったとは思わないし、球団の誰もが勝利を求めているのは知っている。ただ僕にわからないのは、その『勝利』に僕が含まれているのかどうかだ。『勝利』が5年も先の話なら、僕はもういなくなってる。今年は現役17年目だし、僕はいま勝ちたいよ」

カテゴリ : Contract/Personnel, Player