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FA Notebook: FBジャスティン・グリフィス訪問中
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年3月 8日
FA市場の概況を、例によってパッカーズに関係のありそうなポジションだけ。
- 今年のFA市場では有力なフルバックのひとり、FBジャスティン・グリフィス(ATL)が火曜夜から水曜にかけてパッカーズを訪問している。来月で26歳とまだ若く、やや小型軽量のタイプ。ゾーンブロッキング経験が豊富なのもパッカーズにとって魅力だ。ファルコンズはすでにFBオヴィー・ムヘリ(BAL)と高額契約を結んだため、グリフィスの退団は確定的となっている。
- パッカーズがT/Gタイソン・ウォルターと再契約。詳細は不明だが、おそらく最低額での1年契約と思われる。昨季中盤に加入したときの記事はこちら。どこでもこなせる器用な選手で、先発を争うというよりも、ロースター枠ぎりぎりを争うことになりそう。
- Journal Sentinel紙によると、セインツから解雇されたWRジョー・ホーンが今週末ごろにパッカーズを訪問の予定とのこと。かつてセインツのOCだったマッカーシーHCとの付き合いが長い。
- RBジャマール・ルイス(BAL)はレイヴンズと再契約交渉を続けていたが、行き詰っている様子で、近くブラウンズを訪問する。Baltimore Sun紙は「パッカーズが興味を示しているという噂」と伝えているが、こちらの地元紙Journal Sentinel紙は、パッカーズがRBルイスを獲りに行っているという報道は誤り、とはっきり書いている。
- RBクリス・ブラウン(TEN)はビルズを訪問。パッカーズも代理人と連絡は取っているらしい。
- RBドミニク・ローズ(IND)はすでにジャイアンツを訪問し、次はビルズの予定。
- 元タイタンズのRBトラヴィス・ヘンリーは総額$22.5ミリオンの5年契約でブロンコス行きが決定。契約ボーナスなどguaranteed分が$12ミリオンも含まれているため、総額は同じぐらいだが実質的にはRBグリーンよりもかなり高い。
- トレードを要求していたベアーズのRBトーマス・ジョーンズが、希望通りジェッツにトレードされた。ベアーズはRBジョーンズと2巡31位(全体63位)指名権を譲渡し、かわりに2巡7位(全体39位)指名権を受け取る。つまり24スポット分トレードアップしたことになる。ジョーンズはジェッツへの移籍成立後、総額$20ミリオンの4年契約に合意した模様。
- TEランディ・マクマイケルがドルフィンズから解雇された。ドルフィンズのパス攻撃を支えてきた優れたレシービングTEであり、今年のタイトエンド市場では新たな目玉になりそう。$3ミリオンのロースターボーナス発生を前にトレードしようとしていたがまとまらず、やむなく解雇となったようだ。
- TEジェレミー・スティーヴンス(SEA)はバッカニアーズを訪問。パッカーズのトンプソンGMがシーホークス時代に1巡指名(して失敗)した選手だけに、今回トンプソンGMが手を出すかどうか注目されるが、これまでのところ動きはないようだ。
- TEダニエル・グレアム(NE)はブロンコスと総額$30ミリオンの5年契約にサイン。
- 一昨日「同地区チームとのトレードは非常に希」と書いたとたんに、ペイトリオッツがWRウェス・ウェルカーをドルフィンズとのトレードで獲得した。代償は2巡および7巡指名権。もともとペイトリオッツは、ドルフィンズからRFA指名(2巡Qualifying Offer)されていたウェルカーへのオファーシートにサインしていたが、その額でRFA移籍させると高額すぎるため、7巡指名権を足してトレードすることによってより安価に手に入れることができた。トレード終了後、WRウェルカーは総額$18ミリオンの5年契約を結んでいる。
- WRドンテ・ストールワース(PHI)はペイトリオッツ訪問のあとタイタンズ、ドルフィンズと訪問の予定。イーグルスもすでにオファーを出しているとの噂もある。WRケヴィン・カーティス(STL)はライオンズ訪問のあとジャイアンツへ。
- セーフティたちはあまり動きがない。Sディオン・グラント(JAC)はすでにセインツを訪問し、次はシーホークスを予定。Sケン・ハムリン(SEA)はまだ訪問予定さえ伝わってこない。
- 元パッカーズの3巡指名パンター、B.J.サンダーがラムズと契約した。Pジョン・ライアンとの先発争いに敗れて昨年8月にパッカーズから解雇され、その後はフリーのまま過ごしていた。
- テキサンズと契約したRBアーマン・グリーンの代理人によると、パッカーズは最後までテキサンズに対抗する努力はしたとのこと。トンプソンGMは、「日曜に(おそらく電話で)話し合ったが、ヒューストンのオファーはかなり良いもののようだった。こちらもアジャストはしたが、十分ではなかった。我々がアーマンを引き留めなかったかのように言う人もいるだろうが、努力はしたのだ。それがフリーエージェンシーというもので、何が起こるかわからない。我々は彼の幸運を祈っている」と語っている。