グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年1月20日
- 最終戦から2週間以上が経ったが、引退問題についてのブレット・ファーヴからの発表はまだない。この1週間ほどファーヴと話をしていない、というマッカーシーHCは、「近いうちにわかるだろう。現時点ではブレットの意図がどちらなのか、私にも全く予想がつかない」
- できれば早い方がいい、というのが球団首脳の考えだが、今年もファーヴに対してはっきりした締め切りは設けていない。昨年もそうだったように、時間をかけるほど現役への意欲が強くなると感じているからだ。2月の上旬から中旬のあたりまでに、というのが球団側の要望ではないかとPress-Gazette紙は推測している。FA解禁は3月2日なので、最悪でもそれまでに結論を出せば補強の上でチームに迷惑を与えることにはならないだろう。
- ファーヴは今年も帰ってくる、とボブ・ハーラン会長。「最終戦の後のロッカールームで私はそう感じたし、今もそう感じている。実を言うと昨年もそうで、冬のあいだ結論を待っている間もその考えは変わらなかった。 『なぜそんなふうに言える?』 とよく言われるのだが、やはりブレットの競争心の強さを知っているからだろう。結論のときが近づくほど彼のそういった部分が前に出てきて、また戻ってやってみたくなるのだと思う」
- ハーラン会長。 「昨年は 『ファーヴが去ってロジャースに任せる時が来た』 といった内容の手紙も少数ではあるが私は受け取った。しかし今年はそういう意見を全く聞かないのだ。ただ去年よりは早く決めてほしい、という意見は熱心なファーヴファンの中にもあるようだ」 「昨年は、テッド・トンプソンGMがブレットの現役続行を望んでいないという誤解がファンの間にはあった。2005年シーズン終了直後にテッドがブレットと4回も話し合いを持ったことや、テッドやマイク(マッカーシー新HC)がそれぞれハティスバーグのファーヴ宅を訪問した、ということを私から説明しなければならなかったのだ」
- グリーンベイのゴルフ場"Oneida Golf and Country Club"の会員権を数週間前にファーヴが手放していたことが判明し、今週ちょっとした話題となった。しかしこれまでにも、長女との(シーズン中のみ)別居や家の売却などで「これは引退か」と憶測が流れたことが何度もあるため、今回も引退と直接結びつけるのは危険だろう、というのが大方の見方。
- ボブ・ハーラン会長はファーヴのゴルフ会員権の件について、別に驚かないと語っている。「ずいぶんと話題になったようだ。どんな意味があるか? 彼がもうコースを使っていないという他に何の意味もないと思うね。使っていないならなぜ無駄使いする必要がある? 昨年はほとんどゴルフをしなかった。KロングウェルやQBピーダーソンといったゴルフ好きの仲間がいなくなったせいか、最近の彼はあまりコースに出ないのだ。ミシシッピに帰っても最近はゴルフをしなくなったと聞いている。ただ、これも現実だ。ブレットが何かをするたびに、彼がどうするつもりなのか、いろいろと憶測が飛び交う」
- 昨季のファーヴは4勝12敗シーズンの上に29インターセプトの不調だったため、現役を続けるべきかファンの間にも議論が多かったが、議論の点では今年はかなり静かだ。地元の新聞・ラジオ・ウェブサイトがファンからの意見を募っても、現役続行を求める声が圧倒的だという。「満場一致に近いですよ。『もう退くべき』という意見の人もいることはいるのでしょうが、たぶんそういう人たちはソフトクリームをケツから食べるような人でしょう」とラジオ番組のホストは笑っている。