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Packers 0 - 35 Patriots
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年11月20日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Patriots (7-3) |
7 |
14 |
7 |
7 |
35 |
Packers (4-6) |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
天気は快晴。気温は5℃。ラン・パスとも大不振のパッカーズオフェンスはトータルわずか120ydsで5回しか1stダウンが取れず、ディフェンスは5TDを許し、スペシャルチームもいいところなし。前半最後にはQBファーヴが負傷退場(右前腕の打撲か)し、代わったQBロジャースも不振。何ひとつ収穫がない内容で、シーズン2回のホーム完封負けはチーム史上初とのこと。
第1Q、パッカーズが3&アウトのあと、NE陣37からのペイトリオッツはTEワトソンへの36ydsパスでレッドゾーンに入り、ゴール前での4thダウンインチズでTEグレアムにパスが通り先制タッチダウン。両者3&アウトのあと、パッカーズはWRジェニングスへの26ydsパスでNE陣に入るがそこまで。ペイトリオッツはRBディロンがNE陣30でファンブルロスト。しかしパッカーズは1stダウンが奪えず、44ydsFGも失敗に終わる。ペイトリオッツはWRトロイ・ブラウンへの11ydsパスでGB陣に入って第2Qへ。
第2Q、LBポピンガのパスインターフェアでゴール前に進んだペイトリオッツは、RBディロンのランで2つめのTD。両者パント続きのあと、NE陣29からのペイトリオッツは、ワイドオープンのWRコールドウェルへ54ydsパスが通って3つめのタッチダウン。前半残り2分、パッカーズはWRドライバーへのパスでNE陣に入るが、サックを受けたファーヴが右ヒジを痛めて退場。代わったQBロジャースからのパスは連続失敗でパント。ペイトリオッツは2回ニーダウンして、21点差で前半終了。
第3Q、NE陣29からのペイトリオッツはWRコールドウェルへのパスとRBマロニーのランでGB陣に入るが得点圏には入れず。GB陣10からのパッカーズは、QBロジャースからTEドナルド・リーへの16ydsパスで1stダウンを更新してパント。NE陣22からのペイトリオッツが3&アウトに終わると、GB陣45からのパッカーズはQBロジャースのスクランブルでNE陣に入るが、4thダウン5のギャンブル失敗で得点ならず。NE陣40からのペイトリオッツはWRチャド・ジャクソンへの20ydsパスとTEワトソンへの13ydsパスで得点圏に入り、最後もTEワトソンへのパスでタッチダウン。
第4Q、両者パント続きのあと、RBフォークの36ydsリターンでGB陣23からのペイトリオッツ攻撃は、3rdダウン6でRBマロニーへのショートパスがタッチダウンとなって0-35。パッカーズがようやくRBグリーンのランで1stダウンを取ってパントを蹴ると、残り6分はQBブレイディも退いて2番手QBキャセルが登場。DEバジャ=ビアミラのサックで3&アウト。パッカーズはNE陣49からのチャンスだったが、いきなりQBロジャースがサックされてファンブルロスト。ペイトリオッツはランで1stダウンを更新し、2ミニッツ明けは新加入のQBテスタバーディが3回ニーダウンして試合終了。
- QBブレット・ファーヴは5/15、73ydsで負傷退場。コントロールミスが多く、フリーのレシーバーに通せないプレーが目立った。
- 前半最後のQBブレット・ファーヴ負傷は、足首をロックされる形でサックされたところを上体もヒットされ、右側に倒れこんで右前腕部を地面で強打してしまった。ヒジを痛めたかと思われたが前腕部の打撲(程度は不明)でしびれがあったようだ。骨には異常がなく、後半最初の相手攻撃途中でフィールドに姿を見せウォームアップを開始。しかしフィールドには出ずにQBロジャースがプレーを続け、QBファーヴは前腕部のマッサージを続ける。ヘルメットを着けて出場可能(に見える)状態でずっとサイドラインにいたが、第4Qに入ったところで大きな歓声に見送られてジョギングでロッカールームに引き上げた。
- 記者会見でのマッカーシーHCによると、ヒジの尺骨のあたりを強打したファーヴは神経の問題なのか握力に問題があり、ボールをしっかり握ることができなかったとのこと。MRI検査の予定はないが、来週の出場についてはまだわからない、と説明している。
- QBアーロン・ロジャースは前半2ミニッツから試合終了まで出場したが、彼もプレッシャーに悩まされて4/12、32ydsとさっぱり振るわず。3サックまたはスクランブルのどこかで負傷したのか、試合後のロッカールームではひどく足を引きずっていたらしい。
- RBアーマン・グリーンは13回28ydsとシャットアウト。ケガから復帰のRBモレンシーは1回5ydsだけ。
- ランが出ずに3rdダウンロングに追い込まれることの繰り返しで、3rdダウンコンバージョンはわずか1/13の大不振だった。
- レシーバー陣では、WRドライバーが2回42yds。WRジェニングスは1回26yds。パスプロの不振とQBファーヴの不調で、ケガ人の多いペイトリオッツDBを攻めることが全くできなかった。
- パッカーズオフェンスのターンオーバーは第4QにQBロジャースがサックされてファンブルロストされた1つだけ。逆にペイトリオッツは4回もファンブルしてくれたが、パッカーズがリカバーできたのは第1QのLBホークだけ。
- RTタウシャーに代わってトニー・モールが先発し、OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGスピッツ、RTモール。RTタウシャーの穴は大きく、今季最悪の4サックを許した。QBファーヴは負傷した時の1サックだけだったが、QBロジャースは3サック・1ファンブルロストで、あらためてファーヴのラッシュをかわす能力が証明された印象も。
- パス守備は235ydsとはいえ、次々と3rdダウンを更新され、ブレイディに4TDパスを許してQBレーティング128.2。
- パスラッシュは不振でQBブレイディにプレッシャーがかけられず、チームでサック2回。DTコリン・コールとDEバジャ=ビアミラがサックを挙げたが、DEバジャ=ビアミラのは大差がついてQBブレイディが退いてからのもの。
- ラン守備は40回122yds。平均3.0ydsなら上出来の数字だが、ニーダウン(前後半で5回)を除くとRB陣には平均3.6ydsほど進まれている。さらに、点差が開いてからのわかりきったランを除けば4yds前後か。
- 反則が3回32ydsだったのは上出来だが、LBポピンガのエンドゾーンでのパスインターフェアは痛かった。あとはDEキャンプマンの(珍しい)オフサイドとCBハリスのホールディングで、オフェンスは全くなかった。
- パントリターンはCBウッドソンが1回5yds、WRルヴェル・マーティンが-2yds。
- キックオフリターンはRBモレンシーが復帰したが4回平均21.8ydsと振るわず。
- Kデイヴ・レイナーは、第1Qに44ydsFGを右に外してしまった。FG失敗は第5週ラムズ戦以来。
- 相手パンターは2回しか蹴らないのにPジョン・ライアンは10回も蹴らされて平均45.9yds。ハングタイムもカバーチームも悪くなかったが、第4Qの36ydsリターンは残念。
- ケガ人
- ファーヴの負傷は上記の通り。彼が負傷して試合に復帰できなかったのは、2004年10月3日のジャイアンツ戦以来。
- TEデヴィッド・マーティンがわき腹を痛めて途中退場。X線検査で骨には異常はなかったが、復帰せず。
- アクティブ登録から外れたのは、RBポープ、FBマイリー、RTタウシャー、DEモンゴメリー、DTジョリー、CBブラックモン、Sペプラー、そして第3QBイングル・マーティン。