グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年5月12日

マイク・マッカーシーHCの初ミニキャンプ

ヘッドコーチ就任から4ヶ月、マイク・マッカーシーHCは初めてフィールドに出てヘッドコーチとしての指導を始めたところだ。「正直に言うとまだ違和感はある。もっと直接コーチングすることに慣れているからね。ドリルの中に入っていって口を出したくなることもある。一歩下がってコーチたちが教えるのを見るのもいい経験だ」

まだ慣れないと本人は言うものの、周囲はそうは見ていない。「ごく自然にこなせているよ。彼は優れたコミュニケーターだ。ブルーカラーで、真面目な人だ。選手たちもそれによく応えている」とジャゴジンスキーOC。WRドライバーは、「尊敬を勝ち取るために努力を必要とするような人なら、そもそもあの地位に就いてはいないだろうしね。もうすでに大きな敬意を勝ち得ていると思うよ。ロッカールームの誰もが、すでに彼を人間として尊敬している」

選手全員を集めてのいわば就任演説となった先週金曜朝のミーティングについて、QBブレット・ファーヴ。「彼の言葉は信じられると本当に思った。ヘッドコーチにとって大変な仕事は、53人全員にひとつのことを信じさせ、わずか2試合負けただけで揺るがないようにさせることだと思う。金曜のミーティングで彼が言ったことは、大体のところは、大学とかどこかでこれまでに聞いたことのあるような内容だろう。でも大事なのは、それを心から信じられるかだ。球団全員のことはわからないが、僕自身のことを言えば、心から信じられた」

就任演説を終えたマッカーシーHCだが、やはり一番嬉しいのは選手たちとフィールドに出ることだ。「この日のために長いこと準備を重ねてきた。組織面で取り組まなければならない仕事もたくさんあった。それだけに、フィールドに出てフットボールを始めるのが待ちきれない気持ちだったよ。フットボールのことになれば体は自然に動くからね。我々みんなにとって馴染みの場所だ」

「今年は大きな変化の年であるのは間違いないね。新しい選手に新しいコーチ、チームのあらゆる面に変化がある。決して悪いことだとは思わないよ」とCBアル・ハリスは前任者を批判しないよう言葉を選びながら語っている。新加入のCBチャールズ・ウッドソンは、「彼は一緒にいてとてもエキサイティングな人だ。付き合ってまだ日は浅いけれど、選手たちが彼を尊敬し、よい反応を示しているのははっきりわかるよ」

マッカーシーHCの美点についてジャゴジンスキーOC。「彼にはグレーエリアというものがないんだ。自分にどうしてほしいのか、あれこれ考える必要がない。何を求めているか、彼は非常にはっきりと伝えてくれるからだ。また、フットボールの知識を除いて最大の長所はその個性にある。コーチングを見れば、彼の情熱はよくわかるだろう。とても楽しんでやっているから、こっちもワクワクしてくる」

カテゴリ : Coach/Front Office