グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年4月26日

ニーズ分析 ディフェンス編 1

DE ディフェンシブエンド

キャンプマンと契約延長でき、昨年並の戦力は確保できている。ラン守備に優れパスラッシュも向上してきたエヴリダウンプレーヤーのキャンプマンと、パスラッシュに偏ったバジャ=ビアミラの2人が先発で、コーリー・ウィリアムズやモンゴメリーの成長もそこそこ期待できるとはいえ、全体的にパンチに欠ける。4メンラッシュでプレッシャーをかけられないのがここ数年の悩みの種であり、1巡5位指名にDEマリオ・ウィリアムズ(ノースカロライナ州立)を予想する声が多いのはそのためだ。

ここにインパクト・プレーヤーが手に入れば、バジャ=ビアミラをパスラッシュスペシャリストにして、キャンプマンを休ませたりインサイドからラッシュさせたりできる。プレシャーがかけられれば、未熟なDB陣への負担も軽くなる。ただしDEマリオ・ウィリアムズが5位まで残るには多少の幸運も必要で、残っていなければ(トレードダウンしない限り)1巡DE指名はないだろう。

DT ディフェンシブタックル

ノーズタックルは、33歳でケガがちのグレイディ・ジャクソンとの再契約を見送り、元ラムズのDTライアン・ピケットと契約。昨年時点の実力を比べればほぼ互角かもしれないが、将来性やケガのリスクを考えればアップグレードと言えそうだ。控えはコリン・コールで、昨年はかなりの成長を見せた。グレイディと交代で出場する他に、ランシチュエーションでは2人が並んで出ることも多かった。というわけで、ノーズタックルを指名するとしても中位以降ではないか。

もう一方の、いわゆる"3テクニック"は元ドラフト外のカレン・ジェンキンズがスターター。パスラッシュに優れるがサイズが小さい。元3巡指名のDT/DEケニー・ピーターソンは、ぎりぎりロースターに残ってきたものの、明らかに期待外れ。昨年は多少の成長は見せたものの、スターターが務まる器ではない。一昨年の3巡指名、ドネル・ワシントンはどうやら大失敗指名で、昨季はお情けでロースターに残ったが、1試合もプレーせず。魅力的な選手がいれば上位指名もありえるし、そうでなくても1人は指名して底上げを図りたいところ。

LB ラインバッカー

FA補強が進まず、パッカーズディフェンスで最も手薄なポジション。先発が決まっているのはMLBバーネットだけで、昨夏トレードで獲得したロバート・トーマスは微妙なところ。全ポジションの控えを務めていたレノンはFAで去り、昨年入団のポピンガ(5巡)とキャンベル(7巡)はどちらも昨年前十字靭帯(ACL)を断裂してしまっているため、控え(およびスペシャルチーマー)の層も薄くなってしまっている。

というわけで、ドラフトまたはFAでスターター級を1人は獲らなければならない。そのため1巡5位でLB A.J.ホーク(オハイオ州立)という予想が最も多い。ドラフトではLBを2人指名するという声もある。バーネットはもともとウィークサイドもできるので、新入りはアウトサイドでなければならないことはない。

カテゴリ : Draft