ヒザの前十字副靭帯(ACL)断裂からリハビリ中のWRジャヴォン・ウォーカーが、トレードを強く求めていることがESPNのインタビューで明らかになった。ウォーカーはマッカーシー新HCに「他チームでプレーしたい」との意思を伝え、代理人もトンプソンGMに対して「トレードするか、トレード先を探させてくれ」と求めた。それに対し、水曜日にトンプソンGMが要求を拒否したとのこと。
「ここは自分にとってベストの場所ではないと感じているだけなんだ。グリーンベイ・パッカーズのユニフォームを着ることにも、再びグリーンベイでプレーすることにも興味はない」
昨年春、契約延長を求めて二度のミニキャンプをホールドアウトしたウォーカーは、結局チーム側の強硬な態度に屈して、7月末のトレーニングキャンプ初日からチームに合流した。そのホールドアウト中に泊まったウィスコンシン州内のホテルで、従業員がインターネットの掲示板に彼の滞在を暴露し、「ジャヴォン・ウォーカーに意見のある方」と呼びかけたエピソードをウォーカーは紹介。契約面でのフロントへの不信感だけでなく、ウィスコンシンでの暮らしが窮屈になったことを理由に挙げている。
昨年5月、ファーヴから公にホールドアウト中止を呼びかけられた(記事へ)ために、内外からの批判がさらに酷くなったとウォーカーは感じている。今回のインタビューでもファーヴを直接は非難しなかったものの、「選手には、暗黙のルールというものがある」と語り、弁護してくれるべきチームメイトの仕打ちを根に持っているようだ。
「あそこに戻らなきゃいけないなら、僕は引退するよ。プレーする必要はない。$85万ドル(今年計上される契約ボーナス分)を返してもいい。自分がプレーしたくないチームのために、何故またケガするリスクを押してプレーしなきゃならない? 馬鹿げてるよ」 「フットボールは愛している。でも、この1年に経験したようなリスクを冒すつもりはない。ACLを断裂して、痛み止めを飲まなきゃならなかった。フィールドに出てヒットを受けるのは、自分がプレーしたいチームのためにするつもりだ」
「マッカーシー新HCには、『あなたやあなたのスタッフを悪く言っているんじゃない。ただ、そこにいたくない選手が自分のチームにいるのはアンフェアでしょうから』と僕から話した。僕は派手な騒ぎを起こしたいわけじゃない。ただ、僕の心の平安をパッカーズに与えてほしいだけなんだ」