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Notebook: トータルディフェンスNFL9位
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年10月17日
- 現在のパッカーズはトータルディフェンス(yds)がNFL9位。失点が15位。パス守備が11位。ラン守備が13位。 高得点型の対戦相手が少なかったこと、こちらのオフェンス不振で相手がリードして保守的なオフェンスになったことを差し引いても、ジム・ベイツ新DCはよくやっていると評価されている。昨年の惨状から、「今年はまず20位以内に」という声が開幕前は多かった。
- FOX Sportsのアーロン・シュルツの記事によると、パッカーズ守備は相手のエースWRに対する成績がNFL1位とのこと。WRロイ・ウィリアムズ(DET)を13yds、WRスティーヴ・スミス(CAR)を12ydsに抑えている。全てではないにせよ、CBアル・ハリスの功績が大きいのは言うまでもない。いっぽう、相手のNo.2レシーバーに対する成績では27位。未熟なCBキャロルやCBトーマスがマッチアップした側が狙われることが多い。
- 昨年のCBアル・ハリスは、ほぼシーズンを通じて、サイドを固定せず相手のエースWRをカバーしていた。しかし今年は、開幕戦でWRロイ・ウィリアムズを専門にカバーした後の4試合は、一昨年までと同じようにほぼ右サイドに固定されている。セインツ戦では(ジョー・ホーンの欠場でエース格となった)WRスタルワースをカバーすることが多かったが、それはスタルワースがハリスのサイドにセットすることが多かったため。ハリスの能力を最大限に発揮するためにはエースWRに付けるのがいいのかもしれないが、「ディフェンスをよりシンプルにして若手選手たちの混乱を防ぐ」というのが首脳陣の意図らしい。
- 今季のオフェンス不振の理由の一つは、相手に読まれやすいことではないかと言われている。昨季まではOL陣の精密なブロッキングを活かして、読まれていてもランが出せた。その象徴が、OTバリーがエクストラTEとして入る"U-71"フォーメーションだった。しかし今年はOLのインサイドが弱く、8メンフロントで警戒をされたらやはりランが止められてしまう。第5週セインツ戦では、U-71フォーメーションを第2Q半ばまで全く使わず、敵陣ゴール前で初めて使って4ydsTDランを成功させた。
- TEババ・フランクスが先発を外れてはいるが、この2試合でTEデヴィッド・マーティンとTEドナルド・リーが合計4TD。WR陣が手薄な今、レッドゾーンでのターゲットとして重要な活躍をしてくれている。「ドナルド・リーはウチにとってすごくいい補強になっている。デヴィッド(マーティン)は、これまでで最高のフットボールをしている。ここにババが帰ってくれば、これまでになかったほどTE陣が大きな脅威になると思う」とQBファーヴ。フィルビンTEコーチは、「ジャヴォン・ウォーカーが倒れ、昨季89キャッチのレシーバーがいなくなった。誰かがそれを補わなきゃならない。TE陣はその助けになれると思う」