グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年9月 8日

FBルーチーを解雇 FBリーチが昇格

ヴォンテ・リーチパッカーズは2番手FBのニック・ルーチーを解雇し、プラクティス・スクワッドにいたFBヴォンテ・リーチをロースターに昇格させた。リーチはもともと将来性を高く評価されていたフルバックで、今夏は2番手のルーチーをプッシュすることが期待されていた。しかしキャンプ序盤にケガをしてほとんどプレーできず、先日解雇されてプラクティス・スクワッドに入っていた。

サラリーが45万ドルほど安いとはいえ、現時点ではルーチーの実力がやや上と見られており、つい2日前にはルーチーの方を選んだトンプソンGMが、今回はなぜ逆のことをしたのか。「ヴォンテをかなり気に入っている人たちがいた」とトンプソンGMは語り、リーチを狙うチームがあったことを示唆している。またJournal Sentinel紙によると、ここ数日パッカーズはルーチーをトレードに出そうとあちこちに打診していたが、買い手がなかったとのこと。リーチのケガが治って復帰可能となったことに加え、他チームからリーチに誘いがかかったため世代交代に踏み切った、という事情が想像される。

FBヴォンテ・リーチはイースト・カロライナ大出身の2年目。昨年のドラフト外でパッカーズに入団し、昨年11月末にプラクティス・スクワッドからロースターに昇格、4試合に出場した。大学2年までLBだったこともあってスペシャルチームでの使い勝手がよく、常に体重オーバーのルーチーとはその点でも異なっている。

解雇されたFBニック・ルーチーは、2003年にベンガルズからFA移籍してきた。FBヘンダーソンの後継者としての移籍だったが、本人のコンディショニング不足とヘンダーソンの驚異的な頑張りによってスターターの座を奪うことができず。2番手FBにしては出番はかなり多く、巨体を活かした豪快なランブロックを見せることも多かったが、時おり見せるアサインメントミスなど不安定さが最後まで抜けず、若手の追い上げに屈する形となった。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player