前回紹介した4人のWRは全員がロースター当確。WRの枠は5人か6人なので、残り1つか2つのイスを、今日紹介する8人が争うことになる。リターナーとしての活躍が重要なのは言うまでもない。
シンシナティ大出身、アリーナリーグでの2年を経て2003年にパントリターナーとしてパッカーズのロースター入りを果たした。1年目はWRとしては全く出番がなかったが、昨季は成長を見せて4番手を確保し、22回246yds、1TDを記録。ケガ人が出た時などに頑張りを見せた。いっぽうパントリターンは1年目が8.4yds、2年目が7.7ydsとやや平凡な数字で、スペシャリストとしては物足りない。
今春のミニキャンプではさらにWRとしての成長を見せ、簡単にCBを振り切ってフリーになるところを見せている。しかし、いかんせん5フィート9(175cm)の小兵なのが最大の懸念材料で、どの程度将来性を期待していいものか。やはりパントリターナーとしての活躍が、ロースター残留のカギになりそう。今年はリターナーもできそうなルーキーを2人ドラフトで獲ったこともあり、キャンプでの競争は楽ではない。
UCLA出身、今年のドラフト6巡指名ルーキー。通算193レセプションなどUCLA記録をいくつも塗り替えた実績を持つ。詳しくはルーキー紹介を参照のこと。サイズ(6フィート1)もスピード(4.45秒)もまずまずで、パスキャッチはかなり安定しているようだ。パントリターナーとして優れた実績があり、そのあたりも期待されている。今夏はチャットマンらとの開幕ロースター争いに勝ち残らなくてはならない。
サザン・オレゴン大から昨年のドラフト外で、ジャイアンツを経てパッカーズに入団。WR陣にケガ人が出た昨季終盤にはプラクティス・スクワッドからロースターに昇格し、2試合に出場した。パスキャッチ2回12yds、キックオフリターン3回59yds。
ノースウェスタン・オクラホマ州立大出身のドラフト外ルーキー。身長6フィート0(183cm)でスピードはそこそこだが、ルート取りがかなり優れている。ミニキャンプを見た地元記者たちの評価は非常に高く、ひょっとするとロースター枠を争うかもしれない。ダメならプラクティス・スクワッドの有力候補。
ノースカロライナA&Tから、昨春のドラフト外でラムズに入団。開幕前に解雇され、12月はじめにパッカーズのプラクティス・スクワッドへ。今春はNFLヨーロッパに派遣され、フランクフルトでパスキャッチ31回388ydsとまずまずの働きを見せた。キックオフリターンは5回114yds。
上記のWRバトラーと同じ、ノースウェスタン・オクラホマ州立大出身。昨年のドラフト外でパッカーズに入団し、開幕前にカット。今春はNFLヨーロッパに派遣され、フランクフルトでパスキャッチ10回144yds、1TD。
アラバマ州立大出身で、昨春ドラフト外でタイタンズへ。キャンプ直前に解雇され、アリーナリーグでプレーしていたようだ。
ウィノナ州立大出身のドラフト外ルーキー。地元グリーンベイ出身で、現在パッカーズのWRでは唯一の白人選手でもある。昨季はディビジョンIIトップの1,587ydsを記録している。