グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年6月14日

ドラフト指名選手紹介 9: WR/KRクレイグ・ブラッグ

6巡21位 WR/KR クレイグ・ブラッグ Craig Bragg
UCLA Senior 6-1(185cm) 196lb(88kg) 40yds/4.45秒 1982年3月15日生

経歴 : カリフォルニア州サンノゼ出身。高校ではWRとRBとリターナー、野球でも活躍した。UCLAに進み、レッドシャツを経た1年目からWR/KR/PRとして3試合に先発。2年目には全試合に先発して889yds、パントリターンでも平均16.0ydsと素晴らしい数字を残した。3年目にはキャリア最高の1065ydsを記録したが、4年目は肩の脱臼に苦しんでわずか483ydsに留まった。通算193レセプションはUCLA記録。4年連続でレセプション回数がチームトップだったのもUCLA初。

Strengths : サイズもスピードもまずまず。信頼のおける、安定したレシーバー。集中力があり、パスキャッチは上手い。肩越しのキャッチやフルスピードでのキャッチも安定している。クイックネスに優れ、滑らかな動きができる。マンカバレッジを相手とするのが得意で、ルート取りも進歩してきた。リターナー、特にパントリターナーとして素晴らしい実績がある。ブロッカーとしても良い。

Weakness : どの分野でも飛び抜けたところがなく、ややスケールが小さいかもしれない。NFLではディープスレットになれそうもない。ゾーンカバレッジが苦手で、フリーになる能力を磨く必要がある。サイドライン際のキャッチで足をインバウンズに残すことにもっと注意が必要。下記のように、ケガの懸念がある。

メンタル面 : ハードワーカーという他は、よくわからない。ワンダーリックテスト27点はWRとしては優秀な方。

健康面 : 昨季は肩の脱臼のために先発6試合に終わり、数字も大幅に落ちた。スカウティングコンバインでの40yds走の際にハムストリングを痛め、キャンパスでのワークアウトも万全ではなかった。3巡あたりの評価をされていた時期もあったが、ケガのためにドラフトでの順位が落ちたと本人は悔しがっている。入団後も、6月のミニキャンプではハムストリングを痛めて全くプレーできなかった。

パッカーズにとって : 要補強ポイントと思われていなかったWRを2人も指名したのは意外だったが、ウォーカーのホールドアウトが長引くようだと、この補強が吉と出る可能性もある。すでに2回のミニキャンプでかなり高い評価を得た2巡指名のWRマーフィと比べると、ブラッグはケガのためにかなり出遅れてしまった。パントリターナーとしての期待は大きく、開幕ロースター入りするためには、リターナーとして光るところを見せる必要がありそう。

WR陣のロースター枠は通常5人。多い年で6人。ウォーカー、ドライバー、ファーガソン、マーフィの4人まではロースター入り確定として、5番手・6番手の座をチャットマンやドラフト外のヴィンス・バトラーらと争うことになる。

etc. : 弟のダリンはノートルダム大の2年生で控えQBをしている。かつてMLBのヤンキースなどで活躍(通算1390安打・打率.290)したロベルト・ケリーは従兄。

カテゴリ : Draft, Player