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Minicamp - Day 1: ファーヴは今回欠席
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年4月29日
- ミニキャンプ初日は、屋内練習となった模様だ。(写真)
- 極めて異例のことだが、QBブレット・ファーヴが今回のミニキャンプを欠席することになった。「本人は来るつもりだったが、『家で家族と一緒に過ごせ』と私が言い聞かせた。来いと言えば彼は来ただろう。彼は精神的に大変な一年を過ごしてきた。(15年もやってきて)今日パスを投げようが投げまいが、シーズンには影響など出ない。私は全く心配などしていない」とシャーマンHC。6月のミニキャンプは?と聞かれると、そちらの欠席も否定はしなかった。
- かつてなかったことらしいが、ブレット・ファーヴは個人トレーナーとともに、自宅でのトレーニングを始めているとのこと。それで十分だと言うシャーマンHCは、「大事なのは彼がフレッシュにシーズンを迎えられることだ」
- FBウィリアム・ヘンダーソンは今週初めに父が心臓発作を起こしたとのことで、欠席を許されている。WRジャヴォン・ウォーカーはやはり無断欠席(自主参加名目なので法的には『無断』とは言えないが)。ウォーカーが全員参加のミニキャンプも休む(罰金は科されるはず)つもりなのか、どの程度のホールドアウトをするつもりなのかは、いずれはっきりしてくるはず。
- 家庭内トラブルで逮捕されたRBアーマン・グリーンも、地元フロリダで捜査の対象となっているCBアル・ハリスも、元気にミニキャンプ練習に参加している。
- 練習内容そのものは非常に活気があり、良いテンポで行われたようだ。QBファーヴに代わってスターターとして投げているのはQBクレイグ・ノールで、コントロールも球速もあり、この日は明らかにオサリバンよりも良かったという証言が多い。1巡指名のQBロジャースは他のルーキーとともに金曜日から合流する。
- 注目のOL陣の1stユニットは、LTブラッド・ベデル(クリフトンはヒザの手術から回復途上)、LGエイドリアン・クレム、Cマイク・フラナガン(制限付き)、RGグレイ・ルーガマー、RTマーク・タウシャーだ。
- 昨季は一時350ポンドを超えていたというOTケヴィン・バリーは、昨季終了時にシャーマンHCからかなり厳しく諭されたようで、今オフは真面目に減量に取り組んできた。本人もコーチも実際の数字は明らかにしなかったが、目標の325ポンドに近いらしい。「あの動きの良さには感心したよ。まるで猫のようだ」とベクトルOLコーチも上機嫌。今年は控えRTだけでなくRGで先発を争うチャンス。
- ジム・ベイツ新DCの存在感は初日から強烈で、大人しい理性的なタイプだったエド・ドナテルDCやボブ・スロウィックDCとは、全く雰囲気が異なっている。前任の2人とは違って、DL陣の個人ドリルにも入って熱心な指導。チーム・セッションでもプレーの直後に割って入り、「このアサインメントを覚えとけ!」と叫んだりしている。見ていた記者も、またシャーマンHCも、「故フリッツ・シャーマーDCを思い出すね」と語っている。
- ジェームズ・リーとドネル・ワシントンが1stユニットのDTに入った。DTグレイディ・ジャクソンはヒザの手術から回復途上。DEの1stユニットはやはりバジャ=ビアミラとキャンプマン。ケニー・ピーターソンはDEとDTの両方でプレー、コーリー・ウィリアムズはDTのみ、カレン・ジェンキンズはDEのみをプレーした模様。
- DTクリディアス・ハントは火曜日のコンディショニング・テストの際にハムストリングを痛め、チーム練習には参加できないという彼らしいスタート。首脳陣の忍耐がどこまで続くか。
- LB陣の1stユニットは、ネイヴィーズが肩のケガから回復途上のためか、ナイル・ディッグスが古巣のストロングサイドを務め、新加入のレイ・トンプソンがウィークサイド。もちろんミドルはバーネット。
- セーフティ陣は、マーク・ローマンと新加入のアーテュロ・フリーマンが1stユニットを構成した。2巡・4巡ルーキーが加わってきた時にどうなるか。
- WRを2人もドラフト指名したことで尻に火がついた形のWR/KRアントニオ・チャットマンだが、難しいキャッチをいくつも決め、上々のスタート。ウォーカー不在で、1stユニットはドライバーとファーガソン(制限付き)。未契約のTEフランクスに代わってデヴィッド・マーティン。
- 問題続出のパッカーズにもかかわらず、マイク・シャーマンHCは昨年までよりもリラックスした様子で報道陣と接している。「今はもうGMではないので、そういった質問に必ずしも答える必要がないからね。そのようなことに私は関わりたくないし、まあそれはテッド(トンプソンGM)も同じだと思うけれど。契約の問題について話す時は、こちらのチーム組織対相手陣営、ということになり、ちょっとした発言が文脈から切り離されて曲解されたり、誤った解釈をされたりする。これまではできる限りそのような事態を避けようと努力してきたが、今は(コメントしない)理由ができた」