先日グリーンベイを訪問した、元ドルフィンズのSアーテュロ・フリーマンがパッカーズと1年契約を結んだ。詳細は不明だが、最低額の$540,000ドルに近い線ではないかと見られている。能力的に、文句なしのスターターというレベルではないが、ドルフィンズではジム・ベイツDCの下で5年間プレーしており、システムを熟知していることを評価しての獲得であるのは間違いない。
現在28歳のSアーテュロ・フリーマンは、サウスカロライナ大から2000年のドラフト5巡でドルフィンズ入り。5年間で72試合に出場、29試合に先発している。3年目に先発SSの座をつかむが、翌年はサミー・ナイトの加入で再び控えに。昨年は元パッカーズのアントワン・エドワーズとの先発FS争いに敗れ、開幕当初は控えに回ったが、ベイツDCが暫定HCに昇格するとエドワーズは解雇され、このフリーマンがスターターとなった。(4月4日の記事も参照)
ジム・ベイツDC。「非常に良い補強だ。彼が我々のシステムをずっと経験し良く理解していることは、チームの役に立つことだろう。彼は全ての面をうまくこなすことができる。文句なしのスターターになれなかったのは、安定性に欠けるからだ。良い試合があったかと思うと、出来の悪い試合もある。向上させる必要があるのは、安定性だ。彼がスターターと決まったわけではない。先発争いはワイドオープンだし、彼もそのことは理解している。他の選手と同様、彼にもチャンスが与えられるだけだ。彼のアドバンテージは、システムをよく知っているということだ。スターターとなるためには、安定性を向上させなければならない」
フリーマンはストロングセーフティの経験もあるが、やはりランサポートよりもパスカバーを得意とするフリーセーフティと見られている。しかし、ベイツDCはまだどちらかに決めてはいないようだ。「ドラフトも含めて、全てが落ち着いてからじっくりと見極めることになるだろう。彼には両方の経験がある。それにウチのシステムでは、両セーフティはインターチェンジャブル(交換可能)でなければならない」